ガルバリウム鋼板屋根を塗装するための基礎知識
ガルバリウム鋼板は塗装が必要です。
一体ガルバリウム鋼板はどんな塗装が必要なのでしょうか。
「我が家のガルバリウム鋼板屋根の塗装費用はいくら?」「どんな方法があるの?」と疑問を抱いている方も多いはずです。
広島県福山市の外壁塗装、屋根塗装ならイマガワペイントにお任せください。
一級建築士、一級塗装技能士が在籍するイマガワペイントが、今回は「ガルバリウム鋼板屋根を塗装するための基礎知識」という疑問について解説します。
ガルバリウム鋼板屋根の知識をつけて、正しく塗装し、美しい屋根を保ちましょう。
ガルバリウム鋼板とは?
近年多く見かけることになった、ガルバリウム鋼板とは、アルミ亜鉄合金のめっきのことを言います。
アルミニウム、シリコン、亜鉄を混ぜ合わせ、形成された金属です。
アルミニウムは、熱反射、耐熱性、防水性などに優れており、天候が不安定な地域でも安心して取り付けられます。
近年はやりのモダンな造りの住宅にもマッチし、大変人気な素材の1つです。
汚れがつきにくくデザイン性のあるガルバリウム鋼板は、幅広い年代の方に好まれています。
ガルバリウム鋼板屋根の基礎知識
ガルバリウム鋼板の基礎知識を習得する上で、そのメリットとデメリットについて解説します。
ガルバリウム鋼板を採用するメリット
- 高い耐久性
- コストパフォーマンスが良い
- 耐震性がある
ガルバリウム鋼板は、耐久性に優れています。
薄さ0.35mmという材質からできているガルバリウム鋼板。
薄くて丈夫さがあるというのがメリットだと言えます。
亜鉛とアルミニウムの合金メッキが使用されているので、とても頑丈です。
錆びにも強く、雨風もしのげる高い耐久性があります。
つづいて、コストパフォーマンスが高いというのもメリットです。
ガルバリウム鋼板は耐用年数が40年から50年と長く持つ屋根材。
長く持つので、トータル的なコストを下げることが可能です。
定期的なメンテナンスを行うことでより長く美しい状態を維持できます。
また、日本瓦の10分の1ほどの重さのガルバリウム鋼板屋根は、耐震性に優れています。
地震大国である日本では、いつどこで自然災害に見舞われるかは分かりません。
安心して住める家造りを行う為にも、ガルバリウム鋼板屋根を選ぶ方が増えています。
ガルバリウム鋼板のデメリット
- 断熱性が低い
- 防音性が低い
ガルバリウム鋼板のデメリットは、断熱性と防音性が低いことです。
金属板であるガルバリウム鋼板は、熱伝導率が高い素材。
熱伝導率が高ければ、吸収した熱を蓄積させてしまい、室内の温度の上昇につながることも少なくありません。
その為、屋根に断熱加工を施すことで、遮熱性を高め、断熱性の低さをカバーします。
また、防音効果も低いので、追加工事により加工を施す作業が必要です。
ガルバリウム鋼板だけでは、外の音が気になりますが、工事により防音性を高めることでデメリット面を最小限に抑えられるでしょう。
ガルバリウム鋼板の再塗装が必要?劣化した症状とは?
ガルバリウム鋼板が劣化したときの症状について下記で解説します。
劣化①色あせ
ガルバリウム鋼板屋根が劣化し、塗装を考える時期は色あせが起こった時です。
基本的に丈夫な屋根であるガルバリウム鋼板は、劣化症状の判別がつきにくいことも少なくありません。
しかし、色あせが起こっているようであれば、劣化が進んでいる証拠です。
塗装し直すことで、劣化症状を取り除き、長く丈夫な屋根を維持できます。
劣化②傷や凹み
つづいての症状は、傷や凹みを発見した時です。
傷や凹みがあれば、その部分から劣化が進行し、錆びにつながる可能性があります。
早急な処置が必要だと言えるでしょう。
錆びへと進行すれば、鉄を腐らせ、丈夫な屋根を維持できなくなります。
放置するほど、リフォーム時の金額が増す可能性があるので注意しましょう。
ガルバリウム屋根のメンテナンス方法
つづいて、ガルバリウム鋼板屋根のメンテナンス方法について解説します。
丈夫なガルバリウム鋼板といってもメンテナンスは必要です。
以下のような小まめなメンテナンスを行うことで、長く持ちの良い屋根を維持できます。
①水を流す
定期的に水を流すことで、屋根についた塩分や汚れを流す効果が期待できます。
汚れが付着していると、屋根を傷ませてしまうことも。
雨の塩分やほこりなどが蓄積されると、錆びの原因にもなります。
定期的に水を流すことで、汚れを相殺し、長持ちする屋根になります。
②塗り替え
色あせや錆びがあるのなら、塗り替え工事を行いましょう。
どの部分まで劣化が進行しているのかを慎重にチェックしてください。
塗膜部分までなのか、めっきの層まで浸透しているのかを見極め、劣化部分を取りのぞく工事が必要です。
その上で、キレイに塗装し直せば、本来の丈夫なガルバリウム鋼板屋根を維持できるでしょう。
③カバー工法
雨漏りや錆びがひどい場合には、カバー工法が効果的です。
カバー工法は、野地合板が劣化していない場合に行える工事です。
状況によって、工法は変わっていくのでまずは下地をチェックして、どの作業がマッチするのかを調べましょう。
新しい屋根材を既存の屋根の上にカバーする場合や新しい野地合板をその上にカバーしてから新たにガルバリウム鋼板屋根を設置する場合などがあります。
ガルバリウム鋼板屋根のリフォーム費用
ガルバリウム鋼板屋根をリフォームするのには、どのくらいの費用を見立てるべきでしょうか。
費用面について解説します。
ガルバリウム鋼板屋根のリフォーム費用
ガルバリウム鋼板屋根を塗装する場合、相場は20万円から40万円です。
塗装業者や屋根の広さによって変わりますが、おおよその金額です。
塗装に使われる塗料によっても金額が変わります。
例えば、ウレタン系の塗料の場合だと、1㎡あたり1,500円~2,200円で、耐久年数は8~10年です。
シリコン系の塗料の場合だと、1㎡あたり2,500円~3,200円で、耐久年数は10年から15年です。
フッ素系塗料の場合、1㎡あたり3,500円~4,000円で、耐久年数は15年から20年です。
このように塗料によって、耐久年数と価格の差がでてきます。
ご自宅には、どのような塗料で塗装をするのが値段と価値に見合うのかをチェックしてから選びましょう。
また、耐久年数が上がれば、それだけ価格も高くはなりますが、トータル的に見ればコスパ良しと判断できる場合もあります。
ご自身で一番納得のいく形にすることで、満足のいくガルバリウム鋼板屋根の塗装を行えるはずです。
まとめ
今回は、ガルバリウム鋼板屋根を塗装するための基礎知識について解説しました。
ガルバリウム鋼板屋根は、アルミニウム、シリコン、亜鉄を混ぜ合わせ、形成された金属屋根です。
丈夫で錆にも強く、耐久性、耐震性、コスト面にも優れています。
しかし、メンテナンスは必要であり、塗装やリフォーム時期の見極めが重要です。
リフォームの方法や費用は、塗装工法と塗料を見直すことで、抑えられるかもしれません。
満足のいくガルバリウム鋼板屋根のリフォームを行えるように、基礎知識を身につけましょう。
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