断熱塗料は効果なし?そう言われる5つの理由と本当の実力を徹底解説

「断熱塗料って本当に効果があるの?」「高いお金を払っても意味がないのでは?」そんな疑問や不安を抱えている方は少なくありません。インターネットで「断熱塗料 効果なし」と検索すると、否定的な意見も目にします。しかし実際のところ、断熱塗料は本当に効果がないのでしょうか?
結論から言えば、断熱塗料には確かに効果があります。ただし、誤った期待や施工不良によって「効果を感じられない」というケースが多いのも事実です。この記事では、断熱塗料が「効果なし」と言われる理由を詳しく解説し、本当の実力と正しい選び方をお伝えします。
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一級建築士、一級塗装技能士が在籍するイマガワペイントが、今回は「断熱塗料は効果なし?そう言われる5つの理由と本当の実力を徹底解説」についてご紹介します。
外壁塗装について気になる方は、ぜひ参考にしてください。
また、外壁塗装で気をつけるべきポイントについて気になる方は下記の記事で詳しく解説していますので、チェックしてみてください。
1. 「断熱塗料は効果なし」と言われる5つの理由
1-1. 断熱材と比較して性能が劣るから
断熱塗料が「効果なし」と言われる最も大きな理由は、一般的な断熱材と比較した場合の性能差です。住宅に使われる断熱材は厚さが数センチから十数センチあるのに対し、断熱塗料の塗膜の厚さはわずか0.3mm程度しかありません。
この圧倒的な厚みの差により、熱を遮断する能力には差が生まれます。断熱材が「対流熱」や「伝導熱」をしっかりと防ぐのに対し、断熱塗料は塗膜が薄いため、同等の性能を発揮することは物理的に難しいのです。
ただし、これは「断熱塗料に効果がない」という意味ではありません。断熱材が設置できない場所や、既存の断熱性能を補強する用途では、断熱塗料は十分な効果を発揮します。
1-2. 施工不良で本来の性能が発揮されていない
断熱塗料の効果を実感できない理由の多くは、実は施工不良にあります。断熱塗料は通常の塗料よりも施工に専門的な知識と技術が必要で、以下のような問題が起こりやすいのです。
- 塗布量が不足している:メーカーが推奨する塗布量を守らないと、十分な断熱効果が得られません
- 下地処理が不適切:外壁や屋根の下地処理が不十分だと、塗料が密着せず性能が低下します
- 塗りムラがある:ムラがあると部分的に効果が薄れてしまいます
特に塗布量については、コストを抑えようとして規定量より薄く塗ってしまう業者も存在します。これでは本来の断熱性能が発揮されず、「効果なし」と感じてしまうのも無理はありません。
1-3. 期待値が高すぎる
「断熱塗料を塗れば、夏は涼しく冬は暖かい家になる」といった過度な期待を持つことも、失望につながる原因です。断熱塗料は確かに室内温度の変化を緩やかにしますが、魔法のような劇的な変化をもたらすものではありません。
実際のデータでは、断熱塗料による室内温度の変化は2~3度程度とされています。これは体感できる範囲ではありますが、「エアコンが不要になる」「光熱費が半分になる」といったレベルの変化ではありません。
また、効果を実感するまでには時間がかかることもあります。即効性を期待しすぎると「効果がない」と早合点してしまう可能性があります。
1-4. 遮熱塗料と混同している
断熱塗料と遮熱塗料は似ているようで、実は異なる特性を持っています。この2つを混同することで、期待と異なる結果になることがあります。
- 断熱塗料:熱の伝わりを遅くする。夏も冬も効果がある
- 遮熱塗料:太陽光を反射して熱の侵入を防ぐ。主に夏場に効果を発揮
例えば、冬の寒さ対策を期待して遮熱塗料を選んでしまうと、期待した効果は得られません。遮熱塗料は室内の暖かい空気を外に逃がさない機能がないため、冬場の保温効果は望めないのです。
1-5. 建物の条件や環境が合っていない
断熱塗料の効果は、建物の構造や立地条件によって大きく変わります。以下のような条件では、効果を実感しにくい場合があります。
- もともと断熱性能が高い建物:すでに十分な断熱材が入っている新しい住宅では、追加効果が小さい
- 日当たりが悪い場所:太陽光の影響が少ない北側の部屋などでは効果が分かりにくい
- 換気が多い建物:窓を常時開けているなど、熱が逃げやすい環境では効果が限定的
断熱塗料は万能ではなく、建物の状況に応じて適切な選択をすることが重要です。
2. 断熱塗料の実際の効果とメカニズム
2-1. 断熱塗料が発揮する本当の効果
では、断熱塗料は実際にどのような効果を発揮するのでしょうか。断熱塗料の主な働きは「熱の伝わりを遅くする」ことです。
断熱塗料には特殊なセラミックや中空ビーズなどが含まれており、これらが熱の伝導を抑制します。その結果、以下のような効果が期待できます。
- 夏場:外気の熱が室内に伝わるのを遅らせ、室温上昇を緩和
- 冬場:室内の暖かい空気が外に逃げるのを抑え、保温効果を高める
- 結露対策:室内外の温度差を緩和することで、結露の発生を軽減
特に注目すべきは、遮熱塗料と異なり「冬場にも効果がある」という点です。断熱塗料は熱の移動そのものを抑えるため、季節を問わず効果を発揮します。
2-2. 実験データで見る断熱性能
断熱塗料の効果を客観的に示すデータもあります。代表的な断熱塗料「ガイナ」の実験では、以下のような結果が報告されています。
- 屋根表面温度:塗装前と比較して20℃以上の差
- 室内温度:塗装後に7℃以上高くなったケースも(冬場)
- 夏場の温度上昇:2~3℃程度の抑制効果
また、別の検証では、遮熱シートと併用することでさらに効果が高まることも確認されています。断熱塗料単体では60~80%の熱遮断率ですが、適切な施工と組み合わせにより、より高い効果を得ることができます。
2-3. 断熱塗料が向いている建物
断熱塗料が特に効果を発揮するのは、以下のような建物です。
- 既存の断熱性能が不十分な古い建物
- 金属屋根など熱を伝えやすい素材を使用している建物
- 追加で断熱材を入れるスペースがない建物
- 外壁や屋根の塗り替え時期を迎えている建物
このような条件に当てはまる場合、断熱塗料は費用対効果の高い選択肢となります。
3. 断熱塗料と遮熱塗料の違いを理解する
3-1. 断熱塗料の特徴
改めて断熱塗料の特徴を整理すると、以下のようになります。
- 熱の伝導を抑える働き
- 夏も冬も効果がある
- 結露対策にも有効
- 塗膜内部の特殊素材が機能
- 耐用年数:15~20年程度
3-2. 遮熱塗料の特徴
一方、遮熱塗料の特徴は以下の通りです。
- 太陽光(赤外線)を反射する働き
- 主に夏場の暑さ対策に効果的
- 冬場の保温効果はない
- 塗膜表面の色や成分が重要
- 屋根表面温度を8~10℃下げる効果
3-3. どちらを選ぶべきか
断熱塗料と遮熱塗料のどちらを選ぶべきかは、目的と環境によって異なります。
【断熱塗料を選ぶべきケース】
- 一年を通じて快適な室温を保ちたい
- 冬の寒さ対策も重視したい
- 結露に悩んでいる
【遮熱塗料を選ぶべきケース】
- 夏の暑さ対策に特化したい
- 南向きや西向きで日当たりが良い
- コストを抑えたい(遮熱塗料は比較的安価)
また、両方の効果を兼ね備えた「遮熱断熱塗料」という選択肢もあります。予算と目的に応じて、専門家に相談しながら決定するのが賢明です。
4. 断熱塗料で失敗しないための選び方
4-1. 信頼できる製品を選ぶポイント
断熱塗料を選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
- 実績のあるメーカーの製品:ガイナ、キルコート、断熱コートEXなど
- 第三者機関の試験データがある:JIS規格や各種認証を取得している
- 施工実績が豊富:多くの建物で使用された実績がある
- 保証制度が充実:メーカー保証や施工保証がしっかりしている
安価な製品や聞いたことのないメーカーの製品には注意が必要です。カタログの数値だけでなく、実際の施工事例や口コミも参考にしましょう。
4-2. 施工業者選びが成功の鍵
どれだけ優れた断熱塗料を選んでも、施工業者が適切に塗装しなければ効果は半減します。以下の点に注意して業者を選びましょう。
- 断熱塗料の施工実績が豊富
- メーカーの施工研修を受けている
- 適切な塗布量を守る(見積もりで確認)
- 下地処理を丁寧に行う
- 施工後の保証がある
- 過度な営業や不自然な値引きがない
複数の業者から見積もりを取り、説明が丁寧で信頼できる業者を選ぶことが重要です。
4-3. 適切な期待値を持つ
繰り返しになりますが、断熱塗料に過度な期待は禁物です。
- 室内温度の変化:2~3℃程度
- 光熱費の削減:10~20%程度
- 効果の実感:数か月かかることも
このような現実的な期待値を持つことで、「思ったより効果がない」という失望を避けることができます。また、断熱塗料だけでなく、窓の断熱や屋根裏の断熱材追加など、他の対策と組み合わせることで、より高い効果が得られます。
5. 断熱塗料の効果を最大化する方法
断熱塗料の効果を最大限に引き出すには、以下のポイントを押さえましょう。
- 適切な塗膜厚の確保:メーカー推奨の塗布量を守る(通常2~3回塗り)
- 色選びの重要性:濃色は熱を吸収しやすいため、明るい色の方が効果的
- 定期的なメンテナンス:汚れが付着すると効果が低下するため、定期的な清掃が必要
- 他の断熱対策との併用:窓の断熱、カーテン、屋根裏断熱なども組み合わせる
- 適切な換気計画:過度な換気は効果を減少させるため、計画的な換気を心がける
これらを実践することで、断熱塗料の効果を長期間にわたって維持できます。
6. よくある質問Q&A
Q1: 断熱塗料の耐用年数はどのくらいですか?
A: 断熱塗料は製品によって異なりますが、一般的に15~20年程度の耐用年数があります。一般的なシリコン塗料が10~13年程度であることを考えると、長持ちする塗料と言えます。ただし、環境や施工品質によって変動するため、定期的な点検をおすすめします。
Q2: 費用は通常の塗料よりどのくらい高いですか?
A: 断熱塗料は一般的な塗料と比較して、1.5~2倍程度の費用がかかることが多いです。例えば、シリコン塗料が1㎡あたり3,000円程度なのに対し、断熱塗料は4,500~6,000円程度になります。ただし、耐用年数が長く光熱費も削減できるため、長期的にはコストパフォーマンスが良い場合もあります。
Q3: 既存の外壁にも施工できますか?
A: はい、既存の外壁や屋根にも施工可能です。むしろ、古い建物で断熱性能が不足している場合に効果を発揮します。ただし、下地の状態が悪い場合は適切な補修が必要になります。施工前に業者による調査を受けることをおすすめします。
7. まとめ
断熱塗料は「効果なし」ではなく、正しく理解し、適切に施工すれば確かな効果を発揮する塗料です。
この記事で解説したように、「効果なし」と言われる理由の多くは、以下の要因によるものです。
- 断熱材との性能比較による誤解
- 施工不良による性能低下
- 過度な期待値
- 遮熱塗料との混同
- 建物の条件とのミスマッチ
断熱塗料を検討する際は、現実的な効果を理解し、信頼できる製品と施工業者を選ぶことが成功の鍵です。また、他の断熱対策と組み合わせることで、より快適な住環境を実現できます。
外壁や屋根の塗り替えを検討されている方は、断熱塗料という選択肢も視野に入れてみてはいかがでしょうか。専門家に相談しながら、あなたの住まいに最適な塗料を選びましょう。
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