積水ハウスの住宅の特徴と外壁塗装をするときのポイント
気温が上がり、日照時間が長くなるこれからの季節は、屋根・外壁塗装のベストシーズンです!
屋根や外壁の素材や機能にあった最適なメンテナンス方法を選ぶことで、
住み慣れた家で、この先も長く快適に生活していただくことが出来ます。
今回は、「積水ハウス」の外壁の特徴と、塗装する時のポイントについてご紹介します!
積水ハウスの住宅は、耐久性の高さ、外観デザインの美しさなど、誰もが憧れる住宅ですよね。
築年数が経過して、そろそろ塗装が必要かな?と思われている方は、ぜひ参考にしてみてください!
オリジナル外壁
ダインコンクリート
画像引用:積水ハウスHPより
積水ハウスの最高級外壁「ダインコンクリート」は、軽量コンクリートでありながら、
水が浸入しにくい独立気泡で耐水性に優れ、雨や湿気に対する長期にわたる耐久性を実現します。
また、表面が840℃に達しても、室内側の壁面温度を40℃以下にまで抑えて延焼を防ぐ耐火性は、
防火構造として国土交通大臣の認定を受けています。
強度に優れる一般のコンクリートの利点はそのままに、不規則な目地の太さ、表面の凹凸など、
ハンドメイドによる味わい深い表情と美しい質感を表現するとともに、
高強度・高耐久なシェルターとしての性能も兼ね備えた外壁です。
シェルテック・コンクリート
画像引用:積水ハウスHPより
スペースシャトルの耐熱タイルの主原料でもある「ケイ素」を多く含む原料を使用しており、
一般コンクリートの2倍以上の高強度と、中空構造によって耐震性に有利な軽量化も実現した
高性能な外壁です。この外壁の複合構造「シェルテックウォール」は、
1時間耐火外壁として国土交通大臣の認定を受けており、防火地域で建築できます。
シャーウッド専用 陶版外壁「ベルバーン」
画像引用:積水ハウスHPより
古くから日本人に愛されてきた、「焼き物」を外壁に使うという発想で生まれた「ベルバーン」は、
青粘土を焼いた「シャモット」や「ロウ石」と呼ばれる岩石などの自然素材を原材料に、
その土を、陶器と同じ工程で焼き上げています。
約1100℃の⾼温で焼成することで、温かくも強靱な質感が生まれ、唯一無二の表情が生まれます。
土と焔と釉薬から生まれる「焼き物」を思わせる、独特の質感と味わいをもつ外壁です。
積水ハウスの外壁に必要なメンテナンスとは?
「ダインコンクリート」には、「タフクリア‐30」という、 雨や日光など自然の力で汚れを洗い落とす
最先端の防汚塗装が施されており、塗り替えのサイクルは30年とされています。
主に賃貸アパートなどに使われている、「シェルテックコンクリート」は15年目安、
「ベルバーン」は陶器瓦同様、破損した場合などを除き、塗装は不要です。
画像引用:積水ハウスHPより
いずれも高耐久の外壁ですが、外壁材や仕上げ塗料の中にあった水分が温度上昇によって気化し、
気化して水蒸気になることで、塗膜を押し上げて発生する「熱膨れ」が発生することがあり、
放置すると症状が進行してしまいます。
熱膨れの症状がみられた場合は、そのまま塗装すると外壁と塗膜の密着が悪くなるので、
しっかりと下地処理をしてから塗装をする必要があります。
そして、どの外壁にも共通して言えるのは、シーリングのメンテナンスは必要ということです。
積水ハウスの住宅は、外壁や塗料だけでなく、一般的にシーリング(コーキング)と呼ばれる目地も、
「ガスケット」という特殊なものが使用されている場合があります。
ガスケットは一般的なコーキングに比べて強度があり、耐用年数が30年とも言われていますが、
実際には紫外線などの影響で、それよりも早い段階で劣化症状が現れることがあり、状態に合わせた
メンテナンスを行うことが大切です。
シーリングの劣化が進行すると雨漏りに直結するため、劣化がひどい場合は打ち替えなどをおすすめします。
また、外壁塗装には美観を保護する役割もあるので、ダイコンコンクリートやシェルテックコンクリートでも、
汚れが目立つ場合は、美観をきれいに保つために外壁塗装をすることで住宅を長持ちさせることが出来ます。
積水ハウスの外壁を塗装するときのポイント
住宅の外壁は、日当たりや気温差など建物の立地条件によって耐久性が大幅に変わるため、
外壁にあらわれている症状で劣化の具合を確認し、塗装などのメンテナンスを行う必要があります。
積水ハウスの外壁は高耐久ですが、触ると手に白い粉のようなものがつくチョーキングや、ひび割れ・
カビやコケの発生などがあれば、外壁が劣化しているため、早めのメンテナンスを検討する必要があります。
塗料について
積水ハウスの外壁には、オリジナルの塗料が使われており、一般的な市場には出回っていないため、
他の施工会社に依頼する場合は、オリジナル塗料と同等の性能を持つ塗料を選ぶ必要があります。
また、積水ハウスでは、外壁に特殊加工が施されている場合があり、汚れが付きにくい難付着ボード
などの場合は、塗料も密着しにくいため、下塗り材選びは特に重要です。
もともとの外壁に光触媒、無機塗料などの高品質塗料が使用されている場合ほど、
既存の塗装の下地処理を適切に行ってからでないと、新しい塗料が密着せず、
塗装してもすぐに剥がれてしまうことがあるからです。
費用について
外壁塗装を積水ハウスに依頼した場合、グループ会社である「積水ハウスリフォーム株式会社」が施工し、
その際、外壁材に合わせてカラーを調合するので、塗り替え後の違和感が少ないのがメリットですが、
オリジナル塗料は積水ハウスが設定した価格であること、中間マージンが発生することから、
施工業者に直接依頼する場合と比べて費用が高くなります。
さらに、一般的な外壁塗装は3回塗りが基本ですが、積水ハウスの外壁塗装は4回塗りが基本なので、
塗装の回数が1回多い分、塗装に必要な塗料の量だけでなく、作業日数や人員も増えるため費用がかかります。
直接施工の塗装業者に依頼することで費用を抑えることが可能です。
業者選びについて
外壁・塗料・目地など、特殊なものを多く使用している積水ハウスの住宅の塗装をご検討中の方は、
積水ハウスの住宅についての知識、塗装の専門知識をもった業者を選ぶことをおすすめします。
業者選びの際には、積水ハウスで新築した際の書類をきちんと確認してくれる業者かどうかもポイントです。
書類には、使用されている外壁や塗料などの情報が記載されているため、それを確認して提案してくれる
業者であれば安心ですよね!
一言で積水ハウスといっても、様々な外壁材を使用しており、どの外壁が使用されているかによって、
塗装が必要かどうか、どんなメンテナンスが最適かは異なります。
大事なのは、それらを十分に理解している塗装業者に依頼しないと、外壁材に合わないメンテナンスや
不要なメンテナンスをしてしまうことにもなりかねません。
イマガワペイントには、一級塗装技能士はもちろん、一級建築士も在籍しております。
積水ハウスの住宅で、メンテナンスなど気になる方は、お気軽にご相談ください!
福山市・笠岡市で屋根・外壁塗装をご検討中の方は、
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