無機塗料とは?高品質塗料で外壁・屋根塗装

外壁や屋根の塗装は、住宅を美しく保ち、長く快適に住み続けるために欠かせないメンテナンスです。
数ある塗料の中でも、近年注目を集めているのが「無機塗料」。
無機塗料は、紫外線や雨風に強く、汚れにくい特性を持つ高品質塗料で、耐用年数は15〜25年とトップクラスです。塗り替え回数を減らし、長期的なコスト削減にもつながります。
しかし、、無機塗料にはメリットだけでなく、注意すべきデメリットも存在します。
広島県福山市の外壁塗装、屋根塗装ならイマガワペイントにお任せください。
一級建築士、一級塗装技能士が在籍するイマガワペイントが、今回は「無機塗料とは?高品質塗料で外壁・屋根塗装」についてご紹介します。
外壁塗装について気になる方は、ぜひ参考にしてください。
また、広島市の外壁塗装選びのポイントについて気になる方は下記の記事で詳しく解説していますので、チェックしてみてください。
参照:外壁塗装専門店【イマガワペイント】福山市・笠岡市 -広島市の外壁塗装選びのポイント解説
無機塗料とは?
無機塗料とは、ガラスやセラミック、鉱物などに含まれる無機物を主成分とした塗料のことです。
無機物は紫外線や雨風などの自然環境による劣化が少なく、非常に耐久性が高いのが特徴です。
一般的な塗料には「有機塗料」と呼ばれる、石油由来の合成樹脂(アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素など)が使われています。
有機塗料は施工性が良く比較的安価ですが、紫外線に弱く、年数が経つと色あせやひび割れが起こりやすい傾向があります。
一方、無機塗料は無機物を多く含むため、紫外線の影響を受けにくく、カビや藻の発生も抑えやすいというメリットがあります。
さらに、塗膜の劣化スピードが遅いため、外壁や屋根の美観を長期間保つことが可能です。
ただし、無機物だけでは塗膜が硬く割れやすいため、実際には有機物と組み合わせた「有機無機ハイブリッド型」が主流です。
このハイブリッド型により、耐久性と柔軟性のバランスが取れ、住宅の外壁や屋根にも安心して使える塗料が実現しています。
無機塗料が外壁・屋根塗装に選ばれる理由
無機塗料は、その優れた耐久性と長期的なコストパフォーマンスから、外壁や屋根の塗装において近年ますます人気が高まっています。ここでは、その主な理由を解説します。
1. 圧倒的な耐久性
無機塗料は紫外線や雨風に強い性質を持ち、劣化スピードが非常に遅いのが特徴です。一般的なシリコン塗料の耐用年数が約10〜15年に対し、無機塗料は15〜25年と長寿命。長期的に見れば塗り替え回数を減らせるため、トータルコストの削減にもつながります。
2. 美観を長く保てる低汚染性
無機塗料の表面は汚れが付着しにくく、付着しても雨で自然に洗い流されやすい「セルフクリーニング効果」があります。外壁や屋根の色あせや黒ずみを防ぎ、美しい外観を長期間維持できます。
3. 耐候性・防カビ・防藻性能
無機塗料は湿気や紫外線による塗膜の劣化が少なく、カビや藻の発生を抑える効果も高いです。特に湿気の多い地域や沿岸部など、厳しい環境条件下でも性能を発揮します。
4. 長期的なコストメリット
初期費用は他の塗料より高めですが、耐用年数が長いため塗り替え回数が減り、総合的には経済的です。「安くて短命」より「高品質で長持ち」を選ぶ方に適しています。
無機塗料の耐久年数と性能比較
無機塗料は、住宅の外壁・屋根塗装に使用される塗料の中でもトップクラスの耐久性を誇ります。一般的な塗料と比較すると、その性能差は一目瞭然です。
無機塗料の耐久年数
無機塗料の期待耐用年数は15〜25年程度とされており、紫外線や風雨にさらされる環境下でも劣化スピードが遅いのが特徴です。適切な下地処理と施工が行われれば、20年以上美観と保護性能を維持できる場合もあります。
他塗料との比較(外壁塗装の場合の目安)
塗料の種類 | 耐用年数の目安 | 特徴 |
---|---|---|
アクリル塗料 | 5〜7年 | 低価格だが耐久性が低い |
ウレタン塗料 | 7〜10年 | 柔軟性あり、小規模補修に適する |
シリコン塗料 | 10〜15年 | コスパが良く人気 |
フッ素塗料 | 12〜20年 | 高耐久・高価格 |
無機塗料 | 15〜25年 | 最高クラスの耐候性・低汚染性 |
屋根塗装での耐久性
屋根は外壁よりも紫外線・熱・雨の影響を強く受けるため、実際の耐用年数は外壁より2〜3年短くなる傾向があります。それでも無機塗料なら12〜20年程度持つため、他塗料と比べて塗り替え頻度が大幅に減らせます。
無機塗料の費用相場
無機塗料は、外壁・屋根塗装に使われる塗料の中でも高品質・高耐久なため、初期費用はやや高めです。しかし、長寿命で塗り替え回数を減らせるため、長期的にはコストパフォーマンスが高いという特徴があります。
外壁塗装の費用目安
無機塗料を使った外壁塗装の相場は、一般的な30坪前後の住宅で
100万円〜140万円程度が目安です。
これはシリコン塗料(70〜100万円程度)より高めですが、耐久年数は5〜10年ほど長くなります。
屋根塗装の費用目安
屋根のみを無機塗料で塗装する場合、相場は
30万円〜50万円程度が一般的です。
外壁と同時施工することで足場代を節約でき、総費用を抑えることが可能です。
他塗料との価格比較(30坪住宅の場合)
塗料の種類 | 外壁塗装相場 | 耐用年数 |
---|---|---|
アクリル塗料 | 50〜70万円 | 5〜7年 |
ウレタン塗料 | 60〜80万円 | 7〜10年 |
シリコン塗料 | 70〜100万円 | 10〜15年 |
フッ素塗料 | 90〜120万円 | 12〜20年 |
無機塗料 | 100〜140万円 | 15〜25年 |
費用を抑えるコツ
- 外壁と屋根を同時に塗装する
- 相見積もりを3社以上取る
- 実績豊富な業者を選び、耐用年数に見合う施工を受ける
無機塗料のデメリットと注意点
無機塗料は耐久性や美観維持の面で非常に優れていますが、すべての面で完璧というわけではありません。導入を検討する際には、以下のデメリットや注意点を理解しておくことが大切です。
1. 初期費用が高め
無機塗料は高性能な分、他の塗料に比べて費用が1.2〜1.5倍ほど高くなります。長期的には塗り替え回数が減ってコストを抑えられますが、短期的な予算重視の方には不向きな場合があります。
2. 硬くてひび割れしやすい場合がある
無機物は非常に硬い性質を持つため、塗膜の柔軟性が低く、外壁の動きや下地の劣化によってひび割れ(クラック)が発生する可能性があります。現在は有機成分を配合した「ハイブリッド型」で改善されていますが、製品による差はあります。
3. 施工できる業者が限られる
無機塗料は扱いが難しく、メーカーの施工認定を受けた職人でなければ本来の性能を発揮できません。安さだけで業者を選ぶと失敗するリスクがあります。
4. 製品ごとの性能差が大きい
「無機塗料」と一口に言っても、無機物の配合率や品質はメーカーによって異なります。パンフレットや営業トークだけで判断せず、配合比率・保証期間・実績をしっかり確認することが重要です。
無機塗料を選ぶときのポイント
無機塗料は高耐久・高品質な塗料ですが、製品や施工業者によって性能や仕上がりに差が出ます。長く安心して使うためには、以下のポイントを押さえて選ぶことが重要です。
1. メーカー保証と配合率を確認する
無機塗料は無機物の配合率が高いほど耐久性が期待できますが、その分価格も高くなります。配合比率が不明確な製品や保証が短いものは避け、メーカー保証が10年以上ある製品を選ぶのが安心です。
2. 実績豊富な施工業者を選ぶ
塗料の性能を最大限発揮するには、適切な下地処理と施工技術が不可欠です。施工実績や資格、メーカー認定の有無を必ず確認しましょう。口コミや施工事例写真も参考になります。
3. 住宅環境に合った塗料を選ぶ
沿岸部や寒冷地など、地域によって外壁や屋根が受けるダメージは異なります。防カビ性や防藻性、耐寒性など、自宅の立地条件に合った性能を持つ無機塗料を選びましょう。
4. 相見積もりで費用と条件を比較する
同じ無機塗料でも、業者によって見積金額や施工内容が異なります。必ず3社以上から相見積もりを取り、費用だけでなく施工工程や保証内容も比較検討しましょう。
まとめ
今回は無機塗料についての解説をしてきました。
無機塗料は、外壁や屋根の塗装において最高クラスの耐久性と美観維持性能を誇る高品質塗料です。
紫外線や雨風に強く、汚れにくい特性から、長期間メンテナンスを減らしたい方に特におすすめできます。
一方で、初期費用が高めで、施工には専門知識を持った職人が必要などの注意点もあります。
そのため、性能・価格・施工品質のバランスをしっかり見極めることが大切です。
外壁や屋根は住宅を守る大切な部分。
塗料選びを妥協せず、自宅の環境や将来のメンテナンス計画に合った最適な選択をしましょう。
長く快適に暮らせる住まいづくりのためにも、まずは信頼できる業者に相談し、見積もりや施工プランを比較検討してみてください。
広島県福山市・岡山県笠岡市で屋根外壁塗装をご検討中の方は、
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