自分で屋根を塗装する際の必要道具とその選び方

広島県福山市の外壁塗装、屋根塗装ならイマガワペイントにお任せください。
一級建築士、一級塗装技能士が在籍するイマガワペイントが、今回は「自分で屋根を塗装する際の必要道具とその選び方」についてご紹介します。
外壁塗装の人気塗料について気になる方は、ぜひ参考にしてください。
また、家塗装の費用を抑えるための賢い選択法について気になる方は下記の記事で詳しく解説していますので、チェックしてみてください。
参照:外壁塗装専門店【イマガワペイント】福山市・笠岡市 -家塗装の費用を抑えるための賢い選択法
屋根塗装を自分で行うメリットと注意点
屋根の塗装は専門業者に依頼するのが一般的ですが、近年では「DIY塗装」に挑戦する方も増えています。
コスト削減の面や、自分のペースで作業できるという利点から、関心を持つ人が多いようです。
ここでは、屋根塗装を自分で行うメリットと、事前に知っておきたい注意点をご紹介します。
自分で塗装するメリット
-
費用を抑えられる
業者に依頼した場合、足場設置費や人件費などがかかり、総額で数十万円に及ぶこともあります。自分で作業することで、材料費と最低限の道具代だけで済ませることが可能です。 -
施工の自由度が高い
天候や自分の都合に合わせて作業日を決められ、作業ペースも自分次第。納得いくまで丁寧に仕上げることができます。 -
達成感とスキルの向上
自分の手で住まいをメンテナンスする経験は、単なる作業以上の満足感があります。次回のメンテナンス時にも役立つ知識と技術が身につきます。
注意すべきポイント
-
高所作業のリスク
屋根の上での作業は常に落下の危険があります。しっかりとした足場、安全帯などの準備と、慎重な動作が必要です。無理は禁物です。 -
天候とタイミングの見極めが必要
雨や強風の日は作業を避ける必要があります。梅雨時期や冬季は塗料の乾燥にも影響が出るため、適切な時期を選ぶことが重要です。 -
仕上がりの品質にバラつきが出やすい
塗りムラや塗料の選定ミスがあると、劣化が早くなる可能性も。作業前の下地処理や塗装手順をよく学び、慎重に作業を進めましょう。
屋根塗装に必要な道具一覧
屋根塗装を自分で行うには、用途に合った道具をしっかり揃えることが成功のカギとなります。
ここでは作業の工程に沿って、必要な道具を分類してご紹介します。
1. 事前準備に必要な道具
- 高圧洗浄機
屋根表面のホコリ、カビ、古い塗膜を除去するために使用。出力1.0MPa以上の家庭用モデルで十分ですが、外壁にも使えるタイプがおすすめです。
- スクレーパー(ヘラ)やワイヤーブラシ
こびりついた塗膜やサビを削り落とすための手工具。塗装前の下地処理に欠かせません。
- 養生シート・マスキングテープ
雨樋や壁、窓など塗料がついてほしくない部分を保護します。耐水性・耐候性のあるものを選びましょう。
2. 塗装作業に必要な道具
- ローラー・刷毛(はけ)
広い面はローラー、細かい部分や縁は刷毛で塗り分けます。屋根材の凹凸によってローラーの毛丈(長さ)を変えると、よりキレイに仕上がります。
- 塗料バケット・ローラートレイ
塗料を入れる容器と、ローラーの塗料量を調整するためのトレイ。塗料の種類ごとに分けて使うと便利です。
- 屋根用塗料(下塗り・中塗り・上塗り)
屋根の材質や塗装歴に応じた塗料を選びましょう。耐候性や遮熱性に優れた塗料も人気です。
3. 安全対策のための道具
- はしご・足場台(作業用足場)
高さや屋根の形状に応じた足場が必要です。しっかり安定したものを選びましょう。
- 安全帯(フルハーネス)・ヘルメット
高所作業では必須。特に急勾配の屋根ではフルハーネス型の安全帯が推奨されます。
- 作業服・手袋・ゴーグル
塗料や粉じんから身体を守るための基本装備。通気性と耐久性のバランスが良いものを選びましょう。
道具の選び方とポイント
屋根塗装に必要な道具は多岐にわたりますが、それぞれの道具を適切に選ぶことが、仕上がりの美しさや作業の安全性に直結します。ここでは、代表的な道具の選び方とポイントを解説します。
高圧洗浄機:洗浄力と使いやすさをチェック
塗装前の下地処理に欠かせない高圧洗浄機は、1.0~1.5MPaの出力がある家庭用タイプで十分。
水道接続が簡単で、長時間使用しても疲れにくい軽量モデルがおすすめです。騒音レベルにも注意しましょう(住宅街では静音タイプが◎)。
塗料:屋根材と目的に合ったものを選ぶ
屋根の種類(スレート、金属、瓦など)や、目的(防水性、遮熱性、耐久性)に合った塗料を選ぶのが重要です。
- 下塗り塗料(プライマー):密着性を高めるための下地材。屋根材に適合したものを。
- 中塗り・上塗り塗料:シリコン系、フッ素系、ウレタン系などがあります。耐久性重視ならフッ素、コストを抑えたいならシリコンが人気です。
- 遮熱塗料:夏場の室内温度上昇を抑える効果があり、節電にもつながります。
ローラーと刷毛:仕上がりに差が出る!
屋根材の表面状態によって、ローラーの「毛丈(もうたけ)」を選びましょう。
- 長毛ローラー(20mm程度):凹凸のあるスレート屋根に最適。
- 中毛ローラー(13mm前後):金属屋根やフラットな面に向いています。
刷毛は、細かい部分(屋根の端や金属部分)に使いやすい斜めカットタイプが便利です。
安全帯と足場:安全第一!必ず信頼できる製品を
高所作業では、命を守る安全帯(フルハーネス型)を選びましょう。厚生労働省の規格(JIS・ISO認定)に準拠した製品であることを確認してください。
足場は、傾斜のある屋根では仮設足場の設置が必要になることも。自信がなければ、足場だけでも業者に依頼するのが安心です。
その他のポイント
- 養生シートは耐久性・防水性の高いものを。風でめくれないようにマスキングテープも強粘着タイプを選びましょう。
- 作業服や手袋は通気性がよく、塗料が染みにくい素材を。滑り止めつき手袋も◎。
おすすめの購入場所とコストの目安
屋根塗装に必要な道具は、ホームセンターやネット通販で比較的簡単に入手できます。
ただし、商品選びには慎重さが必要です。ここではおすすめの購入場所ごとの特徴と、一般的な費用の目安をご紹介します。
ホームセンターでの購入:実物を見ながら選びたい方におすすめ
メリット
- 実物を手に取って確認できる
- スタッフに相談できる(店舗によってはプロのアドバイスも)
- 買ったその日に持ち帰れる
主な店舗例
- カインズホーム
- コーナン
- ビバホーム
- DCMグループ
注意点
- 品揃えは店舗によって異なる
- 専門性の高い道具は取り扱いが少ないことも
ネット通販での購入:種類豊富で比較も簡単
メリット
- 商品レビューで使用感を確認できる
- 自宅まで配送してくれる(大型の足場部材や塗料もOK)
- 品揃えが豊富で価格比較も簡単
おすすめ通販サイト
- Amazon(DIYカテゴリーが充実)
- モノタロウ(建築業向けの専門道具が揃う)
- 楽天市場(ポイント還元が魅力)
注意点
- 実物がイメージと異なる場合がある
- 配送に時間がかかることもあるため、余裕を持って注文を
屋根塗装にかかるおおよその費用(道具一式)
品目 | 価格の目安(円) |
---|---|
高圧洗浄機 | 10,000〜25,000 |
ローラー・刷毛セット | 1,500〜3,000 |
塗料(下・中・上塗り) | 20,000〜50,000(屋根の面積による) |
養生シート・マスキング | 2,000〜5,000 |
安全帯・ヘルメット | 10,000〜20,000 |
足場(レンタル・購入) | 30,000〜100,000(条件による) |
合計目安:
小規模な屋根(20〜30㎡程度)なら 約7万〜15万円程度。
足場を外注する場合は、別途工事費が追加される場合もあります。
まとめ
今回は「自分で屋根を塗装する際の必要道具とその選び方」についてご紹介しました。
屋根塗装は、しっかりと準備をすれば自分の手でも行える作業です。
道具の使い方を理解し、安全対策を徹底することで、プロ顔負けの仕上がりを目指すことも可能です。
今回ご紹介したように、屋根塗装には多くの道具が必要ですが、それぞれに明確な役割があります。
塗料の選定、ローラーの種類、安全帯の仕様など、細かいポイントに注意を払うことで、失敗のリスクを大きく減らせます。
また、DIYならではの「自分で仕上げた」という達成感や、家への愛着も大きな魅力です。
とはいえ、高所作業は危険が伴うため、「安全第一」が何よりも大切です。
少しでも不安がある場合は、無理をせず、足場の設置だけでも業者に依頼するなど、柔軟に判断しましょう。
広島県福山市・岡山県笠岡市で屋根外壁塗装をご検討中の方は、
イマガワペイントへご相談ください。
お困りごとをお聞きして、お客様目線のご提案を心がけております。
福山市と笠岡市に4つのショールームがございます。
どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ!