【福山市】セメント瓦の塗装費用|モニエル瓦との見分け方と下塗りの違い

セメント瓦の塗装費用は30坪で約40万円〜70万円が目安で、塗料グレードと劣化の程度で幅が決まります。セメント瓦とは、セメントと砂を混ぜて成形し塗装で防水性を保つ瓦のことです。塗膜が切れると瓦自体が水を吸うため、塗り替え時期の見極めが寿命を左右します。この費用がセメント瓦かモニエル瓦かの見分けと下塗り材で変わること、塗装で足りるか葺き替えに踏み込むべきかの境目まで判断できるようにします。
広島県福山市の外壁塗装、屋根塗装ならイマガワペイントにお任せください。
一級建築士、一級塗装技能士が在籍するイマガワペイントが、今回は「セメント瓦の塗装費用|モニエル瓦との見分け方と下塗りの違い」についてご紹介します。
外壁塗装について気になる方は、ぜひ参考にしてください。
また、外壁塗装で気をつけるべきポイントについて気になる方は下記の記事で詳しく解説していますので、チェックしてみてください。
セメント瓦の塗装費用はいくら?相場と内訳
セメント瓦の塗装費用は、30坪(約100㎡)で約20万〜40万円、足場を含めた総額で約50万〜80万円が目安です。金額が動く主因は、塗料グレード・屋根面積・勾配の3点です。
30坪・40坪の総額の目安
30坪なら足場込みで約50万〜65万円、40坪なら約60万〜80万円が中心帯です。内訳は足場代約15万〜20万円に、高圧洗浄・下塗り・上塗り・縁切り(タスペーサー)を加えた構成になります。塗る面積が広いほど塗料と人工が増え、総額も上がります。
塗料グレード別の単価と耐用年数
㎡単価と耐用年数は塗料で変わります。2026年10月時点の一般的な目安は次のとおりです。
| 塗料 | ㎡単価 | 耐用年数 |
|---|---|---|
| アクリル | 約2,000円 | 約5〜7年 |
| ウレタン | 約2,500円 | 約8〜10年 |
| シリコン | 約3,000円 | 約10〜13年 |
| フッ素 | 約4,000円 | 約15〜20年 |
費用の幅が生まれる3つの要因
- 屋根面積:30坪より40坪で約10万〜15万円高くなります
- 勾配と階数:6寸以上の急勾配や3階建ては足場費が上がります
- 傷みの程度:ひび割れ補修が増えると下地工程の費用が加算されます
福山市の現場では、沿岸部の塩害や苔で下地補修が増え、同じ30坪でも総額が10万円前後ひらくケースがあります。
セメント瓦とモニエル瓦の見分け方は?
瓦の小口(上下の端)を見れば見分けられます。小口がツルツル平らならセメント瓦、砂利が混じってザラザラしていればモニエル瓦です。表面の着色層の有無も判別材料になります。
瓦の小口で見分ける
- 小口が平らでなめらか:セメント瓦
- 小口に砂利感があり断面がザラつく:モニエル瓦
セメント瓦は寿命が約30〜40年です。モニエル瓦は1970〜1990年代の住宅で多く使われました。築年数と合わせて見ると判別しやすくなります。
スラリー層があるかを確かめる
モニエル瓦の表面には、厚さ約1mmの「スラリー層」という着色層があります。経年で粉状にはがれるのが特徴です。この層があればモニエル瓦、無く塗膜だけならセメント瓦と判断できます。
見分けに迷ったときの確認先
表面の劣化で小口の砂利感が分かりにくい瓦もあります。判別がつかない場合は、一級建築士・一級塗装技能士による現地調査で断面を確認します。下塗り材を誤ると数年で塗膜がはがれるため、塗装前の確定が欠かせません。
下塗り材の違いで塗装は失敗する?セメント瓦とモニエル瓦

下塗り材を瓦種に合わせないと、2〜3年で塗膜が剥がれます。セメント瓦とモニエル瓦では表面の構造が違い、必要な下塗り材が異なるためです。
セメント瓦に使う下塗り材
セメント瓦は表面がセメント素地なので、一般的な水性・溶剤系シーラー、傷みが進んだ瓦はフィラーで下塗りします。吸い込みを止め、上塗り塗料の密着を確保する役割です。
モニエル瓦に必要な専用シーラーとケレン
モニエル瓦は表面にスラリー層という着色セメント層があり、スラリー層専用シーラーが必要です。工程は次の順で進めます。
- 高圧洗浄でもろくなったスラリー層を落とす
- 洗浄で落ちない層は手作業のケレンで削り取る
- 専用シーラーを塗り、残った層ごと固めて密着させる
下塗りを誤るとどうなるか
モニエル瓦に一般シーラーを使うと、スラリー層ごと塗膜が剥がれます。再塗装には30坪で40万〜60万円かかり、前回費用がそのまま無駄になります。イマガワペイントの点検でも、前回工事の下塗り不良による早期剥離が実際に見つかります。
セメント瓦は塗装と葺き替えどちらを選ぶ?
表面の傷みだけなら塗装で足り、瓦本体や下地が傷んでいれば葺き替えやカバー工法を検討します。境目は「瓦が割れているか」「築30年前後で下地が傷んでいるか」です。
塗装で足りるのはどんな状態か
色あせ、軽いコケ、チョーキング(白い粉)程度であれば、瓦本体は生きています。この段階なら塗装で10年前後は保てます。費用は30坪で約60万〜100万円に収まります。
葺き替え・カバー工法を検討すべきサイン
次の症状が複数あれば、塗装しても数年で傷みが再発します。
- 瓦の割れ・欠け・ズレが複数ある
- 雨漏りや野地板の腐食がある
- 下地の防水紙が寿命(20〜30年)を超えている
セメント瓦は2026年10月時点で各メーカーが製造中止・廃盤としており、1枚単位の差し替えが困難です。割れが多い屋根は塗装で延命できません。葺き替えは30坪で約100万〜200万円超かかります。
判断に迷う築年数の目安
築30年前後が分かれ目です。築20年以内で割れがなければ塗装、築30年超で下地劣化があれば葺き替えが長期では割安になります。迷う場合は、一級建築士が在籍する業者に野地板まで点検させて決めます。
よくある質問
セメント瓦の塗装は何年ごとに必要ですか?
最初の塗り替えは築10〜15年が目安です。次回時期は塗料で変わり、シリコンなら約8〜12年、フッ素や無機なら約15〜20年持ちます。ただし沿岸部で塩害や色あせが早い屋根は、目安より3〜5年早く塗膜が切れる現場もあります。
モニエル瓦だと塗装費用は高くなりますか?
やや高くなります。表面のスラリー層を削り落とすケレン作業が加わり、㎡単価が数百円上がり工期も1〜2日延びるためです。見分けずに通常の下塗りで塗ると、スラリー層ごと塗膜が剥がれ数年で塗り直しになります。
見積もりで『下塗り』の記載がない場合は注意が必要ですか?
注意が必要です。下塗りはシーラーの種別名と工程が明記されているか確認してください。『塗装一式』でまとめられ下塗り材名がない見積もりは、瓦に合わない材料や工程省略のリスクがあり、剥がれや雨漏りにつながります。
まとめ

セメント瓦の塗装は、まず自分の屋根がセメント瓦かモニエル瓦かを小口とスラリー層で見分けるところから始まります。モニエル瓦なら専用シーラーとケレンが要り、下塗りを誤ると数年で剥がれます。費用は劣化の程度で幅が出るため、瓦の割れや欠け、下地の傷みを確認し、塗装で足りるか葺き替えを検討すべきかの境目を見ます。築30年前後や瓦自体が脆くなっている屋根は、塗装より葺き替えやカバー工法のほうが結果的に安く収まります。見積もりを取るときは下塗り材名と工程が書かれているかを必ず確かめてください。
イマガワペイントでは、屋根に上がってセメント瓦かモニエル瓦かの判別と塗膜・下地の状態確認を無料で行っています。塗装で足りるか葺き替えを検討すべきかの境目は、現場を見ないと判断しきれません。見積もりには下塗り材の種別と工程まで記載しますので、他社の見積もりと見比べる材料としてもお使いいただけます。
本記事は、一級建築士・一級塗装技能士が在籍するイマガワペイントが、福山市周辺でおよそ12,000件の施工で確かめた現場の事実をもとに監修しています。(2026年10月時点の情報です)
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