広島県福山市 T様邸 屋根塗装・外壁塗装 高圧洗浄、外壁下塗り
広島県福山市のT様邸にて、屋根塗装・外壁塗装を行いました!
今回は、高圧洗浄と外壁の下塗りの様子をお伝えします。
【高圧洗浄はどうして必要?】
屋根塗装や外壁塗装をする際、必ず下地を高圧洗浄で綺麗にします。
「でも、塗装をしてしまえば綺麗になりますよね?」というご質問を良くいただきます。
確かに、塗装工事は下地の上から新しい塗料を塗る工事なので、下地は見えなくなります。
では、なぜ下地を綺麗にするのかというと、それは下地と塗料の密着性を高める為です。
下地に汚れやカビ、苔などが残ったまま塗装をすると、塗料がしっかりと定着してくれません。
例えば、スマホのフィルムを貼る時、画面を綺麗にしてから貼りますよね。
埃が入っていては見た目も悪いですし、気泡もできますし、剥がれやすくなってしまいます。
それと同じで、不純物が残ったまま塗装をするという事は、仕上がりは悪くなり、凸凹ができ、剥がれやすくなります。
綺麗に仕上げ、かつ塗膜が剥がれにくく長持ちさせる為には高圧洗浄は欠かせません。
T様邸での屋根高圧洗浄の様子です。
業務用の高圧洗浄機は足に当たると大けがをしてしまう程、強力な水圧ですので、注意しながら洗浄していきました。
手で触れば指が飛ぶ程の威力ですので、外壁の高圧洗浄の際など、職人には近寄らないようお気を付けください。
高圧洗浄で濡れた屋根、外壁をそのままに塗装してしまうと、塗料が薄くなってしまいます。
その為、2日置いてしっかりと乾燥させました。
ちなみに上記の理由から雨の日も塗装をする事はできません。
塗料が薄くなると、色ムラができますし、塗料の持つ機能(耐候性や低汚染性など)が発揮できません。
その為、雨の日が続くと工期が延びる事があります。
【外壁の下塗り】
しっかりと下地が乾燥している事を確認して下塗りを行いました。
外壁の下塗り材は、主にホワイトかクリアーです。
今回のようにホワイトの下塗り材を使うと、下地の色を隠蔽して、仕上げ塗料の発色が綺麗になります。
既存の色が濃い色→新しく淡い色にしたい時は、特にホワイトの下塗り材を使います。
他にも、下塗り材には以下のような役割があります。
- ・下地と仕上げ塗料の接着力を高め、塗膜を長持ちさせる
- ・傷んだ下地に塗料が吸い込まれ、色ムラができるのを防ぐ
- ・細かなひび割れを埋める
- ・下地を補強する
- ・防カビ・防藻性や、遮熱性などの機能を持たせる
これらの効果は、下塗り材の製品によってどの機能を持つか異なります。
高圧洗浄と同様、下塗りも塗膜を長持ちさせる為に欠かせない工程です。
その為、どれだけ下地処理が適切に行われているか、下塗り材の選択によって塗膜の寿命は大きく変わります。
塗装工事は最後の仕上げ塗装に着目しがちですが、その前の工程にも非常に重要な意味があるのです。
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