【漆喰の家のメリットとデメリット】後悔しないための選び方と快適な暮らし方

自然素材の家に憧れて「漆喰の家」に興味を持ったけれど、本当に快適なのか、後悔しないか不安を感じていませんか?漆喰には多くの魅力がありますが、実は注意点もあります。この記事では、漆喰の家のメリット・デメリットをわかりやすく解説し、後悔しないためのポイントをお伝えします。
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一級建築士、一級塗装技能士が在籍するイマガワペイントが、今回は「【漆喰の家のメリットとデメリット】後悔しないための選び方と快適な暮らし方」についてご紹介します。
外壁塗装について気になる方は、ぜひ参考にしてください。
また、外壁塗装で気をつけるべきポイントについて気になる方は下記の記事で詳しく解説していますので、チェックしてみてください。
漆喰の家のメリットとは?快適性と機能性を解説
漆喰壁のメリットを暮らしに取り入れる
漆喰壁を住まいに取り入れることで、室内環境の質を高めることができます。特に注目されているのは、調湿機能と消臭効果です。漆喰は空気中の湿度を吸収・放出する性質を持っており、季節による湿度変化をやわらげてくれます。
たとえば梅雨の時期でも、部屋のジメジメ感を軽減し、カビやダニの発生を抑えやすくなります。また、タバコや料理のにおいを吸収する性質があるため、空気がこもりにくく、すっきりとした空間が保たれます。
見た目の風合いも柔らかく、無機質な素材では出せない自然な雰囲気を演出してくれる点も魅力です。リビングや寝室、トイレなど、空気環境にこだわりたい場所に使うことで、日常的にそのメリットを実感しやすくなるでしょう。
カビに強い漆喰壁の特徴
漆喰壁はカビの発生を抑えやすい建材として知られています。その理由は、漆喰に含まれるアルカリ性の性質にあります。強アルカリの環境では、カビ菌が繁殖しにくいため、通常の壁材と比べて清潔な状態を保ちやすいのです。
とくに、湿気がこもりやすい浴室近くや北側の部屋などに漆喰を使うことで、その効果が感じられやすくなります。さらに、調湿機能によって室内の湿度を適切に保つことができ、結露の発生も抑えられます。
これにより、カビの原因となる湿気そのものを軽減することが可能です。カビ対策として換気や掃除に気を配っている方にとって、漆喰壁は手間を減らしつつ快適さを守る手段の一つとなるでしょう。
健康面で注目される漆喰のメリットとは
漆喰が健康素材として注目されるのは、自然素材でありながら化学物質の影響を抑えられる点にあります。シックハウス症候群の原因とされるホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着・分解する働きがあり、特に小さなお子さんやアレルギーを持つ方には安心感を与えてくれます。
また、防臭性にも優れており、ペットのにおいや生活臭が気になりにくくなるのも利点のひとつです。前述の通り、カビの繁殖を抑える性質も備えているため、呼吸器系への悪影響を軽減したい方には特におすすめできます。
さらに、人工的なツヤやにおいがないため、長時間過ごす空間でも不快感を感じにくいのが特徴です。漆喰は住まう人の心身に優しい素材として、今後も広く取り入れられていくでしょう。
漆喰の家のメリットと後悔しないための注意点
漆喰の家で後悔するケースとは
漆喰の家に憧れて建てたものの、実際に住み始めてから後悔する方も一定数います。よくあるケースとして、「思ったより汚れが目立つ」「補修が自分では難しい」といった声が挙がります。漆喰は自然素材のため、手あかや擦れなどの跡がつきやすく、特に小さなお子さんがいる家庭では、壁がすぐに汚れてしまうこともあります。
また、地震や乾燥によって細かなひび割れが生じることもあり、これを気にする方にとってはストレスに感じるかもしれません。
さらに、施工の腕によって仕上がりに差が出るため、技術のある職人に依頼しないと満足のいく仕上がりにならないこともあります。事前にこうした現実を知っておくことが、後悔を防ぐ第一歩です。
後悔しないための漆喰壁の選び方
漆喰壁で後悔しないためには、施工前の情報収集と素材選びが重要です。まず、漆喰には本漆喰や調整漆喰、漆喰風の壁材など、さまざまな種類があります。見た目が似ていても、性能やメンテナンス性が異なるため、自分のライフスタイルに合った素材を選ぶことが欠かせません。
たとえば、汚れが気になる場合は、やや防汚性能のある調整漆喰を選ぶと手入れが楽になります。また、施工会社の技術力も仕上がりに直結するので、実績や口コミをしっかり確認しておきましょう。
ショールームで実物を見たり、サンプルを触って質感を確かめるのもおすすめです。納得できるまで比較検討を重ねることが、後悔のない漆喰選びにつながります。
漆喰の壁のメリットとデメリットを正しく比較する
漆喰壁は自然素材ならではの風合いや機能性が魅力ですが、同時に扱いに注意が必要な面もあります。メリットとしては、調湿性・消臭性・防カビ性などが挙げられ、室内の空気環境を整えるのに役立ちます。化学物質を含まないため、アレルギー体質の方や小さな子どもがいる家庭にも適しています。
一方で、デメリットも無視できません。傷がつきやすく、汚れが目立つこと、補修に手間がかかることなど、使い方や設置場所によっては不便さを感じる場面も出てきます。また、施工費用がやや高めであることも、導入をためらう要因のひとつです。
このように、利点だけでなく欠点も把握しておくことで、自分にとって本当に合った選択がしやすくなります。
漆喰の家のメリットと耐久性の真実
漆喰や漆喰壁は何年くらい持つのか?
漆喰や漆喰壁の耐久性は非常に高く、きちんと施工され適切な環境で維持されていれば、20〜30年、場合によっては50年以上も使用可能です。実際に、古民家や蔵などでは100年以上前の漆喰が今も健在な例も見られます。
ただし、外壁に使用する場合は風雨や紫外線の影響を受けやすいため、内装と比べて劣化が早まる傾向があります。定期的な点検や小さなヒビ割れの補修を行うことで、見た目の美しさと機能性を長く保つことができます。
また、施工時の技術や下地の状態によっても持ちが左右されるため、信頼できる施工業者を選ぶことが重要です。長期間安心して使うには、メンテナンスと環境に配慮した使い方が欠かせません。
漆喰の一番の弱点とは何か?
漆喰の最大の弱点は「衝撃や振動に弱い」という点です。自然素材であるがゆえに、柔軟性が低く、硬化した後は割れやすくなります。
たとえば、地震や建物の揺れ、家具をぶつけた際の衝撃によって、細かなヒビや欠けが生じやすくなります。特に角部分や出っ張った箇所は傷みやすく、日常生活の中でも注意が必要です。また、職人の施工技術によっては表面がうまく仕上がらず、割れやすさが増すこともあります。
ただし、こうした弱点は部分的な補修やパテ埋めで対処できるため、致命的な欠点というわけではありません。衝撃に配慮した家具の配置や、こまめな点検を意識することで、長く美しい状態を保てるでしょう。
漆喰の家のメリットと快適な室内環境づくり
漆喰の家は寒いのか?
漆喰の家は「寒い」と感じる人がいるのは事実ですが、それは素材の性質を誤解しているケースも少なくありません。漆喰そのものに断熱効果はあまりないため、断熱材との組み合わせが重要です。とくに漆喰は熱を通しやすく、冬場には冷たさを感じやすい側面があります。
ただし、これはどの建材にも言えることで、漆喰だけが特別寒いわけではありません。実際には、壁の中にしっかりと断熱材を入れたり、床や窓の断熱を強化することで、十分に暖かさを保つことができます。
また、漆喰は蓄熱性も持ち合わせており、日中に取り込んだ熱をじんわりと放出する働きも期待できます。住まい全体の断熱設計が整っていれば、漆喰の家でも快適な冬を過ごすことは十分に可能です。
調湿性で快適な室内を実現する理由
漆喰が快適な住環境をもたらす大きな要因のひとつが、優れた調湿性にあります。漆喰は多孔質な構造を持っており、空気中の湿度が高いときは水分を吸収し、乾燥しているときには放出する性質があります。
この働きにより、季節にかかわらず室内の湿度を一定に保ちやすくなります。たとえば梅雨の時期には湿気を抑えてジメジメ感を軽減し、冬場の乾燥時期にはのどや肌への負担を和らげてくれます。
さらに、この自然な調湿効果がカビや結露の発生を防ぐことにもつながります。エアコンや加湿器に頼りすぎず、自然な形で室内環境を整えられるのは、漆喰ならではのメリットです。こうした特徴が、健康的で過ごしやすい住まいづくりを支えてくれるのです。
漆喰の家のメリットを最大限に活かすポイント
メンテナンスで長持ちさせるコツ
漆喰壁を長く美しく保つためには、日常的なメンテナンスと小まめなチェックが欠かせません。まず、日頃の掃除では強くこすらず、柔らかい布やハケで優しくほこりを払う程度にとどめましょう。
汚れが気になる場合は、水で薄めた中性洗剤を布に含ませ、軽く叩くように拭き取ると効果的です。ひび割れや欠けを見つけたときは、放置せずにできるだけ早めに補修を行うことが大切です。市販の漆喰補修材を使えば、簡単な修復はDIYでも可能です。また、家具や物を壁に直接ぶつけないよう配置にも気をつけることで、ダメージを未然に防げます。
さらに、湿気のこもりやすい場所では定期的な換気を心がけると、カビや劣化のリスクも減らせます。こうしたこまやかな手入れの積み重ねが、漆喰壁の美しさと機能を長持ちさせる鍵になります。
まとめ
漆喰の家は、自然素材ならではの美しさと機能性を兼ね備えた魅力的な住まいです。調湿性や防カビ性、健康への配慮といったメリットは、現代の住環境にぴったりの特性だと言えるでしょう。
しかし、完璧な建材ではないからこそ、デメリットや注意点も含めて理解しておくことが大切です。大切なのは、「自分たちの暮らしに合っているか」という視点で選ぶこと。見た目やイメージだけでなく、住んでからの手入れやライフスタイルとの相性を冷静に見極めましょう。
漆喰の特性を正しく知った上で選択すれば、その魅力を長く実感できる住まいづくりが叶います。建材をただ選ぶのではなく、「どう暮らしたいか」から逆算する姿勢が、後悔のない家づくりにつながるはずです。
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