太陽光パネル設置後の外壁塗装で失敗しないための5つのコツ

太陽光パネルを設置後に外壁塗装が必要になると、「設備には問題ないのかな」「普通の塗装会社にお願いしても大丈夫なの?」と心配になりますよね。
「外壁塗装で失敗したくない」という気持ちを皆さん持たれているはずです。
広島県福山市の外壁塗装、屋根塗装ならイマガワペイントにお任せください。
一級建築士、一級塗装技能士が在籍するイマガワペイントが、今回は「太陽光パネル設置後の外壁塗装で失敗しないための5つのコツ」についてご紹介します。
外壁塗装についてお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
また、太陽光パネル設置と住宅改修に使える助成金は下記の記事で詳しく解説していますので、チェックしてみてください。
参照:太陽光パネル設置と住宅改修に使える助成金ガイド-外壁塗装専門店【イマガワペイント】福山市・笠岡市
太陽光パネル設置後の外壁塗装はなぜ注意が必要なのか?
太陽光パネルを設置した後に外壁塗装を行う場合、いくつかの特有のリスクが存在します。一般的な外壁塗装と同じ感覚で工事を依頼すると、思わぬトラブルにつながることもあるため注意が必要です。
まず一つ目の理由は、足場の組み方に制限が出ることです。屋根に太陽光パネルがあると、塗装業者は通常の足場を組みにくく、無理な作業姿勢になりやすいため、施工品質に影響する可能性があります。
二つ目は、パネルや配線を傷つけるリスクです。塗装中に誤って塗料が付着したり、工具が当たって破損してしまうと、発電効率が落ちるだけでなく、修理費用が余計にかかってしまいます。
三つ目は、塗装の耐久性に差が出やすい点です。パネルの影になる部分は乾きにくく、ムラや剥がれが発生しやすくなるため、施工前の計画と適切な塗料選びが重要になります。
このように、太陽光パネルがある家での外壁塗装は「単純な塗り替え工事」とは異なり、専門的な知識と経験が欠かせません。だからこそ、事前にリスクを理解し、失敗を防ぐためのポイントを押さえることが大切です。
失敗しないための外壁塗装の基本ポイント
太陽光パネルを設置した後に外壁塗装を行う場合、一般的な塗装工事とは異なる配慮が必要です。ここでは、失敗を防ぐために押さえておきたい基本的なポイントを紹介します。
1. 業者同士の連携を確認する
太陽光パネルを設置した業者と、外壁塗装を担当する業者の連携が取れていないと、作業中にパネルや配線を傷つけるリスクが高まります。必ず「太陽光パネルの設置を考慮した施工ができるか」を確認しましょう。
2. 足場の安全性を確保する
パネルがあることで足場を組みにくくなるため、塗装業者に「どのように安全な足場を組むのか」を事前に説明してもらうことが大切です。足場が不安定だと塗り残しや施工不良につながります。
3. 下地処理を丁寧に行う
外壁塗装は下地処理の良し悪しで耐久性が大きく変わります。特にパネル周辺は湿気がこもりやすいため、丁寧な高圧洗浄や補修作業が不可欠です。
4. 塗料の選び方に注意する
遮熱性や耐久性に優れた塗料を選ぶと、太陽光パネルの発電効率を損なわずに外壁を長持ちさせられます。メーカーの推奨塗料や、パネルと相性の良い塗料を選ぶことがポイントです。
5. メンテナンスを見据えた計画を立てる
外壁塗装だけでなく、将来的なパネルのメンテナンスも考慮して計画を立てることが大切です。塗装とパネル点検を同時に行うことで、余計な工事費用を抑えられます。
太陽光パネルがある家の外壁塗装時に確認したい5つのチェック項目
太陽光パネルが設置された家での外壁塗装には、通常の住宅にはない特別な確認事項があります。
安全かつ効果的な塗装を行うため、以下の5つのチェック項目を事前に確認しましょう。
太陽光パネルの「一時撤去の必要性」を確認する
太陽光パネルが外壁や屋根に密着している場合、塗装作業をスムーズに進めるために一時的にパネルを撤去する必要があります。
特に、外壁塗装に影響が出る場合は、撤去の費用や手順も確認しましょう。
一時撤去を依頼する場合は、パネル設置の専門業者や電気工事士に相談することをお勧めします。
足場の設置計画:太陽光パネルや配線を保護できるか
外壁塗装のためには足場が必要ですが、太陽光パネルやその配線を傷つけないように、足場の設置計画をしっかりと立てることが大切です。
特に、パネル周辺に足場を組む際は、パネルの架台や配線への影響を考慮し、作業中に損傷しないように保護カバーの利用や配線の確認を行いましょう。
外壁塗料の選定:耐熱性・耐候性を重視する
太陽光パネルがある家では、屋根や外壁が高温になりやすいため、耐熱性や耐候性に優れた塗料を選ぶことが重要です。
特に、遮熱効果のある塗料を選ぶと、パネル周辺の温度上昇を抑えられ、塗装の寿命が延びる効果も期待できます。
塗料の種類によっては、塗膜が太陽光パネルのパフォーマンスに影響を与えることもあるため、専門家に相談して適切な塗料を選定しましょう。
塗装作業中の「安全管理」と「保証範囲」の確認
太陽光パネル設置済みの家で塗装作業を行う際は、作業中の安全管理が特に重要です。
また、万が一パネルや配線が損傷した場合に備え、塗装業者と太陽光パネルの保証範囲や補償内容についても確認しておきましょう。
保証の確認は、施工後に万が一のトラブルが発生した際の安心材料となります。
塗装後の「定期点検計画」を立てる
太陽光パネルがある家では、影の影響で塗装の劣化が局所的に早まる場合もあるため、塗装後の定期点検計画を立てることが大切です。
特に、パネルによって日陰になっている部分は湿気がたまりやすく、塗装の劣化が進みやすい可能性があります。
定期的に点検を行うことで、外壁の状態を維持し、長期間美しい外観を保つことができます。
太陽光パネルを外さずに外壁塗装できるのか?
太陽光パネルを設置している家の多くが疑問に思うのが「外壁塗装の際にパネルを外す必要があるのか?」という点です。結論から言うと、外さずに塗装することは可能ですが、状況によって判断が分かれます。
外さずに塗装する場合のメリットと注意点
パネルを外さずに塗装する最大のメリットは、工事費用を抑えられることです。パネルの取り外し・再設置には専門知識が必要であり、その分の追加費用がかかります。しかし、外さずに塗装すると、パネルの下部分は足場やローラーが届きにくく、塗り残しや施工不良のリスクが高まります。また、塗装中に誤ってパネルや配線に塗料が付着する可能性もあるため、業者の技術力が重要になります。
外して塗装する場合のメリットとデメリット
一方で、パネルを一度外して塗装すれば、外壁全体を均一に仕上げられるというメリットがあります。特にパネルの下は湿気がこもりやすく、塗装が不十分だと劣化が早まるため、確実な施工を望むなら取り外しも検討すべきです。ただし、パネルを外すには電気工事士の資格が必要であり、取り外し費用や再設置費用が追加でかかる点はデメリットといえます。
判断のポイント
外すか外さないかの判断は、外壁の劣化状況・塗装の目的・予算によって変わります。軽度の塗り替えなら外さずに施工可能ですが、長持ちさせたい場合や外壁に劣化が見られる場合は、パネルを外して塗装した方が安心です。
外壁塗装で使う塗料の選び方
太陽光パネルを設置した家で外壁塗装を行う場合、塗料選びは非常に重要なポイントです。誤った塗料を選んでしまうと、外壁の劣化を早めたり、パネルの発電効率に悪影響を与える可能性があります。ここでは、太陽光パネルとの相性を踏まえた塗料選びのコツを紹介します。
太陽光パネルとの相性が良い塗料とは
太陽光パネルは、日射量や周囲の反射光を活用して発電します。そのため、外壁塗料には過度な光反射を防ぎつつ、熱を抑えられる性能が求められます。
特におすすめなのは、シリコン塗料やフッ素塗料です。これらは耐久性が高く、外壁の色あせを防ぎながらパネルへの影響を最小限に抑えてくれます。さらに、艶消しタイプを選ぶと反射光によるパネルの誤作動リスクを軽減できます。
逆に、光を強く反射する塗料は、パネルの温度上昇や誤検知につながる可能性があるため注意が必要です。
耐久性・遮熱効果を高める塗料の選び方
外壁塗装は一度施工すると10年〜15年ほどの耐久性が期待されます。そのため、できるだけメンテナンス回数を減らせる耐久性の高い塗料を選ぶことが重要です。
近年人気なのが、無機塗料や高性能フッ素塗料です。これらは紫外線や雨風に強く、外壁を長期間美しく保てます。また、遮熱効果を持つ塗料を選べば、外壁の表面温度を下げられるため、太陽光パネルの発電効率の低下を防ぐ効果も期待できます。
加えて、色選びも重要です。濃い色は熱を吸収しやすく外壁やパネルに負担をかけるため、明るめの色で遮熱塗料を組み合わせるのが理想的です。
信頼できる外壁塗装業者を見極めるポイント
太陽光パネル設置後の外壁塗装を成功させるためには、塗料選び以上に業者選びが重要です。業者の技術力や知識不足によって、施工不良やパネルへのダメージが起きてしまうケースも少なくありません。ここでは、信頼できる外壁塗装業者を見極めるための具体的なポイントを紹介します。
見積もりで確認すべきチェック項目
まず大切なのは、見積もりの内容を細かく確認することです。特に以下の点は必ずチェックしましょう。
- 足場の設置方法:太陽光パネルを考慮した安全な足場計画になっているか
- 下地処理の内容:高圧洗浄や補修など、外壁の状態に合わせた処理が明記されているか
- 塗料の種類とグレード:耐久性・遮熱性に優れた塗料が提案されているか
- 保証内容:塗装部分だけでなく、万が一パネルに影響が出た場合の対応が含まれているか
見積もりが「一式」でまとめられている場合は注意が必要です。細かい内訳がなく、後から追加費用が発生する可能性があります。
太陽光パネル経験のある業者を選ぶ理由
太陽光パネル設置後の外壁塗装は、通常の塗装工事よりも専門知識が求められます。経験のある業者を選ぶことで、次のようなメリットがあります。
- パネルや配線を傷つけない施工方法を知っている
- 影になる部分や湿気のたまりやすい部分を考慮した塗装ができる
- パネルを外すか外さないかの判断を的確にアドバイスしてくれる
- 過去の施工実績をもとに安心して任せられる
業者を選ぶ際は、必ず「太陽光パネル付き住宅の外壁塗装を手がけた実績があるか」を確認することが大切です。実績写真や施工事例を公開している業者なら、より安心して依頼できます。
まとめ
今回は、太陽光パネル設置後の外壁塗装で失敗しないための5つのコツについて解説しました。
太陽光パネル設置後の住宅でも外壁塗装は可能です。
ただし、注意点やチェックポイントをよく確認することが大切です。
安心して長く住み続けられる住宅リフォームを行いましょう。
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