【福山市】シーリングの3面接着とは|手抜きを防ぐ業者の見分け方

シーリングの3面接着とは、目地の両側面と底面の3面すべてに接着した状態のことです。外壁の動きを逃がせず、数年で割れや剥離につながります。すべての目地で悪いわけではなく、サッシ周りのように許容される目地もあります。自宅の目地がどちらであるべきかを、業者の見積書と施工中の写真から見分ける基準を持てば、打ち替えの要否まで自分で判断できます。
広島県福山市の外壁塗装、屋根塗装ならイマガワペイントにお任せください。
一級建築士、一級塗装技能士が在籍するイマガワペイントが、今回は「シーリングの3面接着とは|手抜きを防ぐ業者の見分け方」についてご紹介します。
外壁塗装について気になる方は、ぜひ参考にしてください。
また、外壁塗装で気をつけるべきポイントについて気になる方は下記の記事で詳しく解説していますので、チェックしてみてください。
シーリングの3面接着とは?2面接着との違い

3面接着とは、目地のシーリング材が両側面に加えて目地の底面にも密着した状態のことです。本来は両側面の2面だけで接着させるべき目地で底面まで付くと、動きに追従できず早く割れます。
3面接着と2面接着の構造の違い
- 2面接着:目地の両側面だけに接着し、底面は縁を切る
- 3面接着:両側面と目地底の3面すべてに密着する
外壁材のつなぎ目のうち、温度や地震で動く「ワーキングジョイント」は2面接着が基本です。底面を切るためにバックアップ材やボンドブレーカーを入れます。
3面接着だとなぜ早く割れるのか
ワーキングジョイントは夏冬の温度変化で1日に数mm伸縮します。2面接着なら側面で伸び縮みを逃がせます。3面接着は底面が固定され、動きの力が一点に集中して破断します。
寿命の差は年数に表れます。2面接着の目安が10〜15年なのに対し、3面接着は約3〜5年早く割れが出ます。イマガワペイントの点検でも、築8年前後で底面拘束による亀裂が見つかる現場が少なくありません。
バックアップ材とボンドブレーカーの役割と違い
バックアップ材とボンドブレーカーは、どちらもシーリングの底面接着を断ち、2面接着にするための部材です。目地の深さで使い分けます。
バックアップ材とボンドブレーカーの使い分け
- ボンドブレーカー=目地の底に充填材が付かないようにするテープ状の部材
- バックアップ材=ポリエチレンフォームやEPDM製の棒状の部材。充填深さを調整する
- 目地が浅い(約10mm未満)ならボンドブレーカー
- 目地が深いならバックアップ材で充填深さを10〜15mmに整える
部材を省くとどうなるか
部材を入れずに充填すると、底面まで密着して自動的に3面接着になります。省いた分、単価は1mあたり数百円下がります。イマガワペイントの点検でも、既存目地の底にバックアップ材がない施工は一定数見つかります。目地を切り開くと底面接着がそのまま確認できます。
3面接着の手抜きを防ぐ業者の見分け方

3面接着は、見積書の書き方と施工中の1枚の写真で見抜けます。目地底にバックアップ材かボンドブレーカーが入っているかを、契約前と施工中の2段階で確認します。
見積書で確認する項目
見積書では、工事の種類と部材の記載を確認します。
- 「打ち替え」か「増し打ち」かの明記。既存を撤去しない増し打ちは3面接着になりやすい
- 「バックアップ材」「ボンドブレーカー」の品目があるか
- 打ち替えの単価。1mあたり900〜1,200円が目安
単価が700円など目安を大きく下回る場合、部材の省略や増し打ちへの差し替えが起きている可能性があります。幅が出るのは目地幅・撤去手間・足場条件で変わるためです。
施工中に撮ってもらう写真
依頼する写真は1枚で決まります。既存シーリングの撤去後、充填前の目地底を撮ってもらいます。
- 目地底に白や黒のテープ(ボンドブレーカー)が見える
- 丸い樹脂の棒(バックアップ材)が入っている
どちらも写らず目地底が素地のままなら、3面接着のリスクが高い状態です。福山市の沿岸部は塩害と西日で目地の動きが大きく、2面接着の施工徹底を現場で確認しています。
窓周りやサッシでは3面接着でよい?
3面接着が常に手抜きとは限りません。目地が動くかどうかで正解が変わります。サイディングの継ぎ目のように伸縮する目地は2面接着、窓サッシ周りのように動きの小さい箇所は3面接着でも問題ないとされます。
3面接着が許容される目地
動きの小さいノンワーキングジョイントは、3面接着でも可とされます。
- 窓サッシとモルタルの取り合い
- コンクリートのひび割れ補修
- 構造上ほとんど動かないタイル目地
これらは年間の伸縮が1mm前後と小さく、3面で接着しても切れにくいためです。
自宅の目地がどちらか見分ける
サイディングの縦横の継ぎ目はワーキングジョイントで、2面接着が原則です。外壁材は温度で動き、幅10mm前後の目地が夏と冬で伸縮します。一方、窓周りは動きが小さく3面でも許容されます。見ただけで迷う箇所は、一級建築士・一級塗装技能士が目地ごとに工法を選び分けます。
よくある質問
増し打ちだと必ず3面接着になりますか?
動く目地(ワーキングジョイント)では、増し打ちはほぼ3面接着になります。既存シーリングの上に重ねるため底面が固定され、動きを逃がせなくなるためです。サッシ周りなど動きの小さい目地では問題にならない場合もあり、部位で判断が分かれます。
バックアップ材が入っていない見積もりは、安ければお得ですか?
お得にはなりません。1mあたり900円を下回る単価は、バックアップ材やボンドブレーカーの省略、増し打ちで工数を削った結果である場合が多いです。3面接着になれば3〜5年で再工事となり、打ち替え費用が二重にかかります。
3面接着のまま放置すると雨漏りしますか?
割れや剥離が進めば浸水します。目地の切れ目から雨水が入り、防水紙や柱の内部腐食へ進むためです。点検では、目地の中央に走る縦の亀裂や、片側だけ剥がれた状態が3面接着のサインとして多く見つかります。外観で気づいた時点ですでに進行しています。
まとめ
自宅の目地が3面接着かどうかは、完成後の外観では判断できません。見分けられるのは、撤去後から充填前までの施工中だけです。まず見積書で、バックアップ材かボンドブレーカーの記載と、打ち替え・増し打ちの別を確認してください。1mあたりの単価が900円を下回る場合は、部材の省略を疑う根拠になります。工事が始まったら、既存シーリングを撤去した直後と部材を入れた状態の写真を撮ってもらいます。動く目地で3面接着が見つかれば、増し打ちでは直りません。全撤去して部材から入れ直す打ち替えを前提に、工程と費用を確認してください。
自宅の目地が打ち替えと増し打ちのどちらにあたるか、見積書を見ても判断がつかないときは、無料の現地点検で目地の深さと動きを確認できます。イマガワペイントでは撤去後の写真を残しながら施工するため、3面接着になっていないかをその場で確かめられます。単価の根拠まで含めて、気になる点をお寄せください。
本記事は、一級建築士・一級塗装技能士が在籍し、外壁塗装やシーリング工事をおよそ12,000件手がけてきたイマガワペイントの現場知見をもとに構成しています。(2026年11月時点の情報です)
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