外壁塗装ローンの金利相場を徹底解説!賢く選ぶための完全ガイド

外壁塗装を検討する際、多くの方が直面するのが「資金をどう準備するか」という問題です。外壁塗装の費用は一般的に80万円から150万円程度かかるため、一括払いが難しいケースも少なくありません。そこで注目されているのが「外壁塗装ローン」です。
本記事では、外壁塗装ローンの金利相場から選び方、審査のポイント、実際の返済シミュレーションまで、皆さんが知りたい情報を網羅的にお伝えします。
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一級建築士、一級塗装技能士が在籍するイマガワペイントが、今回は「外壁塗装ローンの金利相場を徹底解説!賢く選ぶための完全ガイド」についてご紹介します。
外壁塗装について気になる方は、ぜひ参考にしてください。
また、外壁塗装で気をつけるべきポイントについて気になる方は下記の記事で詳しく解説していますので、チェックしてみてください。
外壁塗装ローンの基本知識
外壁塗装でローンは利用できるのか、という疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。結論から申し上げますと、外壁塗装は立派なリフォームとして認められ、各種ローンの対象となります。
外壁塗装ローンには主に以下の種類があります:
- 銀行のリフォームローン
- 信販会社の分割払い
- ろうきんのリフォームローン
- JAバンクのリフォームローン
- 塗装業者提携のローン
それぞれに特徴があり、金利や審査基準も異なります。自分に最適なローンを選ぶためには、各ローンの特性を理解することが重要です。
最新版!外壁塗装ローンの金利相場
無担保型リフォームローンの金利相場
2025年現在、外壁塗装で最も利用されているのが無担保型リフォームローンです。実際、ローン利用者の約6割がこのタイプを選択しています。
無担保型の金利相場:年1.8%~5.5%
主要金融機関別の金利目安は以下の通りです:
- メガバンク:年1.5%~4.8%
- 地方銀行・信用金庫:年2.0%~5.0%
- ネット銀行:年1.3%~4.5%(最も低金利)
- 信販会社:年2.5%~5.0%
無担保型の最大のメリットは、保証人や担保が不要で申し込みやすい点です。審査も比較的スムーズで、早ければ数日で融資を受けられます。
有担保型リフォームローンの金利相場
住宅や土地を担保に入れることで、より低い金利でローンを組むことができます。
有担保型の金利相場:年1.3%~2.8%
ただし、有担保型には以下のようなデメリットもあります:
- 審査に時間がかかる(2~4週間程度)
- 登記費用などの諸費用が別途必要
- 返済が滞った場合、担保が差し押さえられるリスク
大規模なリフォームや500万円以上の工事であれば有担保型も検討価値がありますが、外壁塗装のみの場合は無担保型の方が手軽でおすすめです。
金融機関別の特徴と選び方
ろうきん(労働金庫)のリフォームローン
ろうきんは、働く人のための金融機関として比較的低金利のローンを提供しています。
ろうきんの金利相場:
- 会員の方:変動金利で年2.1%~2.8%、固定金利で年2.3%~3.3%
- 生協組合員:変動金利で年2.2%~3.0%、固定金利で年2.5%~3.5%
- 一般勤労者:変動金利で年2.6%~3.3%、固定金利で年3.0%~3.5%
ろうきんの大きな特徴は、会員や組合員であればさらに金利優遇が受けられる点です。労働組合に加入している方や生協会員の方は、ぜひ検討してみてください。
銀行のリフォームローン
銀行のリフォームローンは種類が豊富で、自分に合った商品を選びやすいのが特徴です。
おすすめの銀行リフォームローン:
- 三井住友銀行:年1.475%~(変動金利)
- イオン銀行:年3.20%(固定金利)
- 三菱UFJ銀行:ネットDEリフォームローンで来店不要
- りそな銀行:変動金利で柔軟な返済プラン
銀行ローンは信販会社より金利が低めに設定されていることが多く、まずは銀行系を中心に比較検討することをおすすめします。わずか0.5%の金利差でも、100万円の借入であれば総返済額に数万円の差が出てきます。
JAバンクのリフォームローン
地域密着型の金融機関として、JAバンクも外壁塗装に利用できるリフォームローンを提供しています。
JAバンクの金利相場:
- 変動金利:年1.5%~4.0%
- 固定金利:年2.5%~4.5%
JAバンクの特徴は、地域によって金利や条件が異なる点です。農協の組合員であれば金利優遇が受けられることもあるため、地元のJAに確認してみる価値があります。
外壁塗装、屋根の塗装・葺き替え、雨樋の取替えなど、幅広いリフォーム用途に対応しています。
信販会社の分割払い
オリコやジャックスなどの信販会社が提供する分割払いも選択肢の一つです。
信販会社の金利相場:年2.5%~9.0%
信販会社のメリットは、審査が比較的通りやすい点と、塗装業者と提携している場合は手続きが簡単な点です。銀行の審査に不安がある方や、手続きを簡素化したい方に向いています。
外壁塗装ローンの利用率は?
実際に外壁塗装でローンを利用している人はどのくらいいるのでしょうか。
統計によると、外壁塗装の工事でローンを利用する方は全体の約1~2割と少数派です。多くの方が貯蓄や現金で支払っているのが現状です。
ただし、この数字は決してローンが不利だということではありません。むしろ、計画的にローンを活用することで、家計への負担を分散しながら、必要なタイミングで外壁塗装を実施できるというメリットがあります。
特に以下のような状況の方には、ローンの利用が推奨されます:
- 外壁の劣化が進んでおり、早急な対応が必要
- 貯蓄を教育資金や緊急時のために残しておきたい
- 助成金や補助金と組み合わせて総費用を抑えたい
返済シミュレーション:実際の月々の支払いは?
具体的な数字を見ることで、よりローンのイメージが掴めるでしょう。ここでは、一般的な外壁塗装費用である100万円を借りた場合のシミュレーションをご紹介します。
100万円を借りた場合(金利3%)
|
返済期間 |
月々の返済額 |
返済総額 |
金利総額 |
|
3年 |
29,081円 |
1,046,924円 |
46,924円 |
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5年 |
17,969円 |
1,078,121円 |
78,121円 |
|
10年 |
9,656円 |
1,158,720円 |
158,720円 |
このシミュレーションから分かるように、返済期間を長くすれば月々の負担は軽くなりますが、その分金利負担が増加します。
一般的には、10年が外壁塗装ローンの返済期間として最も選ばれています。月1万円程度の返済であれば、家計への負担も比較的少なく済みます。
500万円のリフォームローンは月々いくら?
外壁塗装と同時に屋根の葺き替えや他のリフォームを行う場合、費用が500万円規模になることもあります。
500万円を10年で借りた場合(金利3%):
- 月々の返済額:約48,280円
- 返済総額:約5,793,600円
- 金利総額:約793,600円
年収500万円の方であれば、返済負担率は約11.6%となり、無理のない範囲と言えます。
比較:銀行(2%)vs 信販会社(4%)
同じ100万円を5年で借りた場合、金利の違いでどれだけ差が出るか見てみましょう。
銀行(金利2%)の場合:
- 月々の返済額:約17,530円
- 返済総額:約1,051,800円
- 金利総額:約51,800円
信販会社(金利4%)の場合:
- 月々の返済額:約18,417円
- 返済総額:約1,105,020円
- 金利総額:約105,020円
金利差2%で約5万円以上の差が出ます。このことからも、できるだけ低金利のローンを選ぶことの重要性が分かります。
外壁塗装ローンの審査に通らない原因と対策
ローンを申し込んでも審査に通らないケースがあります。主な原因と対策を押さえておきましょう。
審査に通らない主な原因
- 信用情報に傷がある
- クレジットカードや他のローンで延滞履歴がある
- 債務整理の記録が残っている
- 返済負担率が高すぎる
- 住宅ローンや車のローンなど、既存の借入が多い
- 年収に対して希望借入額が大きすぎる
- 勤続年数が短い
- 転職したばかり(勤続1年未満)
- 自営業で収入が不安定
- 年収が基準に満たない
- 多くの金融機関で年収200万円以上が目安
- 健康状態の問題
- 団体信用生命保険への加入が必要なローンの場合
審査を通りやすくする対策
対策1:不要なカードやローンを整理する 使っていないクレジットカードは解約し、完済できる小額ローンは先に返済しておきましょう。返済負担率を下げることが重要です。
対策2:希望借入額を調整する 本当に必要な金額だけを借りる、または一部を自己資金でまかなうことで審査のハードルが下がります。
対策3:複数の金融機関に相談する 一つの銀行で断られても、他の金融機関では通る可能性があります。ろうきん、JAバンク、信販会社など、複数の選択肢を検討しましょう。
対策4:収入証明書類をしっかり準備する 源泉徴収票や確定申告書など、収入を証明する書類を正確に用意することで、審査がスムーズに進みます。
対策5:勤続年数を積む 可能であれば、転職直後ではなく勤続1年以上経ってから申し込むと有利です。
変動金利 vs 固定金利:どちらを選ぶべき?
ローンを組む際、変動金利と固定金利のどちらを選ぶかも重要な判断ポイントです。
変動金利の特徴
メリット:
- 固定金利より金利が低い(0.5~1.0%程度の差)
- 金利が下がれば返済額も減少
デメリット:
- 金利上昇のリスクがある
- 返済計画が立てにくい
2025年現在、日本の金利は依然として低水準ですが、今後の経済情勢によっては上昇する可能性もあります。一部の専門家は「2026年には変動金利が上昇する可能性がある」と指摘しています。
固定金利の特徴
メリット:
- 返済額が確定しており、計画が立てやすい
- 金利上昇の心配がない
デメリット:
- 変動金利より初期の金利が高め
- 金利が下がっても恩恵を受けられない
おすすめの選び方
- 返済期間が5年以内の短期:変動金利(金利変動の影響を受けにくい)
- 返済期間が10年以上の長期:固定金利(安定した返済計画を重視)
- 金利動向に敏感な方:変動金利
- 家計管理を確実にしたい方:固定金利
外壁塗装ローンは比較的金額が小さく返済期間も短めなので、変動金利を選ぶ方が多い傾向にあります。
外壁塗装ローンを組むメリット・デメリット
最後に、外壁塗装でローンを組むメリットとデメリットを整理しておきましょう。
メリット
- 必要なタイミングで工事ができる 貯蓄が貯まるまで待つ必要がなく、外壁の劣化が進む前に対処できます。外壁塗装は「タイミングが命」です。劣化が進みすぎると、補修費用が余計にかかる可能性もあります。
- 貯蓄を残せる 手元に現金を残しておくことで、急な医療費や教育費など、予期せぬ出費に対応できます。
- 家計への負担を分散できる 一度に100万円以上の出費は家計に大きな負担となりますが、月々数万円であれば無理なく返済できます。
- 助成金・補助金と併用できる 多くの自治体が外壁塗装に対する助成金制度を設けています。ローンと併用することで、実質的な負担をさらに軽減できます。
デメリット
- 金利負担が発生する 当然ですが、借りた金額以上を返済することになります。ただし、計画的に返済すれば、その負担は許容範囲内です。
- 審査に時間がかかる場合がある 融資が実行されるまで1~2週間程度かかることがあります。
- 返済義務が生じる 返済が滞ると信用情報に傷がつき、将来的な借入に影響が出る可能性があります。
まとめ:賢く外壁塗装ローンを活用しよう
外壁塗装ローンは、適切に利用すれば非常に便利な資金調達手段です。2025年現在の金利相場は無担保型で年1.8%~5.5%、有担保型で年1.3%~2.8%となっています。
ローン選びのポイント:
- 複数の金融機関を比較し、最も低金利のものを選ぶ
- 銀行系ローンを優先的に検討する
- 自分の年収や既存借入を踏まえ、無理のない返済計画を立てる
- 審査に不安がある場合は、ろうきんやJAバンクも検討する
- 返済期間は10年を目安に、月々の負担と総返済額のバランスを考える
外壁塗装は、住宅の美観を保つだけでなく、建物の寿命を延ばす重要なメンテナンスです。資金面で躊躇することなく、適切なタイミングで実施できるよう、ローンという選択肢も視野に入れてみてください。
複数の業者から見積もりを取り、金融機関でのローン相談も並行して進めることで、最もお得で安心なプランが見つかるはずです。大切な住まいを長く守るために、賢くローンを活用しましょう。
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