【完全ガイド】雨漏り修理後にまた雨漏りする原因と再発防止のポイント

「せっかく雨漏りを修理したのに、また漏れてきた…」そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。雨漏りの再発は、原因の見落としや施工ミスによって起こることがあります。本記事では、再発の理由から正しい対処法、信頼できる業者選びのポイントまでをわかりやすく解説します。
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一級建築士、一級塗装技能士が在籍するイマガワペイントが、今回は「【完全ガイド】雨漏り修理後にまた雨漏りする原因と再発防止ポイント」についてご紹介します。
外壁塗装について気になる方は、ぜひ参考にしてください。
また、外壁塗装で気をつけるべきポイントについて気になる方は下記の記事で詳しく解説していますので、チェックしてみてください。
雨漏り修理後また雨漏りする原因とは
雨漏り修理後また雨漏りするのはなぜ?
一度修理を終えたはずなのに、再び雨漏りしてしまうことには明確な理由があります。それは「原因の見落とし」や「修理の不備」が多くの場合で関係しています。雨漏りは一つの要因だけでなく、複数の場所から同時に進行しているケースも少なくありません。そのため、部分的な補修だけでは根本的な解決に至らないことがあるのです。
例えば、屋根の一部を直したとしても、実は外壁のひび割れやサッシ周辺からも水が入り込んでいた、ということもあります。また、施工そのものに問題がある場合、施工直後は一見治ったように見えても、次の雨で簡単に再発してしまいます。
再発を防ぐためには、初回の点検で「どこが、なぜ、どう漏れているのか」を徹底的に調査し、原因に合った工法を選ぶことが欠かせません。安易な部分補修や価格重視の選択が、長期的に見るとコスト増につながることもあるのです。
修理方法の選択ミスによる再発例
雨漏り修理でよくある失敗のひとつが、修理方法の選択ミスです。雨漏りの原因や建物の状態に合わない工法を選んでしまうと、一時的に止まったように見えても、すぐに再発する危険性があります。特に、表面的なコーキング処理や簡易的な補修で済ませてしまうと、根本的な問題が解決されないままになってしまうのです。
例えば、屋根の瓦のズレから水が侵入していた場合に、外側だけをコーキングで埋めても、内部の防水層が劣化していれば意味がありません。また、屋根全体に問題があるのに、部分的な張り替えだけで対応すると、後から別の箇所でまた漏れるケースもあります。
信頼できる業者であれば、建物全体をチェックし、必要に応じて屋根全体の修繕や防水処理を提案してくれます。施工内容をしっかりと説明してくれる業者を選ぶことも、再発を防ぐ大切なポイントです。
雨漏り箇所の特定不足が原因になることも
雨漏りの再発で意外と多いのが、「雨漏り箇所を正確に特定できていなかった」というケースです。見た目で濡れている場所だけを修理対象とするのではなく、水の流れや建物内部の構造まで考慮した調査が必要になります。水は目に見える以上に複雑な経路をたどるため、表面のシミの場所と実際の侵入箇所が一致しないことがよくあるのです。
例えば、天井の中央にシミがあるからといって、その真上だけを修理しても効果がないことがあります。実際には屋根の端や外壁の隙間から水が入り、内部を伝って離れた場所に現れることも。これを見逃すと、部分修理では対応しきれず、雨漏りが何度も再発してしまうのです。
専門的な知識を持った業者であれば、散水試験や赤外線カメラなどを用いた調査を行い、雨水の侵入経路をしっかり突き止めてくれます。的確な原因の特定は、再発を防ぐうえで最も重要なステップと言えるでしょう。
雨漏り修理後また雨漏りしたときの対応方法
雨漏り再発時は業者に再点検を依頼しよう
雨漏りが再発した場合、自分で判断せずに、まずは修理を行った業者に再点検を依頼することが大切です。雨漏りは建物内部の構造にも影響を与えるため、表面的な確認だけでは不十分なことが多く、専門家による再調査が必要になります。特に、施工後間もなく雨漏りが再発した場合は、工事の不備や見落としがある可能性も考えられます。
再点検の依頼時には、できるだけ具体的な状況を伝えると調査がスムーズに進みます。たとえば、「どのくらいの雨量で発生したのか」「どの位置から漏れているのか」「音や湿気など他に気になる点はあるか」などを整理しておきましょう。業者によっては、無償で点検や補修をしてくれるケースもあるため、保証内容を事前に確認しておくのも重要です。
しっかりと再点検を受けることで、再発の根本原因を突き止める手がかりになります。見えない場所で劣化が進行している可能性もあるため、放置せず早めの対応が安心につながります。
点検時の写真など証拠を記録するコツ
雨漏りが再発した際には、点検を依頼する前に写真などで状況を記録しておくと、後のやりとりがスムーズになります。証拠としての記録は、保証対応を受ける際にも非常に有効です。また、施工業者が原因を特定する際の参考資料にもなります。
撮影のコツとしては、漏れている場所だけでなく、周辺の状況も含めて広範囲に写すことがポイントです。床の濡れ具合や天井のシミ、壁のひび割れなど、雨漏りによる影響が見える場所を細かく残しましょう。できれば、同じ場所を「日中の自然光」「夜の室内灯」など、照明条件を変えて撮影すると、より詳細に伝えられます。
また、雨が降っている最中の様子や、ポタポタと滴る音の録音も証拠として役立つことがあります。これらの記録は、トラブル時に自分を守る材料になるだけでなく、正確な修理提案を受けるうえでも重要な情報源です。
再修理が必要か判断するための基準
雨漏りが再発した場合でも、すぐに大がかりな修理が必要とは限りません。まずは現在の被害状況や進行の有無を確認し、再修理の必要性を冷静に判断することが重要です。水の侵入量が少なく、特定の天候時だけ発生するようであれば、応急処置や部分修理で対応できるケースもあります。
ただし、以下のような状態が見られる場合は、再修理が必要なサインと考えてよいでしょう。たとえば、室内の天井や壁に新たなシミが広がっている、木材が腐食しているような臭いや変色がある、前回の修理箇所以外から水が侵入しているなどが該当します。また、一度止まったように見えても、再度の雨で同じ場所から漏れてくるなら、根本的な原因が残っている証拠です。
迷ったときは、第三者の専門業者に診断を依頼するのも一つの方法です。複数の視点でチェックしてもらうことで、より正確な判断ができ、無駄な修理や費用の発生を避けることにもつながります。
雨漏り修理後また雨漏りした場合の保証の有無
雨漏り修理の保証期間はどれくらい?
雨漏り修理の保証期間は、一般的に「1年〜10年程度」と幅があります。保証の長さは、使用する材料や施工方法、業者の方針によって異なります。たとえば、簡易的なコーキング補修では1年ほど、屋根全体の葺き替えや防水工事では5〜10年の保証がつくこともあります。施工内容がしっかりしているほど、保証期間は長く設定される傾向にあります。
保証内容は、「雨漏りが再発した場合に無料で補修する」といったものが一般的ですが、すべての状況に対応してくれるわけではありません。経年劣化や天災による破損などは対象外とされる場合もあるため、契約前にしっかりと確認しておく必要があります。
また、業者によっては保証書の発行がないケースもあります。その場合、保証の有無や期間が曖昧になってしまうため、書面やメールなどで「どの工事に、どの程度の保証がついているのか」を明示してもらうことをおすすめします。
保証の適用条件と注意点
雨漏り修理に保証がついていても、すべての再発に無条件で対応してもらえるわけではありません。保証を受けるためには「保証適用条件」を満たしている必要があり、それを把握していないと後でトラブルになる可能性があります。たとえば、業者が指定した点検を怠った場合や、自分で勝手に修理を行った場合は、保証の対象外となることが多いです。
また、雨漏りの原因が施工箇所以外にあると判断された場合も、保証対象外とされる可能性があります。これは、施工前の調査で見逃された箇所が原因になっているケースなどです。そのため、契約時には保証の範囲が「どこまでなのか」を明確に確認しておきましょう。
加えて、自然災害による損傷(台風・地震・豪雨など)は保証の対象外とされる場合がほとんどです。こうした注意点は、口頭だけでなく、必ず書面で取り交わしておくことが、後々のトラブル防止につながります。
保証書がないときの対処法
万が一、修理後に保証書が手元にない場合でも、対応できる方法はあります。まずは、施工時の契約書や見積書、業者とのメールやLINEのやりとりを確認してみましょう。そこに保証期間や内容が書かれていれば、それが証明材料となることがあります。とくに、やり取りの履歴は重要な記録として役立つので、削除せずに保管しておくことが大切です。
もし書面や履歴が残っていない場合は、施工を行った業者に直接問い合わせ、当時の契約情報を確認してもらいましょう。信頼できる業者であれば、施工履歴を保存していることが多く、再発の相談にも応じてくれる可能性があります。
ただし、保証の有無が確認できない場合は、再修理の費用を自己負担しなければならないこともあります。そのようなリスクを避けるためにも、今後の修理では保証書の発行を必ず依頼し、書面でしっかりと保管しておくようにしましょう。
雨漏り修理後また雨漏りが起きやすい住宅の特徴
雨漏りが起こりやすい築年数とは?
雨漏りが発生しやすくなるタイミングは、一般的に築10年を過ぎたあたりからです。新築後しばらくは防水性能が高く保たれていますが、年月とともに屋根材や外壁のコーキング、シーリング材などが劣化していきます。特に築15年を超えると、雨漏りのリスクが高まるとされており、修繕が必要となるケースも増えてきます。
築20年以上になると、建物のさまざまな箇所で経年劣化が進行しており、防水処理や金属部のサビ、木部の腐食などが原因で雨水が侵入しやすくなります。このタイミングで過去に大規模な修繕やメンテナンスを受けていない建物は、特に注意が必要です。
一見きれいに見える家でも、目に見えない部分から水が入り込むことがあるため、築年数が進んでいる場合は、定期的に専門家に診てもらうことをおすすめします。未然に防ぐ意識が、トラブルの長期化を避ける鍵になります。
建物の構造や劣化状況による影響
雨漏りは築年数だけでなく、建物の構造や使用されている建材の種類によっても起こりやすさが変わります。例えば、複雑な屋根形状を持つ住宅は、雨水が溜まりやすい谷部分が多くなるため、水はけが悪く、雨漏りのリスクが高まります。また、屋根勾配が緩い建物では、強風や豪雨時に雨が逆流しやすく、浸水の危険が増します。
外壁についても、サイディングとモルタルでは劣化のスピードや耐久性に違いがあり、つなぎ目のコーキングが傷んでいると、そこから水が入りやすくなります。さらに、建物の立地条件、たとえば風雨の影響を強く受ける場所に建っている場合も、劣化の進行は早まります。
前述の通り、見た目だけでは判断できない微細なひび割れや接合部のずれが、重大な雨漏りに発展することもあるため、構造面でのリスクを把握しておくことが大切です。
定期的な点検が重要な理由
雨漏りの予防において、定期的な点検は非常に重要です。なぜなら、雨漏りはある日突然発生するように見えて、実際には長い時間をかけて建物内部で進行しているケースが多いからです。早期に劣化を発見できれば、被害が広がる前に対処でき、修繕費用も最小限に抑えることができます。
点検では、屋根や外壁のひび割れ、シーリングの劣化、水の染み込み跡などをチェックします。とくに梅雨前や台風シーズン前には、専門業者による点検を受けておくと安心です。また、点検を怠ると、建物の構造そのものに悪影響を及ぼし、木材の腐食やカビの発生など、健康被害につながる恐れもあります。
「今は問題なさそうだから」と放置してしまうと、気付いたときには大規模な修理が必要になってしまうことも。安心して暮らすためにも、定期点検を習慣化することが、家を長持ちさせるうえでの基本となります。
雨漏り修理後また雨漏りする原因がコーキングの場合
コーキングが剥がれていると雨漏りする?
はい、コーキングが剥がれていると雨漏りにつながる可能性は十分にあります。コーキングとは、外壁や窓枠、屋根材のつなぎ目などに使われる防水材で、建物のすき間を塞いで水の侵入を防ぐ役割を果たしています。この部分が剥がれてしまうと、そこから雨水が建物内部に入り込み、雨漏りを引き起こす原因になるのです。
特に外壁の目地や窓周りなど、雨水が当たりやすい場所では、コーキングの劣化が進むと水の通り道ができてしまいます。見た目ではわずかなすき間でも、建物内部では断熱材や木材にまで水が染み込み、カビや腐食を招くこともあります。
コーキングの剥がれは小さなトラブルに見えても、放置すると大きな修繕が必要になることがあります。外壁や屋根をチェックした際に、ひび割れや隙間が目立つ場合は、できるだけ早めに専門業者へ相談するのが安心です。
コーキングの寿命と劣化サイン
コーキングの一般的な寿命は、おおよそ7〜10年程度とされています。ただし、建物が建っている場所の気候や、日当たり、施工時の材料の質によっては、これより短くなることもあります。長期間メンテナンスを行っていない場合は、表面が固くなったり、ひびが入っていたりすることがあるため、注意深く観察する必要があります。
劣化のサインとしては、まず「ひび割れ」が最も分かりやすいポイントです。他にも、コーキングが縮んで剥がれている、触ると粉が出る、黒ずみやカビが発生しているといった状態も見逃せません。これらはすべて、防水性能が失われてきている証拠です。
劣化を放置してしまうと、雨水がじわじわと浸入し、内部構造に深刻なダメージを与える恐れがあります。見た目に異常がなくても、築10年を過ぎたら定期的な点検を受けることが、トラブルを未然に防ぐ第一歩です。
DIY補修では対応が難しい理由
コーキングの劣化に気づいたとき、自分で直そうと考える方もいるかもしれません。しかし、雨漏り防止を目的としたコーキングの補修は、DIYでは対応が難しい場面が多くあります。その主な理由は、施工の技術と道具の精度に大きな差があるためです。
市販のコーキング剤を使っても、古い材料をしっかり取り除けていなければ密着せず、すぐに再び剥がれてしまうことがあります。また、下地処理やプライマー塗布といった工程を省くと、見た目だけ整っていても内部で水が回ってしまうこともあります。こうなると、むしろ症状を悪化させる可能性も否定できません。
さらに、屋根や高所の作業は落下などの危険を伴います。無理に作業することで、事故につながるリスクもあります。確実に効果を得たいのであれば、専門の業者に依頼し、適切な工法と材料で施工してもらうことが、結果的にコストも抑えるポイントになります。
まとめ
雨漏り修理後に再発してしまうトラブルは、原因の見落としや工法の選定ミス、点検不足によって起こることが多くあります。表面だけの修理では根本解決にはつながらず、将来的に大きな被害や出費を招く恐れもあります。だからこそ、信頼できる業者選びや定期的な点検、保証内容の確認は非常に重要です。雨漏りは「今は大丈夫」では済まされない問題です。小さな異変に早く気づき、正しい判断と行動をとることで、大切な住まいを長く守ることにつながります。
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