【2024年】外壁塗装の助成金・補助金の条件と注意点
外壁塗装工事は、リフォーム工事の中でも大きな費用のかかる工事です。
国や自治体からの助成金や補助金で負担が少しでも軽くなればと考える方も多いかと思います。
広島県福山市の外壁塗装、屋根塗装ならイマガワペイントにお任せください。
一級建築士、一級塗装技能士が在籍するイマガワペイントが、今回「外壁塗装の助成金・補助金の条件と注意点」についてご紹介します。
お得に外壁塗装工事を行いたい方は、ぜひ参考にしてください。
外壁塗装における助成金・補助金とは?
外壁塗装における助成金・補助金とは、規定された条件を満たした場合に、自治体から支給されるお金のことです。
支給される金額は自治体により様々で、基本的に現金にはなりますが、商品券やポイントで支給する自治体もあります。
助成金・補助金は、現金支給の場合工事3週間後に銀行口座へ振り込まれることが一般的です。
必ずしも助成金がある訳ではない
外壁塗装の助成金や補助金は、全ての自治体にある訳ではありません。
助成金・補助金が無い自治体にお住まいの方は受け取ることができませんが、国の助成金制度の活用は可能です。
外壁塗装が助成対象となるのは、長期優良住宅化リフォーム推進事業です。
外壁塗装のみ工事では対象外ですが、耐震性能や省エネルギー性を向上させるリフォームを同時に行う場合、助成金が支給されます。
参考:長期優良住宅化リフォーム事業【総合トップページ】 (kenken.go.jp)
その他行われている「こどもエコすまい支援事業」、「断熱リフォーム支援事業」、「住宅エコリフォーム推進事業」といった制度は、外壁塗装は助成対象外となりますので、ご注意ください。
支給条件・対象者は自治体により異なる
外壁塗装に利用できる助成金・補助金を利用にするには、支給条件を満たし、申請を済ませたのちに、自治体による審査を受ける必要があります。
支給対象となる建物は、基本的には居住用住宅に限られていますが、一部の自治体では、ビルや、マンション、アパート、店舗兼用住宅の個人住宅部分も助成金の対象となる場合もあります。
助成金・補助金の対象者は、個人としてだけでなく法人による申請も認める自治体もあります。
その一方では、子育て、新婚世帯など条件が定められている自治体もあります。
助成金・補助金により細かな条件が異なるため、活用したい方は、支給条件を各自治体のホームページから詳細を確認することをお勧めします。
また、自治体に助成金・補助金があったとしても、外壁塗装のみを行うだけでは条件を満たすことができない場合もありますので、注意してください。
助成金と補助金の違いは?
助成金と補助金が意味することはほぼ同じですが、言葉の定義は異なります。
多くの場合、助成金は規定条件を満たすことで受け取ることができますが、補助金は特定の政策目標を達成するために有効と認められた申請にのみ与えられるものです。
助成金の審査は、規定された内容に沿って必要な情報があるかを確認しますが、補助金では、提出された計画の品質や実現可能性の審査もあります。
補助金というのは、受け取ることが難しく不可になることが多いですが、助成金では必要な条件をクリアすればもらいやすいといった違いがあります。
厳密な言葉の違いを解説するとこのようになりますが、外壁塗装における助成金と補助金ははっきりとした区別がなく使用されることが多く、助成金と補助金どちらにしても返済の必要はありません。
外壁塗装の助成金・補助金の種類
外壁塗装で主に利用できる助成金は、大きく2種類あります。
どちらの制度であっても助成金には予算がある場合がほとんどです。
予定されている受付期間内であっても、予算に到達し次第締め切りとなってしまうため、助成金を利用したい方は、お早めの申請をおすすめします。
省エネリフォームの助成金・補助金
遮熱効果ある塗料を使用して外壁屋根塗装を行う場合に、省エネリフォームの助成金を利用することができます。
遮熱塗料は、太陽光の光エネルギーを効率良く反射することで熱エネルギーへの変換を抑制させます。
温度上昇を抑えることになりますので、夏場の冷房にかかる電気代を抑える効果が期待できます。
省エネ住宅の普及を目的とする制度となるため、省エネ効果のある「遮熱性塗料で塗装すること」が支給条件となっているのです。
そして、遮熱塗料には性能の品質指標となる日射反射率などのJIS規格があり、自治体が規定する品質基準を満たす必要があります。
支給金額は、「工事費用の20~50%」または「塗布面積(㎡)×2,000円」のうち、いずれか低い額(支給金額上限20万円~70万円)程度となります。
遮熱性能の高い遮熱塗料の例
日進産業:ガイナ
日本ペイント:サーモアイ
エスケー化研:クールタイト
リフォームの助成金・補助金
一般的なリフォーム工事を支給対象とする助成金も、外壁塗装に利用できるものもあります。
経済的負担を軽減、地域活性化を目的とした制度で、居住している地域の業者に工事を発注することが支給条件の場合が多いです。
支給金額は自治体によって異なりますが、外壁塗装費用の5%~20%(支給金額上限5万円~20万円)を受けることができます。
その他、支給条件や対象者を限定する自治体もあり、中古住宅や空き家のような物件に制限されていたり、移住者や多世代同居世帯といった対象者を規定する制度もあるので該当するかの確認が必要です。
制度の種類・目的次第で、支給条件や助成金の対象者が異なるため、リフォームを検討の方はお住まいの自治体の助成金情報を細かく確認することをお勧めします。
外壁塗装の助成金・補助金を受け取るための注意点
外壁塗装の助成金・補助金の受け取るにはいくつか注意すべき点があるので以下で解説していきます。
受付期間内に手順通り申請する
多くの助成金・補助金には申請期限があり、「年度はじめの4月~翌年4月」「4月から12月まで」「上半期・下半期に分けて2度期間を設定」のいずれか場合がほとんどです。
そして、予算がある場合が多く、期間中であっても予算に到達した時点で受付終了となり、助成金を申請できない場合があります。
申請の手順は自治体により多少の違いがありますので、各自治体が定める手順通りに行わないと受け付けてもらえないこともありますので、注意が必要です。
基本的には工事を行う前に申請が全て完了していることが原則なので、終了した工事に対して申請はできないと考えておきましょう。
基本的な申請手順・受け取りまでの流れ
①助成金の申請書の入手
②塗装業者から見積書を受領
③自治体へ必要書類を提出
④自治体による審査
⑤外壁塗装工事の施工
⑥自治体に実績報告書と請求書を提出
⑦自治体から指定口座へ振り込み
必要な書類を揃える
助成金申請の際に必要な書類は以下になります。
・本人確認書類
・登記事項証明書
・納税証明書
・施工業者からの見積もり書
・自治体の外壁塗装申請書
外壁塗装の助成金・補助金では施工業者からの見積書が必要となる自治体がほとんどです。
そのため申請するためには、まず施工業者に現地確認や見積もりを依頼する必要があります。
外壁屋根塗装の見積もりで確認すべきポイントについて、以下で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしください。
参考:外壁屋根塗装の見積もりで確認すべきポイント – 外壁塗装専門店【イマガワペイント】福山市・笠岡市 (imagawa-paint.com)
自治体が指定した業者で工事をする
外壁塗装の助成金・補助金の支給条件として、市区町村内の施工業者に依頼するという条件を設ける自治体が多くあります。
自治体が指定した業者に工事を依頼するようにしましょう。
税金を滞りなく納める
税金の滞納者は助成金を申請することができません。
ここでの税金とは、「市民税」「国民健康保険税」「介護保険料」など自治体に納税義務のある税金全てを指します。
滞納審査においては、家主だけではなくて世帯全員の納税状況が審査されますので、注意をしましょう。
申請・認定に時間がかかる
自治体に助成金・補助金を申請する場合、申請手続きや認定までに時間がかかります。
特に補助金は、申請受付や工事完了報告書の提出に期限が設けられているため、書類の細部にまで目を配りながらも、決められた期限内に提出する必要があります。また申請後も、助成金・補助金交付の認定を受けるまでには、一般的に3週間ほどの時間がかかります。
外壁塗装が対象の助成金・補助金制度の検索方法
最後に、外壁塗装を対象とする助成金・補助金制度の簡単な検索方法をご紹介します。お住まいの地域の助成制度について知りたい方は、ぜひご活用ください。
地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト
どの自治体が住宅リフォームに関する助成金・補助金を用意しているかは、先述の「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」で調べられます。
参考:地方公共団体における住宅リフォーム支援制度検索サイト (j-reform.com)
検索の仕方としては、まず同サイトのトップページにて希望の市区町村を選択し、次に助成内容を選択肢から選んでいくのが基本となります。外壁塗装の場合は、「支援分類」から「省エネルギー化」を選択して、「検索ボタン」を押してください。すると、青文字で対象地域が実施している助成制度の一覧が表示されるので、外壁塗装に関連しそうな名称のものをクリックして確認しましょう。
「省エネルギー化」でヒットしなくても、市区町村だけ選び大雑把に検索をかけると、その自治体が実施しているリフォームに関する助成制度の全一覧が表示されます。そこで外壁塗装に関するものが見つかるかもしれません。
ただし、同サイトに掲載されている情報は古い場合もあるため、注意が必要です。申請する自治体がすでに決まっているのなら、当該の自治体HPを確認したり、担当部署に直接問い合わせたりするなどして裏を取ると確実でしょう。
まとめ
今回は、外壁塗装の助成金・補助金の条件と注意点について解説してきました。
助成金・補助金は、お住まいの自治体により支給内容や条件が異なります。
該当する助成金があっても申請の手間や審査に時間がかかり、予算が無くなれば期間中でも終了する場合があります。
助成金・補助金の利用に慣れている施工会社であれば、申請のフォローを対応してくれますので、会社選びの一つの基準として考えるのも良いかと思います。
広島県福山市・岡山県笠岡市で屋根外壁塗装をご検討中の方は、
イマガワペイントへご相談ください。
お困りごとをお聞きして、お客様目線のご提案を心がけております。
福山市と笠岡市に4つのショールームがございます。
どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ!