岡山県笠岡市・M様邸 屋根塗装・外壁塗装現地調査⑤他の屋根材とは違う!モニエル瓦の塗装方法とは
2024.08.08
点検レポート
岡山県笠岡市のM様邸より、引き続き屋根塗装・外壁塗装の現場調査の様子をレポートします!
前回の現場レポート→「岡山県笠岡市・M様邸 屋根塗装・外壁塗装現地調査④苔や汚れはどうして付着するのか」は、こちらのページです。
屋根材にはスレート瓦、ガルバリウム鋼板、トタンなど、沢山の種類があります。
M様邸の屋根は今はもう製造されていないモニエル瓦でした。
よくセメント瓦と間違えられる屋根材です。
違いは小口(断面)を見るとすぐ分かります。小口がザラザラしていたらモニエル瓦、小口が平だったらセメント瓦です。
モニエル瓦が他の屋根材と大きく違う点は、『スラリー層』という保護する層が表面にあることです。
スラリー層が残った状態で塗装をすると、新しい塗膜が剥がれてしまいます。
そのため、スラリー層が落とすために入念な高圧洗浄を行い、それでも落とせない場合は手作業でスラリー層を落とします。
更に、下塗りでスラリー強化プライマーを塗布して粘着テストを行います。
また、M様邸の屋根には天窓もありました。
天窓は雨漏りの原因になりやすい場所です。屋根塗装と併せて天窓のシーリング工事も提案しました。
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