外壁塗装・張り替え・カバー工法の違い:メリット・デメリットと費用
外壁工事には、塗装、張り替え、カバー工法といったリフォーム方法があります。
どの方法を使って外壁工事をするべきか、その違いはなにかを詳しく知ることで、予算や状況に合うものを見つけられます。
広島県福山市の外壁塗装、屋根塗装ならイマガワペイントにお任せください。
一級建築士、一級塗装技能士が在籍するイマガワペイントが、今回「外壁塗装・張り替え・カバー工法の違い:メリット・デメリットと費用」についてご紹介します。
住宅の気になる点を早期に解決したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
外壁塗装・張り替え・カバー工法それぞれの違いとは
一般的に外壁のリフォームによく用いられるのは、外壁塗装です。
その他にも、張り替えやカバー工法という施工方法があります。
それぞれの施工方法で何が違うのか、詳しく解説していきます。
外壁塗装
外壁塗装は、外壁の住宅リフォームでよく用いられる工事方法です。
外壁の劣化を修繕し、回復させる作業を指します。
外壁塗装の工程は、まずひび割れやコケなどの劣化部分を修繕します。
修繕するときには、下地処理を行い、塗料が吸着し定着する作業があります。
その後、新たな塗料で壁の保護と補強を行います。
張り替え+塗り替え
外壁工事にあたる塗り替えとは、外壁の保護を目的として行うメンテナンスです。
外壁の経年劣化により防水性が下がったり、ひび割れが起こったりした際に、塗料を上塗りする作業を指します。
外壁の汚れは10年ほどで目立ってきます。
その為、外壁の機能面というよりは、外観の美しさが失われていることも多くあります。
このような時に、塗り替えを行うことで、外壁の美しさを取り戻し、外壁を保護できます。
張り替えは、外壁材ごと撤去して、外壁から作り変える作業です。
新しい外壁を作ることで、家の強度を高め、下地も作り変えることができます。
耐久性や防水性も向上し、壁内部の点検作業も行えます。
カバー工法
外壁工事のカバー工法は、その名の通り住宅をカバーする工法です。
従来の外壁に沿う形で、壁を貼り付け、補強する作業です。
外壁内部の強度が問題ない状態でも、外壁そのものの耐久年数が尽きそうな場合カバー工法を使用してリフォームを行います。
外壁塗装が剥がれる主な原因については、下記の記事で解説していますので、参考にしてください。
参照:外壁塗装が剥がれる主な原因と対策:効果的なメンテナンスと補修方法-外壁塗装専門店【イマガワペイント】福山市・笠岡市
外壁塗装・張り替え・カバー工法のメリットとデメリット
外壁塗装、張り替え、カバー工法はそれぞれ工事内容が違います。
外壁のリフォームで重要なのは、何が必要な工事であるのかを把握することです。
それでは、外壁塗装、塗り替え、カバー工法のメリットとデメリットについて解説します。
外壁塗装のメリット
- 外構費用が安い
- きれいな外観
- 防水性
- 遮熱性向上
- 耐久年数がある
外壁塗装のメリットは、他の施工よりも費用が安いという点です。
軽度な外壁の修繕作業をメインとしている為、費用を安く抑えられます。
外壁塗装を行うことで、きれいな外観を維持できます。
また、工事を行うことにより、防水性や遮熱性を高められるという点もメリットです。
塗料の種類によっては、耐久年数が20年ほどのものもあり、安く長く安心して住めるリフォームを行えます。
外壁塗装のデメリット
- 外壁の状態によっては工事が不可能
外壁塗装でのデメリットは、外壁がかなり傷んでいる場合は、外壁塗装だけでは補いきれないところです。
追加の工事が必要となり、その分費用や期間がかかることも。
家の外壁が痛みだしたらすぐに工事を検討することで、軽度な修復作業とメンテナンスで済みます。
欠陥があるのに、放置してしまえば、大規模な修繕作業が必要となりますので注意しましょう。
外壁塗装の流れと期間については下記の記事を参考にしてください。
参照:外壁塗装の流れと期間について解説-外壁塗装専門店【イマガワペイント】福山市・笠岡市
張り替えのメリット
- 安心して住める住宅
- 防水性を改善
- 新しい雰囲気の家になる
- 遮熱性の改善
- 内部の点検ができる
- 好きな外壁材を選択できる
住宅の張り替えのメリットは、既存の外壁材を取り除き内側から新しくするので、安心して長く住めます。
新しく作り変えるので、紫外線や雨などの、劣化の脅威に怯えることもありません。
高性能な機能面が維持できるのが、最大のメリットです。
また、好きな外壁材を選択できるので、状況に合う材料を使用できます。
張り替えのデメリット
- 費用が膨らむ
- 工期が長い
張り替えのデメリットは、費用面が高いという点です。
一から作り直す作業となる為、既存の材料を撤去し、新しくする作業は材料代や人件費がかかります。
やり直すということは、その分作業工程も多くなり、時間がかかるのです。
張り替えることでのメリットも大きい分、コスト面では大きなダメージとなることも珍しくありません。
カバー工法のメリット
- 張り替えよりも費用を抑えられる
- 耐久年数が長い
- 遮熱性と遮音性の向上
- 耐震性に優れている
- 工期が短く済む
カバー工法のメリットは、張り替えよりもコストを抑えることができ、同等の耐久年数を維持するという点です。
外壁を二重にする構造の為、遮熱性や防音性に優れた住宅となります。
費用面は、張り替えよりは安く済みます。
さらに張り替えよりも工期を短縮することができるので、コスト面と耐久性、性能などを比べ、カバー工法を選ぶ方もいらっしゃいます。
カバー工法のデメリット
- 耐震性の低下
- 傷みが激しい場合は工事不可
- 外観のバランスが悪くなることも
カバー工法のデメリットは、元ある外壁にプラスして壁をつくるので、外壁全体の重みが増します。
そのせいで、住宅全体が重くなり、耐震面が低下する場合があるのです。
また、外壁の痛みが激しい場合には、カバー工事が行えないこともあります。
そして、厚みのある外壁は、デザイン面での美しさを保てない場合があります。
屋根のカバー工法については下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
参照:屋根葺き替えとカバー工法どっちの方がいい?徹底比較!-外壁塗装専門店【イマガワペイント】福山市・笠岡市
外壁塗装・張り替え・カバー工法の費用
では、外壁塗装・張り替え・カバー工法のそれぞれの費用面についてみていきましょう。
下記の表を参照してください。
工事 |
平均的な金額(30坪あたり) | 平均的な耐用年数 |
外壁塗装 |
60万円~100万円 | 10~25年程度 |
張り替え |
金属系サイディング:約150~220万円 窯業系サイディング:約160~230万円 木質系サイディング:約170~240万円 樹脂系サイディング:約190~250万円 |
30~40年程度
|
カバー工法 |
約180万円~240万円 | 30~40年程度 |
※あくまで参考となる目安であり、現在の状況や、住宅の施工面積、材料などで変わります。
費用面でいえば、安価なものは外壁塗装工事です。
張り替えやカバー工法は高価ではありますが、耐用年数が長く、長期的な面でいえば、相応の値段だと言えます。
さらに使用する材料によって、性能面がさらに向上します。
それに伴い、費用は高くなる傾向にあります。
今の住宅には、何が必要であるのかを十分に吟味してから、外壁リフォームを検討しましょう。
まとめ
今回は、外壁塗装・張り替え・カバー工法の違いと、メリット・デメリットや費用について解説しました。
ひとえに外壁リフォームといっても、工法や工期、費用においてもそれぞれに差があります。
外構塗装や張り替え、カバー工法は、住宅の状況によって必要となるリフォームの仕方が異なります。
今の住宅の状況と、今後必要となる性能面を把握して、より良い住宅リフォームを検討しましょう。
広島県福山市・岡山県笠岡市で屋根外壁塗装をご検討中の方は、
イマガワペイントへご相談ください。
お困りごとをお聞きして、お客様目線のご提案を心がけております。
福山市と笠岡市に4つのショールームがございます。
どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ!