岡山県小田郡矢掛町 屋根重ね葺き工事 スレート屋根の工事3種類
岡山県小田郡矢掛町にて、屋根重ね葺き工事(カバー工法)を行いました!
【化粧スレート屋根とは】
こちらのお宅の屋根は化粧スレート屋根でした。
下の写真は足場を設置後、屋根のてっぺんにある棟板金を撤去した際のものです。
“化粧スレート屋根”という言葉を聞いた事がある方はあまりいらっしゃらないかもしれません。
しかし、現在日本で最も普及率の高い屋根材ですので、何度も見ていると思います。
化粧スレート屋根はカラーベストやコロニアルとも呼ばれています。
カラーベストとコロニアルは商品名が一般名称になったものです。
※ポータブルオーディオプレイヤーをウォークマン(もとは商品名)と呼ぶようなものです。
化粧スレート屋根はセメントに繊維素材を混ぜ、薄い板状に形成したものです。
カラーバリエーションが豊富で価格が安く、施工が容易であるというメリットがあります。
日本で人気がある特徴として、軽くて耐震性が高いという事が挙げられます。
ただ、耐久性や防水性が低いというデメリットもあります。
その為、耐久性や防水性を向上させる為に、それらの機能を持つ塗料で塗装をしています。
塗膜は劣化するので機能が徐々に低下していき、次第に屋根材が傷んできます。
傷んでいるかどうかの判断は、屋根に上らなければならないので大変危険です。
当社では無料診断を行っていますので、お気軽にご依頼ください。
【化粧スレート屋根の工事3種類をご紹介します】
化粧スレート屋根の工事は大きく分けて3種類あります。
1つは塗装工事です。
先述したように、化粧スレート屋根は塗膜で保護されており、年月が経つにつれて劣化していきます。
その為、防水性や耐久性を向上させる機能を持った塗料で塗りかえる工事が必要です。
時期は新築や前回のメンテナンスから約10年に1度が目安です。
リフォームメニュー「屋根塗装」については、こちらのページです。
塗装工事を長くせずに放置していた、または塗装工事をしていても屋根材に寿命が来て塗装では補修しきれなくなった場合には他の2つの施工方法の選択になります。
それが『屋根葺き替え工事』と『屋根重ね葺き工事』です。
屋根葺き替え工事はその名の通り、古い屋根材を撤去して新しい屋根材に葺き替える工事です。
3つの工事の中で一番費用はかかりますが、劣化状態がリセットされるので、メリットが一番多い工事です。
屋根重ね葺き工事は古い屋根材の上から新しい屋根材を葺く工事です。
既存の屋根材を撤去しない為、撤去費用の節約、更に工期を短くできるというメリットがあります。
ただ、屋根が二重になるので、その分重たくなり、耐震性が低下します。
リフォームメニュー「屋根リフォーム・屋根修理」については、こちらのページです。
【屋根重ね葺き工事の様子】
こちらは既存の屋根の上に防水シート(ルーフィング)を張っているところです。
葺き替え工事後の屋根の構造は大まかにいうと、既存野地板→既存防水シート→既存屋根→新防水シート→新屋根となります。
この続きは次回の現場レポートで!
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