笠岡市 M様邸 屋根塗装・外壁塗装 帯、水切りの塗装
岡山県笠岡市のM様邸にて、屋根塗装・外壁塗装のご報告の続きです!
前回の現場レポート→「笠岡市 M様邸 屋根塗装・外壁塗装 出窓の屋根塗装の様子」は、こちらのページです。
今回は、帯と水切りの塗装の様子についてお伝えします。
【ケレン作業って何?】
付帯部の塗装の様子で度々登場した用語、ケレン作業。
聞いた事がある、という方は少ないのではないでしょうか。
これまでケレン作業についてお話ししてきましたが、もう少し詳しくご紹介します。
ケレン作業は塗装前の下地処理の1つです。
英語のcreanからきている言葉で、下地を綺麗にする作業をいいます。
塗装工事は、部材を保護する為に行う工事ですが、下地が綺麗でなければ塗料の持つ効果を最大限に発揮できません。
その理由は塗膜が下地にしっかりと密着していないからです。
かさぶたの上から薬を塗っても効果が行き届きにくいのと同じです。
不純物の上からどんなに高性能な塗料を塗っても、あまり意味がなくなってしまいます。
その為、下地と塗料がピッタリと密着させる為に、ナイロンタワシやサンドペーパーなどで下地に付着した汚れや脆弱いな塗膜、錆びなどを削っているのです。
下地を綺麗にする事と、もう1つケレン作業には重要な目的があります。
それは、表面にわざと凹凸をつけて塗料の食いつきを良くする事です。
ツルツルっとした表面は塗料がくっつきにくいので、わざとザラザラにして塗料の密着性を高めます。
この作業を目粗し・目荒らしといいます。
よく、DIYの塗装方法がインターネット上に掲載されています。
目荒らしは適当にやってしまうと、ただ下地を痛めつけるだけになります。
専門的な知識や技術が、ケレン作業には必要です。
こちらは帯のケレン作業の様子です。
上の方にボロボロっと剥がれている場所がありますよね。
このような場所に塗装すると、旧塗膜ごとすぐに剥がれてしまいます。
その為、ケレン作業で脆い塗膜を除去します。
【帯・水切りって何?】
先ほどご紹介した帯ですが、帯がついているお宅とついていないお宅があります。
主に1階と2階の間に取り付けられている部材です。
縦方向に取り付けられている帯もあります。
美観が目的の部材で、1階と2階の境界線を作っています。
前回の現場レポートでご紹介した出窓の屋根のように、外壁を伝って雨水が落ちて溜まる部分です。
塗膜の劣化が早いので、ここも定期的に塗装による保護をしてあげる必要があります。
続いて水切りです。
名前の通り、水を切る役割のある部材です。
例えば、土台と外壁の間に水切りがなければ雨水が土台に侵入し、建物の寿命を縮めてしまうでしょう。
水切りがある事で、お住まいが丈夫に作られています。
このような狭い部分はローラーでは塗装がしにくいので、刷毛を使います。
刷毛はローラーよりも難易度が高い工法です。
少しずつ塗っていくので、均一な厚みにする為には技術が必要です。
イマガワペイントが選ばれる理由については、こちらのページです。
付帯部は全てブラウンで統一しました(^^♪
−N−