【2024年最新】外壁塗装の費用相場
外壁塗装の見積もりを取られた際に、高いのか安いのか判断するのは難しいかと思います。
想定していた費用よりも高いと、本当に適切な見積り内容なのか不安になる方も多いかと思います。
広島県福山市の外壁塗装、屋根塗装ならイマガワペイントにお任せください。
一級建築士、一級塗装技能士が在籍するイマガワペイントが、今回「【2024年最新】外壁塗装の費用相場」についてご紹介します。
内訳ごとに解説していますので、ぜひ参考にしてください。
外壁塗装の費用相場を決める要素
外壁塗装の費用は、一般的に８０万円～と言われています。
しかし、塗装業者からの見積もり金額が２倍の１８０万円であったとしても一概に高いとは言えません。
外壁塗装工事は、塗装する面積や使用する塗料、どこまでの工事内容を含むかで大きく幅が出てきます。
以下では、塗装工事の費用を決める要素を紹介します。
塗装面積（坪数）
塗装する面積が多いほど、使用する塗料も多くなり、塗装する手間も増えるため当たり前ですが費用は高くなります。
ご自宅の外壁の面積がどれくらいあるかは、坪数が分かれば坪数を3.3㎡として、それに1.7をかけることでおおよその数量を算出することが可能です。
例として、25坪の場合は25坪×3.3㎡×1.7（係数）≒140㎡となります。
ただし、あくまで概算でご自宅の構造や開口部（窓）の数などで変動するため、塗装業者に現地調査をしてもらった上で算出してもらうことをおすすめします。
塗料のグレード
外壁塗装に使用する塗料は、配合される樹脂の種類によって耐用年数が異なります。
耐用年数とは、次の塗り替えまでどれくらいの年数がもつかの目安です。
一般的な樹脂の種類と耐用年数としては、シリコン樹脂塗料で10～12年、フッ素樹脂塗料で16～20年となります。
耐用年数が長い塗料ほど価格は高くなるため、シリコン樹脂塗料での費用の相場とフッ素樹脂塗料での費用の相場は変わってきます。
樹脂のグレードや耐用年数については以下で詳しく解説してしますので、ぜひこちらも参考にしてください。
今さら聞けない？ラジカル制御形塗料とは – 外壁塗装専門店【イマガワペイント】福山市・笠岡市 (imagawa-paint.com)
シーリング工事の有無
サイディング板やＡＬＣの外壁材を使用した家の場合には、板と板の隙間にシーリングというものが施工されています。
モルタルの外壁であってもシーリングが施工されている場合もあります。
外壁だけでなく窓などの開口部まわりにもシーリングが施工されています。
シーリング材も経年で劣化していきますので、外壁塗装工事を行うタイミングで同時に工事を行うのが一般的です。
塗装と同様にシーリングも数量によって費用が変わってきます。
シーリングについて以下で詳しく解説していますので、ぜひこちらも参考にしてください。
外壁塗装におけるシーリング（コーキング）の役割 – 外壁塗装専門店【イマガワペイント】福山市・笠岡市 (imagawa-paint.com)
屋根塗装の有無
外壁塗装のタイミングで屋根を同時に行う場合には、その分費用が高くなります。
一回の工事費用が高くはなりますが、外壁と屋根を別々に塗装工事を行うよりも足場の費用が節約できるためお得にはなります。
しかし、屋根の塗装は必ずしも行わなければならないとは限りません。
屋根の種類によっては塗装をする必要のないものや、塗装をすることで不具合を生じるものがありますので注意が必要です。
屋根の塗装については以下で詳しい解説していますので、ぜひこちらも参考にしてください。
屋根塗装の必要性と塗装ができない屋根材について – 外壁塗装専門店【イマガワペイント】福山市・笠岡市 (imagawa-paint.com)
付帯部の塗装面積
住宅には、外壁や屋根の他にも塗装が必要になる部材があり、それらを総称して付帯部と呼ばれます。
具体的には、軒天や雨樋、破風板などが該当します。
外壁や屋根と比べると塗装面積が小さく、全体の費用からすると少額にはなりますが、付帯部のみでおよそ10万円程度の費用相場となっています。
補修工事の有無
外壁塗装を行うにあたり、劣化している箇所の修復作業を行います。
現状の弱った塗膜を撤去したり、ひび割れを埋める作業などが該当します。
劣化がひどいほど補修工事の費用も高くなりますので、長い間放置せずに早い段階で外壁塗装を行うことで補修にかかる費用を抑えることができます。
内訳ごとの費用相場
ここからは実際の塗装工事で行う内訳の項目ごとに費用の相場をご紹介していきます。
ご自宅の工事に該当する項目を合計していくことで、同様の工事内容での外壁塗装の費用の相場を算出できます。
足場費用
外壁塗装をする際にはほとんどの場合、足場を仮設する必要があります。
足場費用には設置・解体と周囲に塗料が飛散しないよう、飛散防止ネットを張る2つの作業が含まれています。
足場の費用相場は、足場面積×単価で出すことができます。
「足場面積＝外周×高さ×1.1」
・仮設足場費用：600～900円/㎡
・飛散防止ネット費用：100～200円/㎡
高圧洗浄費用
外壁塗装を行う前に、劣化して弱くなった剥がれかけの塗料や藻、コケ、汚れなどを洗い落とさないと、どんなに良い塗料を使っても数年で剥がれてしまいます。
塗料をより外壁材に密着させ、長持ちさせるために重要な工程です。
「高圧洗浄費用＝塗装面積×単価」
1㎡あたりの費用の相場は、200～300円です。
汚れがひどい場合に、バイオ洗浄など薬剤を用いた場合には金額が1㎡あたり200円ほど加算されます。
養生費用
塗料の飛散を防いだり、綺麗に仕上げたりするために、玄関ドアやサッシなどにビニールやマスキングテープを貼って保護をする作業です。
「養生費用＝塗装面積×単価」
1㎡あたりの費用は、250～400円です。
下地補修費用
劣化の具合によって、補修の工法が変わってきます。
モルタル外壁に多いクラック（ひび割れ）には以下のような補修をします。
・「刷り込み」による補修‥‥弾性フィラーなどの下塗り材を刷毛でクラックに刷り込む
・「Vカットシール」補修‥‥クラックをV字にカットし、プライマー＋シーリング材で補修
1㎡あたりの費用は、1,200～2,500円です。
程度によっては、左官工事や吹付作業などが必要な場合もあり、費用も変動します。
シーリング費用
シーリングの施工方法は「増し打ち」と「打ち替え」の2種類があります。
・増し打ち‥‥既存のシーリングの上から新しいものを充填する
1ｍあたりの費用は、500～1,000円です。
・打ち替え‥‥既存のシーリングを取り除いて新しいものを充填する
1ｍあたりの費用は、900～1,500円です。
塗料のグレード別費用
住宅の塗り替えの最もスタンダードに使用されているのは、シリコン樹脂塗料です。
1㎡あたりの費用の相場は1,800～3,500円です。
そして、年々使用が増えてきているフッ素樹脂塗料の場合で、
1㎡あたりの費用は3,000～5,000円です。
付帯部塗装費用
付帯部は総称のため細かく分類されます。
見積り上で、付帯部として1式で表記されていたりする場合は、どこまでが含まれているかを事前に確認することをお勧めします。
・軒天 600～1,800円/㎡
・雨樋 500～2,000円/㎡
・雨戸・戸袋 2,000～3,500円/枚
・シャッターボックス 2,000～3,000円/箇所
・水切り 300～800円/㎡
・破風・鼻隠し 600～1,500円/㎡
・幕板 700～1,500円/㎡
・笠木 800～1,000円/㎡
・庇 1,500～3,000円/箇所
・基礎 1,500～3,000円/㎡
ベランダの床面などは他の箇所の塗装と違い防水工事となります。
劣化症状によって、表面の「トップコートの塗り替え」、または防水層からやり直す「完全防水工事（FRP防水・ウレタン防水）」を行います。
・トップコート 2,500～3,500円
・FRP防水 4,000～8,000円
・ウレタン防水 3,000～8,000円
その他諸経費
諸経費とは、大きく分けて、現場でかかる経費「現場管理費」と会社を運営する上でかかる経費と「一般管理費」の2つになります。
・現場管理費‥‥労務管理費、租税公課、保険料、通信交通費、補償費など
・一般管理費‥‥労務費、広告宣伝費、減価償却費、事務用品費、事務所家賃など
管理費以外にも、産業廃棄物処理費というものがあります。
工事の際に出た廃棄物は、普通のゴミとして出すことができない為、処理をするのに費用が掛かります。
諸経費は、通常、工事金額の5～15％程かかる事が多いです。
まとめ
今回は外壁塗装の費用相場について解説してきました。
費用は工事総額で見ただけでは適正かの判断は難しいものになります。
内訳や内容ごとに費用の相場を見ていくことをお勧めします。
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