防水工事と外壁塗装の選び方と注意点

広島県福山市の外壁塗装、屋根塗装ならイマガワペイントにお任せください。
一級建築士、一級塗装技能士が在籍するイマガワペイントが、今回は「防水工事と外壁塗装の選び方と注意点」についてご紹介します。
外壁塗装について気になる方は、ぜひ参考にしてください。
また、屋根塗装で雨漏りを防ぐ!知らないと損するメンテナンスのポイントについて気になる方は下記の記事で詳しく解説していますので、チェックしてみてください。
参照:外壁塗装専門店【イマガワペイント】福山市・笠岡市 -屋根塗装で雨漏りを防ぐ!知らないと損するメンテナンスのポイント
防水工事と外壁塗装の重要性とは?
住まいは日々、雨風や紫外線といった自然環境の影響を受けています。
特に日本のように四季があり、梅雨や台風といった気候の変化が激しい地域では、住宅の劣化スピードも早まります。
そのため、防水工事と外壁塗装は建物を守るために欠かせないメンテナンスと言えます。
防水工事は、建物内部への水の侵入を防ぐ役割を果たします。
屋上やベランダ、外壁の継ぎ目などから雨水が侵入すると、木材の腐食や鉄部のサビ、カビの発生などを引き起こし、建物の寿命を縮める原因になります。
一方、外壁塗装は、外観を美しく保つだけでなく、防水性や遮熱性、断熱性などの機能を持つ塗料を使用することで、建物自体を保護します。
塗膜の劣化が進むと、ひび割れや剥がれが起こり、そこから水分が侵入するリスクも高まります。
防水工事と外壁塗装は、それぞれ独立した役割を持ちながらも、組み合わせることで建物全体の耐久性を大幅に向上させることができます。
大切な住まいを長く安全に保つためには、定期的な点検と適切な施工が不可欠です。
防水工事とは?主な種類と施工方法
防水工事とは、建物の屋上、ベランダ、バルコニー、外壁、基礎部分などから雨水が侵入しないように、特殊な材料や工法で保護する作業です。日本のように湿気が多く、雨が多い気候では、防水性能の維持は建物の耐久性や居住性に直結する重要な要素です。
防水工事にはいくつかの種類があり、それぞれの現場条件や目的に応じて適切な工法を選ぶことが求められます。主な防水工法は以下の通りです。
1. ウレタン防水(塗膜防水)
液状のウレタン樹脂を塗布し、硬化させて防水層を形成します。継ぎ目がなく、複雑な形状の場所にも施工しやすいため、ベランダやバルコニーに多く使用されます。比較的低コストで、補修もしやすいのが特徴です。
2. シート防水(塩ビ・ゴムシート)
防水性の高いシート状の素材を接着していく方法です。均一な厚みで品質が安定しやすく、耐久性にも優れています。屋上や陸屋根など、広い面積に適していますが、下地の形状が複雑な場所には不向きな場合もあります。
3. アスファルト防水
熱で溶かしたアスファルトを何層にも重ねていく工法です。古くからある伝統的な工法で、耐久性が非常に高いのが特徴です。大規模建築物の屋上などに多く使われますが、施工時に匂いや煙が発生するため、環境面での配慮が必要です。
4. FRP防水(繊維強化プラスチック)
ガラス繊維と樹脂を組み合わせて硬化させる工法で、軽量で強靭な防水層が作れます。水を使う施設や屋上、住宅のベランダなどで使われることが多く、耐水性と耐久性のバランスが良好です。
防水工事と外壁塗装の違いと相乗効果
一見似ているように思われがちな防水工事と外壁塗装ですが、それぞれ異なる目的と役割を持っています。正しく理解し、適切なタイミングで施工することで、建物の耐久性と快適性を大きく高めることができます。
防水工事の目的と役割
防水工事は、建物内部への水の侵入を防ぐことが主な目的です。屋上やベランダ、外壁の継ぎ目、バルコニーの床など、水が溜まりやすく劣化しやすい場所に対して、特殊な防水材やシートを使用し、水の侵入を防止します。施工ミスや経年劣化によって防水性能が失われると、建物内部の構造材が腐食したり、カビやシロアリの原因になったりするリスクが高まります。
外壁塗装の目的と役割
一方、外壁塗装の主な役割は、建物の外観の美しさを保つことに加え、外壁を紫外線や雨風から保護することです。使用する塗料によっては、防水性に加えて断熱性や遮熱性、防カビ性などの機能を持つものもあります。外壁の劣化を早期に防ぐためには、塗膜の保護性能が非常に重要です。
両者の相乗効果
防水工事と外壁塗装を同時期に適切に行うことで、互いの効果を高め合うという相乗効果が期待できます。たとえば、外壁にひび割れがある状態で塗装をしても、防水性能は十分に確保されません。同様に、防水処理をしても塗膜が劣化していれば、外壁自体の保護は不十分です。
したがって、**防水工事で“水を防ぎ”、外壁塗装で“外部からの劣化を防ぐ”**という役割を意識しながら、総合的に住まいを守ることが大切です。費用や手間を抑えるためにも、工事のタイミングを合わせて一括で行うのが効果的です。
工事前に確認すべき注意点とチェックリスト
防水工事や外壁塗装を行う前に、しっかりと準備を整えることで、施工後のトラブルを防ぎ、満足のいく仕上がりを得ることができます。ここでは、工事前に確認しておくべきポイントとチェックリストをご紹介します。
工事前に確認すべき注意点
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施工業者の実績と信頼性の確認
施工の質は業者選びに大きく左右されます。過去の施工事例や口コミ、登録団体(建設業許可など)の有無を確認しましょう。 -
建物の現状調査を依頼する
専門家による現地調査を依頼し、劣化箇所や施工が必要な範囲を明確にしておくことが重要です。 -
工法や使用材料の説明を受ける
防水材や塗料の種類、それぞれの特徴や耐久年数について、分かりやすく説明してもらいましょう。不明点は遠慮なく質問することが大切です。 -
見積もり内容を細かく確認する
単に金額だけでなく、「何にいくらかかっているのか」「追加費用が発生する可能性はあるか」など、明細の透明性を確認しましょう。 -
工期や近隣対応について相談する
工事の期間、作業時間、騒音の有無などを事前に把握し、近隣住民への配慮や告知の有無も確認しておくと安心です。
防水・外壁工事のタイミングとメンテナンス周期
住まいの耐久性と快適性を保つためには、適切なタイミングで防水工事や外壁塗装を行うことが非常に重要です。どちらも一度の施工で終わりではなく、定期的なメンテナンスが必要となります。では、どのタイミングで工事を行えばよいのでしょうか。
防水工事のメンテナンス周期
一般的に、防水工事の耐用年数は10~15年程度とされています。ただし、使用する材料や施工場所によって前後するため、下記のようなサインが見られたら早めの対処が必要です。
- 屋上やベランダに水たまりができる
- ひび割れや剥がれが見られる
- 雨漏りや湿気によるカビの発生
- 防水層が硬化・劣化している感じがする
特に、バルコニーや屋上などは直射日光や雨にさらされやすいため、劣化が進みやすいです。定期的な点検と早めの補修が建物全体の寿命延長につながります。
外壁塗装のメンテナンス周期
外壁塗装も同様に、使用する塗料によって耐久年数が異なります。一般的な目安は以下の通りです。
- アクリル系塗料:5~7年
- ウレタン系塗料:8~10年
- シリコン系塗料:10~15年
- フッ素系塗料:15~20年
次のような劣化症状が出ている場合は、再塗装のサインです。
- 外壁を手で触ると白い粉が付く(チョーキング現象)
- ひび割れや剥がれ
- 色あせやツヤの消失
- カビや藻の発生
タイミングを見極めるコツ
建物の状態や立地条件によっても劣化スピードは異なります。定期的な点検(5年に1回程度)を受けることをおすすめします。また、外壁塗装と防水工事を同時に行うことで、コスト削減と工期短縮が可能になるケースも多く、効率的です。
まとめ
今回は「防水工事と外壁塗装の選び方と注意点」についてご紹介しました。
防水工事と外壁塗装は、建物の美観と耐久性を保ち、住まいを長く安心して使い続けるために欠かせないメンテナンスです。それぞれの目的や工法、特徴を理解し、正しいタイミングで施工することが、無駄な出費やトラブルを防ぐ鍵となります。
また、信頼できる業者選びや、工事前の事前チェック、定期的なメンテナンスの重要性も忘れてはいけません。「何となく頼んでしまった」ではなく、「納得して選んだ」施工を行うことで、安心と満足のいくリフォームが実現できます。
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