外壁塗装の「艶」とは?艶有と艶消しの違いを解説
外壁塗装での艶とは、光沢のある塗料を使った外壁のことを指します。
外壁塗装には、艶有のような光を反射する壁と反対に艶消しをしてマットなイメージを出すデザインがあります。
艶を出す外壁と艶消しはどちらを使用するべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
広島県福山市の外壁塗装、屋根塗装ならイマガワペイントにお任せください。
一級建築士、一級塗装技能士が在籍するイマガワペイントが、今回「外壁塗装の「艶」とは?艶有と艶消しの違い」についてご紹介します。
外壁塗装で艶有と艶消しのどちらにしようかお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
外壁塗装の艶とは?
外壁塗装の艶とは、光沢のあるデザインを言います。
まず、外壁塗装には、艶有と艶消しの2種類があります。
艶は、外壁の見た目を決める重要なデザインです。
外壁塗料の多くには艶入りのものです。
初めから艶を出す塗料が含まれているので、そのまま使用すれば、艶有の外壁になります。
艶の種類
艶といっても5つの種類に分かれています。
艶の種類は、光の反射率によって異なります。
種類 | 光の反射率 |
艶消し |
5% |
3分艶 |
10%以上 20%以下 |
5分艶 |
30%以上 40%以下 |
7分艶 |
55%以上 65%以下 |
艶有り |
70%以上 |
艶消しは、ほぼ光の反射率がない塗料です。
見た目での艶消しの大きな違いは、マットな質感だと言えます。
艶塗料の配分によって、光沢度が増し、光が当たることでキラキラと輝くような壁面になります。
艶有と艶消しはどちらが良い?
艶有と艶消しどちらにするのか、現在悩まれている方も多いかもしれません。
結論から言えば、どちらの塗料を選ぶのかは好みによります。
キラキラと光沢のある壁が好きならば、艶有りを選択するでしょう。
また、マットな質感や周囲の外観との調和を選ぶとしたら、艶消しがおすすめです。
このように、住んでいる場所や求めているもの、好みによって艶有と艶消しを選ばれる方が大半です。
どちらかが良いというものではありません。
もちろん施工時に注意するべき点などもありますが、一番はご自身が納得できる施工となるかという点です。
様々な角度から艶有と艶消しの双方の良さと問題点について確認しましょう。
艶有と艶消しのメリットとデメリット
艶有と艶消しを使用する上でのメリットとデメリットについて解説します。
艶有
🔶メリット
艶有のメリットは、耐久性面と耐候性が維持できます。
表面の光沢は、フラットになっており汚れがつきにくいという利点もあります。
輝きはもちろんのこと、塗りたての壁面は新築のような美しさを演出してくれます。
艶有の塗料は種類が豊富にあります。
好みに合わせ塗料を選べますし、取り扱うメーカーの種類も多くあります。
🔶デメリット
艶有のデメリットは、光沢のある壁面がうりではありますが、長く持続させることが難しいという点です。
およそ2~3年経つと、表面の光沢が剥がれ落ちてしまうことも珍しくありません。
長く美しい状態を保つという観点でみれば、表面の輝きは一過性のものと言えるでしょう。
艶の塗料の配合を抑えた、5分艶や7分艶にすると、配合分が少ない為、さらに短い年数になることを考慮しなければいけません。
艶消し
🔶メリット
艶消しのメリットは、近年流行りのマットな質感を楽しめます。
艶消しを使用した塗料なら、重厚感のある大人なデザインを演出できます。
デザイン性が高く、おしゃれな外壁を望まれる方におすすめです。
🔶デメリット
艶消しのデメリットは、耐候性が低下します。
ザラザラとした質感が特徴的な艶消しですが、その分汚れも付着しやすくなります。
色の選択幅は決して多くないので、限られた塗料の中から使用するものを選ばなければいけません。
また、艶有の塗料に調合材を混ぜて艶消しにする場合、価格の高騰も避けらない問題です。
艶消しは、好みによるものなので、どのようなデザインを求めているのかを考慮するべきです。
外壁塗装のタイミングや適切な季節が知りたい方は下記の記事で解説していますので、参考にしてください。
参照:外壁塗装はいつするのがいいの?最適な季節とタイミング-外壁塗装専門店【イマガワペイント】福山市・笠岡市
艶有と艶消しを選ぶ時の注意点とは
外壁塗装で艶有と艶消しのどちらを選ぶのかによっても注意するべき点があります。
以下で解説しますので参考にしましょう。
好みを反映させて艶の度合いを選ぶ
艶有と艶消しを選ぶ時には、自分の好みを反映させた艶の度合いによって選びましょう。
艶の度合いによって、壁面の色味は大幅に変わってきます。
艶の塗料は5種類あり、その中でもご自分の好みに合うものを見つけてください。
納得のできる外壁塗装を行わなければ意味がありません。
一般的にポピュラーなものは艶有
艶の塗料の中で、無難に選ばれているものは艶有です。
艶のあるデザインの壁面は、多くの住宅で取り入れられています。
外壁の塗料にこだわりを持たれていない方は艶有がおすすめです。
艶有は艶消しに比べ、耐久性が高いので、家の性能面をみても安心できます。
見本チェックは忘れずに
艶有、艶消しのどちらのデザインを選んだとしても、見本のチェックは必ず行いましょう。
見本には各種メーカーが発行するさまざまな種類の塗料や色があります。
メーカーによって色味も異なりますから、まずはご自身の目でしっかりと吟味する必要があります。
好みのものを見つけることで、仕上がりのイメージがつきやすいはずです。
理想とする外壁塗装を行う為にも、見本のチェックは必ず行ってください。
また、塗料を選ぶ段階で疑問に感じたことは、担当者に質問しましょう。
屋外での確認はマスト
艶有と艶消しを選ぶ時の注意点は、野外での確認を行うことです。
これは、どちらの塗料を選んでも言えることであり、見本だけでチェックしていると仕上がりのイメージと異なっていることも珍しくありません。
「これは間違いではないか」「こんな仕上がりになるとは思わなかった」とトラブルになる場合もあります。
見本を見るのはだいたい屋内での打ち合わせの時です。
しかし、実際に施工する外壁は屋外であり、光が当たり具合によって色合いや質感が違ってきます。
好みの配色でオーダーする為には、必ず屋外でのチェックが欠かせません。
可能ならば、晴れの日と雨や曇りの日の2パターンほどでチェックしましょう。
外壁塗装で失敗しない色選びについて知りたい方はこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
参照:外壁塗装で失敗しない色選び 3つのポイント-外壁塗装専門店【イマガワペイント】福山市・笠岡市
まとめ
今回は、外壁塗装の「艶」とは?艶有と艶消しの違いについて解説しました。
外壁塗装における艶とは、光沢のある壁です。
光沢の度合いにより、艶有、艶消し合わせて5種類に分類されます。
艶の配合率により、光沢の度合いが変わってきます。
艶有、艶消しともにそれぞれメリットとデメリットがあります。
艶有と艶消しどちらを選んで外壁塗装をするのか、その際に注意するべき点は必ず抑えましょう。
広島県福山市・岡山県笠岡市で屋根外壁塗装をご検討中の方は、
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