【福山市】シーラー・プライマー・フィラーの違い|下塗り材を間違えると起きること

下塗り材は、外壁の素材と今出ている劣化症状の組み合わせで選び分けます。シーラーとは、上塗りの密着を確保し、素地への塗料の吸い込みを抑える下塗り材のことです。自宅がモルタルかサイディングか、ひびや白い粉が出ているかで、シーラー・プライマー・フィラーのどれが要るかは変わります。この違いを押さえると、自分の外壁に合う下塗り材を特定でき、見積書の下塗り指定が妥当かを自分で確認できます。
広島県福山市の外壁塗装、屋根塗装ならイマガワペイントにお任せください。
一級建築士、一級塗装技能士が在籍するイマガワペイントが、今回は「シーラー・プライマー・フィラーの違い|下塗り材を間違えると起きること」についてご紹介します。
外壁塗装について気になる方は、ぜひ参考にしてください。
また、外壁塗装で気をつけるべきポイントについて気になる方は下記の記事で詳しく解説していますので、チェックしてみてください。
シーラー・プライマー・フィラーの違いは?役割を一覧で
シーラーは密着と塗料の吸い込み止め、プライマーは金属部の密着とサビ止め、フィラーは下地の凹凸やヘアクラック埋め。3種は目的も塗る相手も違う下塗り材です。
3つの役割の違い
シーラーとは、下地と上塗りの密着を高め、塗料の吸い込みを止める下塗り材です。プライマーは鉄部・アルミなど金属部の密着確保とサビ止めを担います。フィラーはモルタルの凹凸やヘアクラックを埋める下地調整材で、塗膜に0.5〜1mmの厚みをつけます。
| 下塗り材 | 目的 | 塗る相手 | 塗膜の厚み | 主な外壁 |
|---|---|---|---|---|
| シーラー | 密着・吸い込み止め | 吸い込む下地 | 数μm〜十数μm | サイディング・コンクリート |
| プライマー | 密着・サビ止め | 金属部 | 数十μm | 鉄部・雨樋・アルミ |
| フィラー | 下地補修 | 凹凸のある面 | 0.5〜1mm | モルタル・ひび割れ壁 |
シーラーとプライマーはなぜ混同される?
どちらも密着を高める役割を持つため、呼び分けが曖昧になりがちです。実際にメーカー製品名でも両者を兼ねる商品があります。違いは塗る相手で、金属部のサビ止めまで担うものをプライマーと区分します。
自分の外壁はどれを使う?素材と症状でわかる選び方

基本の下塗り材は外壁素材で決まり、劣化症状で微調整します。モルタルはフィラーまたは微弾性フィラー、窯業系サイディングはシーラー、鉄部やトタンなどの金属部はサビ止めプライマーが基本です。
外壁素材別の基本の下塗り材
| 外壁素材 | 基本の下塗り材 |
|---|---|
| モルタル | フィラー/微弾性フィラー |
| 窯業系サイディング | シーラー |
| ALC | シーラー+フィラー |
| 金属部・鉄部 | サビ止めプライマー |
サイディングにフィラーは使いません。平らな面へ厚塗り材を乗せると膜が浮き、密着不良の原因になります。
劣化症状別の選び分けチェックリスト
- チョーキングや塗料の吸い込みが激しい → シーラーで固める
- ヘアクラック(幅0.3mm未満)や表面の凹凸が目立つ → フィラーで埋める
- 吸い込みが激しい築20年前後の旧モルタル → シーラーで固めてからフィラーを重ねる2層工程
施工12,000件の現場では、福山市・笠岡市など沿岸部の点検で、南面のチョーキングと幅10mm前後の目地シールの劣化が同時に出る住宅が目立ちます。併発したときはシーラー塗布と目地の打ち替えを合わせて判断します。
下塗り材を間違えるとどうなる?起きる不具合と手直し費用

下塗り材の選定を誤ると、数年で透け・膨れ・早期剥離が出て、塗り直しに30万円〜80万円かかります。足場代が再度発生するため、最初からやり直すより割高です。
間違えたときに出る代表的な症状
症状は下塗り材のミスの種類で分かれます。当社の点検でも素材違いの誤用が多く見つかります。
- 吸い込みの強い外壁にシーラーが不足:上塗りがムラになりツヤが引け、1年〜3年で色あせる
- サイディングやひび割れ壁にフィラーを厚塗り:膨れや早期剥離が2年〜5年で出る
- 下塗り1回を省いた手抜きは全面剥離、素材違いの誤用は部分的な不具合という差が出る
やり直しにかかる費用の目安
やり直しは既存塗膜の撤去と再施工で30万円〜80万円です。幅は外壁面積と劣化範囲、撤去の手間で動きます。
足場代が15万円〜25万円、再度まるごとかかる点が割高の理由です。初回に足場代を払っているため、手直しでは二重負担になります。
下塗り材の種類と単価相場|見積書の見分け方
下塗り材の単価は700円〜1,200円/㎡が目安です。材料の粘性や膜厚で幅が出ます。見積書が「下塗り一式」だけなら、材料名・回数・㎡数を確認します。
下塗り材の種類別の単価相場
| 下塗り材 | ㎡単価の目安 |
|---|---|
| シーラー | 700円〜900円 |
| フィラー | 800円〜1,100円 |
| 微弾性フィラー | 900円〜1,200円 |
| サビ止め | 800円〜1,100円 |
微弾性フィラーが高いのは、ひび追従のため厚く塗る分、材料量が増えるためです。
見積書でここを確認する
「下塗り一式」表記のときは、次を確認します。
- 材料名が商品名まで書かれているか
- 使用回数が1回か2回か
- 施工㎡数が外壁面積と合うか
イマガワペイントでは、一級建築士と一級塗装技能士が外壁素材と劣化を見て下塗り材を選びます。素材の吸い込み、チョーキング、ひびの有無を現場で確かめ、材料と回数を決めます。
よくある質問
シーラーとプライマーは同じものですか?
密着と吸い込み防止という中心の役割はほぼ同じです。違いは対象で、プライマーは鉄部や金属部のサビ止めを兼ねる場面で使われます。外壁の塗り替えでは呼び分けが曖昧なことも多く、見積書では材料名より塗る部位と狙いを確認すると取り違えを防げます。
モルタル外壁にシーラーだけで大丈夫ですか?
ヘアクラックや細かい凹凸があるなら、シーラーだけでは不十分です。表面が透けたり段差が残ったりするため、ひびを埋めて肌を整えるフィラーが要ります。劣化が進んだモルタルでは微弾性フィラーを選び、吸い込みが激しい面は2層になる場合もあります。
見積書に『下塗り一式』としか書かれていません。問題ですか?
材料名・回数・㎡数がわからないため、そのままでは妥当性を判断できません。シーラーかフィラーか、1回塗りか2回塗りか、施工面積はいくらかを確認してください。素材に合わない下塗りや回数不足でも『一式』の中に紛れるため、内訳の明記を求めるのが安全です。
まとめ
下塗り材選びは、まず自宅の外壁がモルタルかサイディングかを確認し、次にひび・チョーキング・吸い込みといった症状を見るところから始まります。サイディングはシーラーが基本で、モルタルでひびや凹凸があればフィラー、鉄部はサビ止め兼用のプライマーという順で絞り込めます。手元の見積書を開き、下塗りの材料名・回数・㎡数が書かれているかを確かめてください。『下塗り一式』で内訳が出ていないなら、素材と症状に合っているかを業者に聞くのが次の一手です。
外壁の素材や症状の見極めに迷ったときは、イマガワペイントの無料点検をご利用ください。実際の壁の状態を確認したうえで、必要な下塗り材と回数を内訳つきの見積書でお出しします。今の見積書が妥当か見てほしい、というご相談だけでも対応します。
本記事は、一級建築士・一級塗装技能士が在籍し、外壁塗装をおよそ12,000件施工してきたイマガワペイントの現場知見に基づいて監修しています。(2026年10月時点の情報です)
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