コンクリート駐車場塗装の完全ガイド|費用・耐用年数・失敗しない選び方

駐車場のコンクリート床、気づけばタイヤ痕や油汚れで黒ずんでいませんか?実は、適切な塗装を施すことで美観だけでなく、コンクリート自体の寿命を大幅に延ばすことができます。この記事では、外壁塗装の専門家の視点から、コンクリート駐車場塗装について詳しく解説します。
広島県福山市の外壁塗装、屋根塗装ならイマガワペイントにお任せください。
一級建築士、一級塗装技能士が在籍するイマガワペイントが、今回は「コンクリート駐車場塗装の完全ガイド|費用・耐用年数・失敗しない選び方」についてご紹介します。
外壁塗装について気になる方は、ぜひ参考にしてください。
また、外壁塗装で気をつけるべきポイントについて気になる方は下記の記事で詳しく解説していますので、チェックしてみてください。
コンクリート駐車場塗装が必要な理由
駐車場が劣化する3つの原因
①レイタンス層による表面の脆弱化 コンクリートを打設すると、表面に「レイタンス」と呼ばれる脆弱な層が形成されます。この層は水分と一緒に浮いた細かい粒子が堆積したもので、強度が非常に低く、放置するとひび割れや剥離の原因になります。多くの住宅では、この層を除去せずに引き渡されるため、数年で表面が白く粉を吹いたり、削れやすくなったりします。
②車両の重量による摩耗 一般的なSUV車の車重は約1,600kg。1本のタイヤに約400kgもの荷重がかかります。駐車や発進を繰り返すことで、未処理のコンクリート表面は徐々に削れ、タイヤが接地する部分には深い轍ができることもあります。
③油汚れ・雨水の浸透 エンジンオイルやタイヤのゴム成分は、コンクリートの微細な穴から内部に浸透します。一度浸透した油汚れは通常の水洗いでは落とせません。また、雨水が内部に入り込むと、冬季の凍結膨張でひび割れが進行し、劣化が加速します。
塗装による5つのメリット
- コンクリートの保護:塗膜が防水バリアとなり、雨水や油分の浸透を防ぐ
- 美観の向上:汚れが目立たず、外壁との色の調和で住まい全体の印象アップ
- 清掃性の向上:表面が滑らかになり、汚れが付きにくく落としやすい
- 安全性の確保:防滑材を混ぜれば、雨天時の滑り止め効果
- 資産価値の維持:きれいな駐車場は住宅の資産価値を守る
塗料の種類と選び方
主要な塗料タイプ徹底比較
|
塗料タイプ |
耐用年数 |
費用相場(1㎡) |
メリット |
デメリット |
|
水性アクリル |
2-3年 |
1,500-2,500円 |
低価格、DIY可能 |
耐久性が低い |
|
水性ウレタン |
3-5年 |
2,000-3,500円 |
扱いやすい |
摩耗に弱い |
|
エポキシ樹脂 |
5-8年 |
3,500-5,000円 |
耐摩耗性◎ |
紫外線で黄変 |
|
アクリルエポキシ |
7-10年 |
4,000-6,000円 |
紫外線に強い |
やや高価 |
|
ポリウレタン |
10-15年 |
5,000-8,000円 |
最高の耐久性 |
高価、施工難 |
用途別おすすめ塗料
【屋外駐車場】アクリルエポキシ樹脂またはポリウレタン系 直射日光による黄変を防ぎ、雨ざらしにも強い特性があります。一般的なエポキシ樹脂は紫外線に弱く屋外には不向きです。
【屋内ガレージ】エポキシ樹脂またはアクリルエポキシ 紫外線の影響が少ないため、通常のエポキシ樹脂でも十分。車両の重量に対する耐摩耗性が高く、コストパフォーマンスに優れます。
【予算重視】水性ウレタン+クリアトップコート 単体では弱いが、上からクリア塗料を塗ることで耐久性が向上。好みの色を安価に実現できます。
施工方法と重要なポイント
プロが実践する施工手順(7ステップ)
STEP1:現場調査 手で表面を触って白い粉(チョーキング)確認、マイナスドライバーで表層の強度チェック、水分計で含水率測定(8%以下が理想)。
STEP2:高圧洗浄 150-200気圧の高圧洗浄機で徹底洗浄。油汚れには専用脱脂剤使用。洗浄後は最低24時間、理想は48時間以上乾燥させる。
STEP3:下地処理(最重要) ワイヤーブラシやサンダーで脆弱なレイタンス層を除去。白い粉が出なくなるまで研磨。ひび割れは専用補修材で埋める。
STEP4:養生 壁際、排水溝、植栽などをマスキングテープで保護。丁寧な養生が仕上がりの美しさを左右します。
STEP5:プライマー塗布 コンクリート専用プライマーを塗装。表面を固め、上塗り塗料の密着性を高め、吸い込みを防ぐ役割。乾燥時間厳守(4-8時間)。
STEP6:上塗り塗装(2回塗り) 隅をハケで、広い面をローラーで均一に塗る。一度に厚く塗らず、薄く均一に伸ばすのがコツ。1回目乾燥後、2回目を同様に塗装。
STEP7:養生撤去と乾燥 2回目の塗装が乾く前に養生テープを剥がす。完全硬化まで車両乗り入れ禁止(最低24-48時間、理想は3日間)。
失敗を防ぐ3つの鉄則
鉄則①:下地処理を絶対に手抜きしない 「塗装の寿命は下地処理で9割決まる」と言われるほど重要。脆弱な層が残っていると数ヶ月で剥がれます。
鉄則②:乾燥時間を必ず守る 洗浄後や下塗り後の乾燥時間短縮は密着不良の原因。製品記載の時間を必ず守りましょう。
鉄則③:適切な塗料を選ぶ 屋外には必ず「屋外用」「紫外線に強い」と明記された塗料を。用途に合わない選択は早期劣化の原因です。
費用相場と耐用年数
一般的な駐車場(2台分・約30㎡)の費用目安
【DIYの場合】
- 塗料・道具・補修材等:4万-8万円
- 作業時間:3-5日(乾燥時間含む)
【プロに依頼する場合】
- 下地処理+塗装:16万-30万円
- ひび割れ補修(別途):2万-5万円
長期的なコスト比較(10年間)
DIY(5年ごとに再塗装)
- 初回6万円+5年後6万円=合計12万円
- ただし自分の労力と時間(延べ8-10日)は別
プロ施工(10年持続)
- 初回20万円=合計20万円
- 労力ゼロ、美しい仕上がり、保証付き
初期費用はDIYが安いが、耐久性を考えると10年単位ではプロ施工の方がコスパが良い場合も。自分の時間の価値、仕上がりの美しさ、失敗リスクも考慮する必要があります。
DIYとプロ依頼の判断基準
DIYが向いているケース
✓ 時間に余裕がある ✓ DIY作業が好きで達成感を得たい ✓ 比較的新しいコンクリート(劣化が軽度) ✓ 面積が小さい(10-20㎡) ✓ 初期コストを抑えたい
プロに依頼すべきケース
✓ 時間がない、手間をかけたくない ✓ 広い面積(30㎡以上) ✓ ひび割れや劣化が激しい ✓ 長期的な耐久性を重視 ✓ 美しい仕上がりを求める ✓ 外壁塗装と同時に施工したい
よくある失敗事例と対策
失敗事例①:塗装後すぐに剥がれた
原因:レイタンス層を除去せずに塗装 対策:ワイヤーブラシやサンダーで脆弱層を完全除去。マイナスドライバーで擦って削れないことを確認。
失敗事例②:塗りムラが目立つ
原因:ローラー選択ミス、一度に厚く塗りすぎ 対策:床面用レギュラーローラー(毛足13mm以上)使用。薄く均一に2回塗り。
失敗事例③:数ヶ月で色褪せ・黄変
原因:屋外に紫外線に弱い塗料(通常のエポキシ)を使用 対策:屋外には必ず耐候性の高いアクリルエポキシ系またはポリウレタン系を選択。
失敗事例④:雨天時に塗装して白濁
原因:湿度が高い状態(70%以上)で塗装、塗装直後に雨 対策:天気予報確認。向こう3日間晴天が続く日を選ぶ。湿度70%以下、気温5-35℃で作業。
メンテナンスで長持ちさせるコツ
日常のメンテナンス
- 月1回:ほうきで清掃、水洗い、油汚れは早めに洗剤で除去
- 年2回:高圧洗浄で徹底洗浄(春と秋)
- 随時:タイヤ痕は専用クリーナーで早めに除去
再塗装のタイミング
以下の症状が3つ以上該当したら再塗装を検討: □ 表面のツヤがなくなった □ 色褪せが目立つ □ 部分的に塗膜が剥がれている □ 表面がザラザラしてきた □ 汚れが落ちにくくなった
5-7年を目安に再塗装を検討しましょう。完全劣化前に塗り直すことで、下地処理が簡単になり費用も抑えられます。
まとめ:美しく長持ちする駐車場のために
コンクリート駐車場塗装は、正しい知識と手順で行えば、住まいの美観と資産価値を守る優れた投資になります。
重要なポイント再確認
- 下地処理が成功の9割を決める
- 用途に合った塗料選びが耐久性を左右
- DIYは初期費用が安いが労力と時間がかかる
- プロ施工は高いが長期的にはコスパが良い場合も
- 外壁塗装と同時施工で足場代節約の可能性
迷ったら専門家に相談を
駐車場塗装は外壁塗装と同じく、下地処理と材料選びが命です。特に劣化が進んでいる場合や、長期的な耐久性を求める場合は、専門業者による診断と見積もりを複数取ることをおすすめします。
多くの塗装業者は無料診断を実施しています。複数業者から見積もりを取り、価格だけでなく提案内容や対応の丁寧さも比較検討しましょう。
あなたの駐車場が、美しく長持ちする快適な空間になることを願っています。
広島県福山市・岡山県笠岡市で屋根外壁塗装をご検討中の方は、
イマガワペイントへご相談ください。
お困りごとをお聞きして、お客様目線のご提案を心がけております。
福山市と笠岡市に4つのショールームがございます。
どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ!














