外壁塗装とベランダ防水の費用相場や工事の流れ|失敗しない業者選びのポイント

外壁塗装やベランダ防水を検討するとき、「費用はいくら?」「工事中はベランダが使えないの?」と不安になる方は多いのではないでしょうか。本記事では、費用相場や工事の流れ、注意点をわかりやすく解説し、安心して工事を進めるためのポイントをお伝えします。
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一級建築士、一級塗装技能士が在籍するイマガワペイントが、今回は「外壁塗装とベランダ防水の費用相場や工事の流れ|失敗しない業者選びのポイント」についてご紹介します。
外壁塗装について気になる方は、ぜひ参考にしてください。
また、外壁塗装で気をつけるべきポイントについて気になる方は下記の記事で詳しく解説していますので、チェックしてみてください。
外壁塗装とベランダ防水の基本知識
外壁塗装はベランダも含まれる?
外壁塗装を検討するとき、多くの方が「ベランダ部分は含まれるのか」と疑問に思われます。基本的に、外壁塗装工事にはベランダの外側の壁や手すり部分が含まれるケースが多いですが、床面や内側の防水層は対象外であることが一般的です。その理由は、防水工事と塗装工事は施工の目的や使用する材料が異なるためです。
たとえば、外壁の塗装は美観と保護が目的であるのに対し、ベランダ床の防水は雨水の侵入を防ぐための専用工事となります。したがって、見積もりの段階で「ベランダ部分がどこまで含まれるか」を明確に確認しておくことが重要です。特に防水工事が必要な場合には、別途の費用や工期がかかるため注意が必要です。
初めて依頼する方ほど、施工範囲を具体的に把握してから契約することが、後悔のない工事につながります。
ベランダ内側の塗装ポイント
ベランダの内側は住まいの中でも風雨や紫外線の影響を受けやすい場所です。そのため、塗装を行う際には外壁と同様に適切なメンテナンスが求められます。ポイントの一つは、換気扇の排気や湿気による汚れやカビの発生を抑えることです。
内壁の塗装には、防カビ性や耐水性に優れた塗料を選ぶと長持ちしやすくなります。また、塗装前の下地処理も欠かせません。ひび割れや汚れを放置したまま塗装すると、数年で剥がれや膨れの原因となるからです。
さらに、色選びも重要な要素です。内側は外からの視線も入りやすいため、外壁と調和させながらも清潔感のある色味を選ぶと快適に過ごせます。ベランダを居心地のよい空間に保つためには、塗装の目的を明確にし、適した塗料と施工方法を検討することが大切です。
ベランダ手すりのメンテナンス方法
ベランダの手すりは住まいの安全性を守る重要な部分ですが、日々の雨風や直射日光にさらされるため劣化が進みやすい箇所です。メンテナンスでは、まず素材に応じた方法を選ぶことが基本です。鉄製の手すりはサビや塗膜のはがれが発生しやすいため、定期的に錆止め塗料を使った再塗装が必要になります。
木製の場合は防腐処理や耐水性のある塗料を選び、ひび割れを放置しないことが大切です。アルミ製は比較的劣化しにくいですが、傷や汚れが蓄積すると見た目が損なわれるため、定期的な洗浄が効果的です。
また、取り付け部分の緩みを放置すると安全性に直結するため、塗装だけでなく金具や接合部の点検も欠かせません。手すりのメンテナンスを怠ると美観を損ねるだけでなく、事故につながる恐れもあります。安心して使い続けるために、定期的な点検と適切な補修を心がけましょう。
外壁塗装とベランダ防水の費用目安
外壁塗装とベランダ防水の費用相場
外壁塗装とベランダ防水を同時に行う場合、全体の費用感を把握しておくことが大切です。一般的に外壁塗装は建物の大きさや塗料の種類によって100万円前後から200万円程度かかることが多いといわれています。
そこにベランダの防水工事を追加すると、数十万円の費用が上乗せされるのが一般的です。防水工事の費用はベランダの面積や工法によって幅があり、ウレタン防水やFRP防水など工事内容によって金額が変わります。
さらに、下地の劣化状況がひどい場合には補修費用も必要となるため、想定より高くなるケースも少なくありません。費用を検討する際には、見積もりの中に「外壁塗装」「ベランダ防水」「付帯工事」がどのように含まれているかを確認し、全体のバランスを考えて予算を組むことが安心につながります。
外壁・屋根・ベランダ塗装の相場比較
住宅の塗装工事は、外壁・屋根・ベランダそれぞれで費用相場に違いがあります。外壁は塗装工事の中でも最も面積が広いため、塗料の種類やグレードによって100万円以上かかることが多く見られます。
屋根塗装は足場設置が必要な点は外壁と同じですが、使用する塗料は耐熱性や防水性を重視するため、40万~80万円ほどが目安です。一方でベランダは面積が比較的小さいため、工法によって10万~30万円程度で収まることが一般的です。ただし、防水工事を含む場合には追加費用が発生します。
こうして比較してみると、外壁や屋根に比べてベランダの塗装は金額的には負担が小さく感じられるものの、防水性の確保という役割が大きいため軽視できません。全体を通じて、どの部分を優先的にメンテナンスするかを判断することが重要になります。
ベランダ防水費用の内訳と注意点
ベランダ防水工事の費用は単純な一式料金ではなく、いくつかの項目に分かれているのが一般的です。主な内訳としては、まず「既存の防水層の撤去・下地処理費用」があり、劣化が進んでいるほど高額になります。
次に「防水材・塗料代」と「施工費」が加わり、選ぶ工法によって費用に大きな差が出ます。例えば、ウレタン防水は柔軟性があり価格も比較的抑えやすいのに対し、FRP防水は耐久性に優れる分、材料費が高くなる傾向があります。
さらに、工事の規模によっては「足場代」や「養生費」が必要になることもあります。注意すべき点は、見積もりに含まれていない追加費用が発生する可能性があることです。現場調査の際に見積もり内容をしっかり確認し、工事後に思わぬ出費が出ないように契約前に質問しておくことが安心につながります。
外壁塗装とベランダ防水工事の流れ
外壁塗装とベランダ防水の施工順番
外壁塗装とベランダ防水を同時に行う際には、施工の順番がとても重要になります。一般的には、まず足場を設置し、外壁塗装を先に進め、その後でベランダの防水工事を行う流れが多く採用されます。
理由は、防水層を先に施工すると塗装作業中に人や道具の出入りで傷がつく恐れがあるためです。また、外壁の塗装で使用する塗料がベランダに付着してしまう可能性もあり、仕上がりに影響を与えてしまいます。逆に、外壁塗装が完了してから防水工事を行えば、仕上がった防水層を守りながら作業ができます。
さらに、工事の全体スケジュールを考える際には、天候や乾燥期間も重要なポイントです。施工の順番を正しく守ることは、美観だけでなく耐久性にも直結するため、依頼前に施工業者へ流れを確認しておくと安心です。
ベランダ床の防水工事の工法と特徴
ベランダ床の防水工事にはいくつかの工法があり、それぞれに特徴があります。代表的なのは「ウレタン防水」と「FRP防水」です。ウレタン防水は液体状の樹脂を塗り重ねる工法で、複雑な形状のベランダにも対応でき、比較的コストを抑えやすいのが特徴です。
ただし、施工技術によって仕上がりに差が出やすく、定期的なメンテナンスが必要になります。一方、FRP防水はガラス繊維で補強した樹脂を用いた工法で、耐久性が高く強度にも優れています。その分、費用はやや高めで硬化後に弾力性が少ないため、衝撃でひび割れが生じる可能性があります。
他にもシート防水などの工法もあり、建物の状況や予算、メンテナンス性を考慮して選ぶことが大切です。適切な工法を選ぶことで、防水性能を長期間維持することができます。
バルコニー防水塗装は何年で劣化する?
バルコニーの防水塗装は、施工後からおよそ5年から10年程度で劣化が目立ち始めることが多いとされています。劣化のスピードは、日当たりや雨風の影響、使用状況などによって大きく変わります。
たとえば、日光を多く浴びる南向きのバルコニーや、洗濯物を頻繁に干して水分がたまりやすい場所は、塗膜の劣化が早まる傾向にあります。劣化のサインとしては、表面のひび割れ、色あせ、水がたまってなかなか乾かないといった症状が挙げられます。これらを放置すると防水性が失われ、建物内部へ雨水が浸入してしまう恐れがあります。
そのため、目安年数に達したら専門業者に点検を依頼し、必要に応じて部分補修や再施工を検討することが安心につながります。定期的なメンテナンスを行うことで、バルコニーの寿命を延ばし、住まい全体の劣化防止にも役立ちます。
外壁塗装とベランダ防水工事中の注意点
工事中ベランダは使えない?
外壁塗装やベランダ防水工事の期間中は、基本的にベランダを自由に使うことはできません。工事では足場や養生シートが設置されるため、洗濯物を干すスペースとして利用するのが難しくなります。
さらに、防水材や塗料を塗布した直後は乾燥するまで歩行禁止となり、無理に出入りすると仕上がりが損なわれる恐れがあります。また、工事中にベランダに物を置いたままにすると、塗料の飛散やほこりで汚れてしまう可能性が高いです。そのため、工事が始まる前にベランダを片付けておくことが必要です。
使えない期間は工法や天候にもよりますが、数日から1週間程度が一般的です。どうしても利用したい事情がある場合は、事前に施工業者へ相談してスケジュールを調整してもらうと安心です。
防水工事をしないとどうなる?
ベランダに防水工事を行わないと、雨水が少しずつ床面や下地に浸透し、建物に深刻なダメージを与える可能性があります。最初は小さなひび割れや色あせといった軽微な劣化ですが、時間が経つにつれて雨漏りや室内の湿気トラブルへと発展していきます。
特に鉄筋コンクリート造の住宅では、雨水の浸入が内部の鉄筋を腐食させ、耐久性の低下につながる恐れがあります。さらに、カビやシロアリの発生など健康面や衛生面のリスクも無視できません。
これらの問題が進行すると修繕費用は一気に高額になり、早期の防水工事を行った場合に比べて大きな負担となります。防水工事は「雨漏りしてから」では遅いため、劣化の兆候が出る前に定期的に点検と補修を行うことが建物を長持ちさせる秘訣です。
工事中に確認すべきチェック項目
外壁塗装やベランダ防水工事を安心して進めるためには、工事中に施主自身が確認すべきポイントがあります。
まず、足場や養生がしっかり設置されているかをチェックしましょう。安全対策が不十分だと事故や近隣トラブルの原因になります。
次に、使用している塗料や防水材が契約内容と一致しているかも重要です。中には、見積もりと異なる材料を使われてしまうケースもあるため、確認を怠らないことが大切です。
また、天候の影響で作業が中断する場合もあるため、工期が延びる際の説明がきちんと行われているかどうかもチェックしましょう。
さらに、塗りムラや仕上がりの状態を工事の途中でも確認することで、完成後のトラブルを防げます。信頼できる業者であっても、施主自身が積極的に工事を把握することが納得のいく仕上がりにつながります。
外壁塗装とベランダ防水で後悔しないために
信頼できる業者を選ぶコツ
外壁塗装やベランダ防水は専門性の高い工事であり、仕上がりや耐久性は業者の技術力に大きく左右されます。信頼できる業者を見極めるポイントのひとつは、現地調査を丁寧に行うかどうかです。実際に建物の状態を確認し、劣化状況を写真付きで説明してくれる業者は安心感があります。
また、契約を急がせず複数の施工方法や塗料の種類を提案してくれるかどうかも重要です。口コミや施工実績を確認し、過去の工事事例が公開されているかも参考になります。
さらに、保証内容が明確に提示されているかを確認しましょう。保証期間が長いからといって必ずしも安心とは限らず、保証内容の範囲がどこまでカバーされているかをチェックすることが大切です。価格の安さだけで決めず、説明の丁寧さや対応の誠実さを重視すると、信頼できる業者に出会いやすくなります。
見積もりで費用と耐久性を見極める方法
見積もりを受け取った際には、単に金額の高い・安いだけで判断するのは避けるべきです。重要なのは、塗料の種類や防水工法、耐用年数といった要素が明確に記載されているかどうかです。
たとえば、同じ「防水工事」でも、ウレタン防水とFRP防水では費用も耐久性も大きく異なります。また、工事項目ごとの内訳が細かく分かれているかも確認のポイントです。「一式」とまとめられた見積もりは、追加費用が発生するリスクがあるため注意が必要です。
さらに、耐久性を見極めるには、使用する塗料や防水材のグレードをチェックし、耐用年数がどの程度期待できるのかを質問すると安心です。複数社から見積もりを取り比較することで、費用の妥当性と耐久性のバランスを判断しやすくなります。
メンテナンス計画を立てるポイント
外壁塗装やベランダ防水は一度施工して終わりではなく、その後の定期的なメンテナンスが建物を長持ちさせる鍵となります。計画を立てる際には、まず塗料や防水材の耐用年数を把握し、再施工の目安を把握しておくことが重要です。一般的に外壁塗装は10年程度、ベランダ防水は5〜10年ほどで点検が必要になります。
点検は施工業者に依頼するのが基本ですが、日常的に自分でもチェックできるポイントを決めておくと安心です。例えば、ベランダ床に水がたまりやすくなっていないか、外壁に色あせやひび割れが出ていないかを定期的に確認すると劣化に早く気づけます。
また、修繕費用を計画的に準備しておくことも大切です。メンテナンス計画を立てておけば、突発的なトラブルに慌てることなく、住まいを良好な状態で維持することができます。
まとめ
外壁塗装やベランダ防水は、見た目を整えるだけでなく、住まいを長く守るための重要な工事です。費用や施工順序、工法の違いを理解しておくことで、不要な出費や仕上がりの不満を避けることができます。
また、工事中に確認すべき点や、業者選びのコツを押さえておけば、安心して任せられる環境が整います。さらに、防水工事を怠ると雨漏りや構造の劣化といった大きな問題に発展するため、早めの点検と計画的なメンテナンスが欠かせません。
家は日々の暮らしを支える大切な場所だからこそ、予算や耐久性だけでなく、長期的な視点で住まい全体を守る姿勢が求められます。
今回の知識を参考に、ご自身の生活スタイルや将来のライフプランに合った最適な判断をしていただければ、安心で快適な住まいを長く維持できるはずです。
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