外階段やシャッターボックスなどの鉄部塗装の注意点
本日は、鉄部塗装についてご説明したいと思います!
外階段やシャッターボックスの塗装は必要なの?
鉄部塗装ってどの部分があるの?
といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
実はこれら鉄部塗装、必ず塗装して欲しいとても重要なポイントなのです!
サビの発生
そもそも鉄は、大気中の水分と酸素に反応して酸化し、腐食します。
これが酸化鉄、サビの発生になります。
このサビの発生を防ぐ為に、鉄部を塗装し塗膜で覆う事によって鉄部を保護しています。
ですが、鉄部のサビはどんなに防錆処理を行なっていたとしても、経年劣化などにより必ず発生してしまいます。
これを放置すると、徐々に建物の外観が損なわれてしまうだけではなく、サビの発生により、鉄の強度が落ちて行き、最終的には穴があいたり、崩れ落ちたりといった危険性もあります。
その為、鉄部塗装は定期的なメンテナンスが必要な箇所の一つなのです!
メンテナンスのタイミング
鉄部を守る為には、鉄部を保護している塗膜を正常に保つことが大事です。
鉄部を覆っている塗膜は、日々雨や紫外線などにさらされて劣化していきます。
塗膜が劣化して鉄部を保護できなくなる前に塗装をすることで、鉄部の寿命は延びます。
塗膜の劣化症状
①色あせ
②チョーキング現象‥‥触ると手に粉が付く現象
③ひび割れ
④剥がれる
チョーキング現象は触ると手に粉が付く、一番わかりやすい劣化症状です。
これを放置すると塗膜がどんどん劣化していきサビの発生につながる為、塗膜が鉄部の保護が出来ているうちに再塗装を行うのが理想的です。
今まで特に気にしていなかったという方も、もし外壁塗装を考えていたら鉄部の塗装も一緒にしてもらうといいでしょう!
住宅で鉄が使用されている部分
実は、住宅に鉄が使用されている部分は意外と多いです。
鉄部塗装を完璧に施工してもらうには、ご自宅の外装のどこに鉄部があるのか事前に把握しておきましょう!
・屋根(トタンなどの金属屋根)
・外壁(金属系サイディング)
・雨戸/戸袋/雨どい/シャッターボックス
・破風/鼻隠し/庇/笠木
・水切り
・門扉/外階段/ポスト
・柵/フェンス など
シャッターボックスは、窓付シャッターの上にあるシャッターを収納するための物です。
素材は一般的にはスチール製が多く、塗装が必要です。(アルミ製やステンレス製の場合は塗装不要です。)
ここで注意なのが、シャッター表面の塗装はオススメできないという事です。
それはなぜかというと、開け閉めを繰り返すことで塗装をしてもすぐに剥がれてしまい、美観を損ねてしまうからです。
さらに、塗装をすることで厚みが付き、シャッターの開け閉めが出来なくなり故障をする恐れがあります。
どうしてもという事であれば、塗膜の薄い吹き付け塗装などで対処可能です。
そういった場合でなければ、シャッター表面はそのままがいいでしょう。
鉄部塗装の際に確認して欲しい事
鉄部塗装は、ただ上から塗装をするだけではダメなんです!
鉄部塗装をする際には注意したい点がいくつかあります。
ぜひ、鉄部塗装を考えている方は確認してみて下さい。
1.最も重要な工程「ケレン作業」を行っているか
鉄部を塗り替える上で、一番重要なのが汚れやサビ、既存塗膜を工具などを使って落とすケレン作業です。
ケレン作業によって既存のサビがとれていないと、上から塗料を塗ってもサビの進行は止まりません。
また、ケレンが不十分だと塗料が上手く密着せず、すぐに塗料が剥がれてしまう事もあります。
丁寧なケレン作業が成功のポイントなのです。
ケレンをしっかりやってくれる会社なのか、会社の施工事例や見積り時などで確認しましょう!
2.下塗りにサビ止め塗料が使われているか
下塗り材として、錆止め塗料が使われているかの確認は必要です。
錆止め塗料は大きく分けて、①油性系、②エポキシ樹脂系の2つに分けられます。
さらに油性系は、油性系(1種)と合成樹脂系(2種)に分けられます。
最近では、性能と施工性のバランスのとれたエポキシ樹脂系がよく使われています。
3.上塗り塗料の耐久年数は適しているか
鉄部塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本です。(中塗りと上塗りは同じ塗料を使用)
丁寧に下準備を行ったとしても、仕上げの上塗り塗料の耐久年数が5年程度しかなければすぐに再塗装をしなければなりません。
外壁や屋根などのリフォームの時期に合わせて行えるよう、耐久年数も含めて上塗り塗料を選択しましょう。
4.塗料の塗布量は守られているのか
どれだけ高耐久の製品を使ったとしても、規定量を守って正しく施工されていなければ効果は発揮されません。
その製品の持つ性能を正しく発揮する為にも、きちんと規定量を守ってくれる業者なのかを見極めなければいけません。
メーカーの仕様書に塗布量が記されているので、正しく見積りされているのかや、施工時の未開封上塗り塗料缶数や空き缶の写真を見せてもらうなどで正しい量が使われているのか確認するのもいいと思います。
5.鉄部の色は外壁や屋根などの色に合わせて決められているか
鉄部の色は、現在の外壁や屋根、地域色の事などを考えて決めなければいけません。
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まとめ
鉄部の塗装は、大切なご自宅をキレイに長く保つために必要なメンテナンスの一つです。
鉄部を保護する塗料にチョーキング現象などの劣化が見られたら、理想的なメンテナンスのタイミングです。
鉄部塗装の一番重要な工程、汚れやサビなどを落とす「ケレン作業」をしっかりしてくれるのか、最適な塗料を使用してくれているのか、などをしっかり確認して納得のいく鉄部塗装にしましょう!
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