外壁をグレーにしたら後悔する?知っておきたいポイントと注意点
グレーの外壁はモダンやナチュラル、スタイリッシュなどのさまざまなスタイルの住宅に合います。
おしゃれな外壁カラーとしても一目置かれる色だと言えます。
しかし、中にはグレーの外壁にしたことへの後悔を募らせている方も。
そこで今回は、グレーの外壁で後悔する理由について解説します。
広島県福山市の外壁塗装、屋根塗装ならイマガワペイントにお任せください。
一級建築士、一級塗装技能士が在籍するイマガワペイントが、今回は「外壁をグレーにしたら後悔する?知っておきたいポイントと注意点」についてご紹介します。
外壁のデザインや色についてお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
また、おしゃれな外壁についてお悩みの方は下記の記事で詳しく解説していますので、チェックしてみてください。
参照:外壁塗装専門店【イマガワペイント】福山市・笠岡市 -おしゃれな外壁塗装で近隣と差をつける方法
グレーの外壁は本当に人気?
最近、住宅や商業施設でグレーの外壁を見かけることが増えてきました。
実際、グレーはモダンで洗練された雰囲気を演出するため、非常に人気の高い外壁カラーの一つです。
シンプルで落ち着いた印象を与えるため、都会的なデザインやスタイリッシュな外観を求める方々に選ばれることが多いです。
ダークグレーは重厚感と高級感を、ライトグレーは明るさと軽やかさを演出することができ、住む人の好みや建物のデザインに合わせて選びやすいという特徴があります。
さらに、グレーは他の色との相性が良いため、木材や石材などの異素材との組み合わせもバランスが取りやすく、デザインの自由度が高いのも人気の理由の一つです。
また、グレーの外壁はシンプルで中立的な色味であるため、流行に左右されにくいというメリットもあります。
トレンドが移り変わっても、グレーの落ち着いた印象は長く保たれるため、長期間にわたって満足感を得られる選択肢となります。
とはいえ、グレーの外壁はその人気にもかかわらず、注意すべき点もあります。
たとえば、地域や環境によってはくすんだ印象を与えたり、汚れが目立ちやすくなる可能性もあるため、選ぶ際には慎重な検討が必要です。
それでも、多くの建築家やデザイナーから支持され続けていることから、グレーの外壁が「人気色」として定着しているのは間違いありません。
グレーの外壁で後悔するケースとは?
グレーの外壁はそのシンプルさやモダンな印象から人気ですが、実際に選んでみて後悔するケースも少なくありません。
以下のような理由で、期待と異なる結果になることがあります。
1. 汚れやすさが目立つ場合
グレーの外壁は、特に明るいトーンの場合、雨だれやほこり、鳥の糞などの汚れが目立ちやすいことがあります。
特にホワイトやライトグレーに近い色味は、メンテナンスを怠るとすぐに汚れが目立ち、定期的なクリーニングが必要になるため、手間が増える可能性もあります。
2. 暗く冷たい印象になることも
ダークグレーや濃いトーンのグレーを選ぶと、スタイリッシュで重厚感がある一方で、暗くて冷たい印象を与えてしまうこともあります。
特に日当たりが悪い場所や、自然環境が豊かな地域では、グレーの外壁がどんよりとした印象を与える場合があります。
こうした場合、住んでいる人や訪問者にネガティブな印象を与えてしまうことがあり、後悔する原因になりがちです。
3. 周囲の景観との調和不足
自宅の外観は周囲の建物や環境と調和しているかも重要なポイントです。
たとえば、近隣の家がカラフルな外壁であったり、伝統的な日本家屋が多い地域である場合、モダンなグレーの外壁が浮いてしまうことがあります。
これにより、「自宅だけ浮いている」「地域との調和が取れていない」と感じる人も多く、後悔に繋がるケースがあります。
4. 色味が予想と異なる
カタログやサンプルで見たグレーと、実際に外壁に塗られたグレーでは、光の当たり方や周囲の色合いによって印象が大きく変わることがあります。
特に、大面積で塗る外壁では、思っていたよりも暗すぎたり、くすんだりして見えることも少なくありません。
完成してから「思っていたのと違う」と後悔するケースも多いため、シミュレーションや現地での色確認が大切です。
5. 個性が足りないと感じることも
グレーの外壁はシンプルで落ち着いた印象を与えますが、その分、個性やインパクトが薄いと感じることもあります。
シンプルなデザインを好む人にとっては問題ないかもしれませんが、外観にもっと個性を求める人にとっては、物足りなさを感じることがあるかもしれません。
周囲の環境と調和するか?グレー外壁を選ぶ前に確認すべきこと
グレーの外壁は、落ち着いた雰囲気やモダンな印象を与えるため人気ですが、選ぶ際には「周囲の環境との調和」が非常に重要です。
住宅街や自然豊かな地域では、家全体の印象が周りの風景にどのように溶け込むかを慎重に考える必要があります。
以下の項目をチェックしましょう。
- 1. 地域の景観ルールや制約を確認
- 2. 隣家や街並みとの調和
- 3. 自然環境との調和
- 4. 季節や天候による印象の変化を考慮
- 5. サンプルで実際の色味を確認する
外壁の色選びで後悔しないためには、必ず実際のサンプルやシミュレーションで色味を確認することが大切です。
カタログや小さなサンプルでは、実際の建物に塗った時の印象がつかみにくいことがあります。
大きめのサンプルを外壁に貼ってみたり、近隣に似た色の家があれば、参考にすることで、環境との調和をより正確に判断できます。
グレーの外壁は、シンプルかつ洗練されたデザインを求める人にとって魅力的な選択肢ですが、周囲の環境との調和を意識して選ぶことで、後悔するリスクを避け、長く愛される外観を作り上げることができます。
色味の違いで印象が変わる!グレーの種類と選び方のポイント
グレーの外壁は一見シンプルに思えるかもしれませんが、その色味にはさまざまな種類があり、選ぶトーンによって家全体の印象が大きく変わります。
濃淡や混ざる色味によって、モダンでスタイリッシュな印象を与えることもあれば、温かみや柔らかさを感じさせることができます。
ここでは、グレーの種類と選び方のポイントを解説します。
ダークグレー:重厚感とモダンな印象を演出
ダークグレーは、外壁に重厚感や高級感を与える色です。洗練されたモダンな印象を求める方にはぴったりで、特に都市部やデザイン性の高い建物でよく使われます。
また、落ち着いたトーンなので、シャープでスタイリッシュな外観に仕上がります。
ただし、濃い色のため、汚れや傷が目立ちやすい点に注意が必要です。
ライトグレー:明るく軽やかな印象を与える
ライトグレーは、ダークグレーに比べて明るく軽やかな印象を与える色です。
暗すぎず、しかし白ほど主張しないため、どのような環境にも馴染みやすいのが特徴です。
周囲の景観との調和がとりやすく、自然環境の多いエリアや日照が少ない地域でも、家全体を明るく爽やかに見せることができます。
また、ライトグレーは汚れが目立ちにくいという利点もありますが、薄い色味ゆえにくすんだ印象にならないよう、仕上げの素材や質感にも注意を払う必要があります。
ブルーグレー:クールで知的な印象をプラス
ブルーが少し混じったブルーグレーは、クールで知的な印象を与えるグレーの一種です。
スタイリッシュさの中に清涼感があり、都会的な住宅やシンプルなデザインの家によく似合います。
青みがかったトーンは、空や海との調和もよく、海沿いや空が広がるエリアにぴったりです。
ただし、寒色系のため、寒い地域では少し冷たい印象を与える可能性があるため、周囲の環境や気候に合わせてバランスを考慮すると良いでしょう。
後悔しないためのポイント:グレーの外壁で知っておくべき3つの注意点
グレーの外壁はおしゃれでモダンな印象を与えますが、選び方を間違えると後悔につながる可能性もあります。
ここでは、グレーの外壁を選ぶ際に押さえておきたい3つの注意点を紹介します。
色味の微妙な違いが仕上がりに大きく影響する
グレーには「青みがかったグレー」や「茶色に近いグレー」など、さまざまな色味があります。
選ぶ際には、サンプルだけで判断せず、実際に壁に塗った場合のイメージを確認することが大切です。
光の当たり方や周囲の環境によって見え方が変わるため、できれば大きなサンプルを使い、昼間と夜間の両方でチェックしましょう。
汚れの目立ちやすさを考慮する
グレーの外壁は白や淡い色よりも汚れが目立たないと言われますが、濃いグレーは逆に汚れが浮きやすい場合があります。
特に雨だれや埃が付着しやすい部分では、濃い色ほど目立ちやすいです。
後悔しないためには、光沢感のある塗料や防汚性の高い塗料を選ぶと良いでしょう。
さらに、定期的なメンテナンスを念頭に置いておくことも重要です。
周囲の環境や家全体とのバランスを意識する
グレーは万能に見えますが、周囲の家や景観と調和しない場合、浮いてしまうことがあります。
たとえば、周囲の家が白やベージュが多い場合、濃いグレーの外壁が強調されすぎて違和感を与えることも。
また、家全体のデザインや屋根の色とのバランスも重要です。
グレーを選ぶ際は、近隣との調和や全体的な配色計画を事前にシミュレーションするのがおすすめです。
グレーの外壁のデメリット:よくある失敗例とその対策
グレーの外壁はスタイリッシュで人気がありますが、施工後に「思っていたのと違う」と感じてしまうケースも少なくありません。
ここでは、よくある失敗例とその対策を解説します。
事前にこれらを知ることで、満足度の高い外壁を実現しましょう。
色味の違いにショックを受けるケース
よくある失敗例
カタログやサンプルでは理想的だったのに、実際に施工してみると「思ったより暗い」「青っぽすぎる」と感じることがあります。
特にグレーは光の影響を受けやすく、時間帯や天候によって見え方が変化するため注意が必要です。
対策
サンプルは必ず実物大のものを取り寄せ、屋外で確認する。
家全体のイメージをシミュレーションできるツールや業者に依頼する。
濃いグレーに不安がある場合は、少し明るめの色を選ぶ。
汚れが目立つ場所が出やすい
よくある失敗例
「グレーは汚れが目立ちにくい」と言われるものの、濃いグレーでは雨だれや埃が浮き出て目立ちやすくなることがあります。
特に、軒下や窓周りは汚れが集中しやすい部分です。
対策
防汚性の高い塗料を選ぶ。
施工時に撥水加工や防汚加工を追加する。
汚れが気になる部分は定期的に清掃する。特に雨だれは早めの対応が肝心です。
周囲の景観との不調和
よくある失敗例
グレーを選んだ結果、周囲の住宅や街並みから浮いてしまい、「違和感がある」と感じる場合があります。
特に濃いグレーはモダンな雰囲気が強く、伝統的な住宅地ではミスマッチになりやすいです。
対策
周辺環境や隣家との調和を事前に確認する。
グレーの中でもベージュがかった柔らかいトーンを選ぶことで、どの景観にも馴染みやすくなる。
外壁だけでなく、屋根や玄関ドアの色も全体のバランスを考える。
夏場の熱の吸収問題
よくある失敗例
濃い色の外壁は夏場に熱を吸収しやすく、室内温度が上がる原因になることがあります。
エアコン代が増加したと後悔する人も少なくありません。
対策
太陽光を反射する遮熱塗料を使用する。
濃いグレーを避け、明るめのグレーや淡い色を選ぶことで熱吸収を軽減する。
遮熱効果のある窓フィルムや断熱材を併用する。
長持ちする外壁にするには?グレー外壁のメンテナンス方法
グレーの外壁は、そのモダンで洗練された印象が魅力ですが、耐久性を保つためには適切なメンテナンスが欠かせません。
ここでは、グレー外壁を美しく保ち、長持ちさせるための具体的なメンテナンス方法を紹介します。
定期的な洗浄で汚れをリセット
グレーの外壁は、雨だれや埃による汚れが目立つことがあります。
特に濃いグレーの場合、汚れが付着すると全体の印象が暗くなりがちです。
ポイント
年に1~2回を目安に高圧洗浄機やホースを使って洗浄しましょう。
汚れがひどい場合は、中性洗剤を使用して優しくブラシでこすります。
窓枠や雨どいの周辺は汚れが溜まりやすいので、念入りにチェック。
定期的な外壁塗装のメンテナンス
外壁塗料の劣化は、美観を損ねるだけでなく、家全体の保護機能を低下させる原因になります。
特に、色あせやクラック(ひび割れ)が目立つ場合は早めの対応が必要です。
ポイント
一般的な塗料では10年程度を目安に塗り替えを検討する。
耐久性の高い塗料(フッ素系、無機塗料など)を選ぶことで塗り替え頻度を減らす。
再塗装時に同じグレーを選ぶ場合は、少し明るめを選ぶと劣化による色あせが目立ちにくくなります。
コケやカビの予防と対策
湿気の多い環境では、グレーの外壁にコケやカビが発生することがあります。
これらは見た目の問題だけでなく、外壁自体を劣化させる要因にもなります。
ポイント
コケやカビが発生したら、すぐに専用の洗剤で洗浄しましょう。
日当たりの悪い面には、防カビ・防藻効果のある塗料を使用する。
定期的に換気を行い、外壁周辺の湿気を軽減する工夫も効果的です。
ひび割れや傷の早期修復
小さなひび割れや傷を放置すると、そこから雨水が染み込み、外壁の内部を劣化させる原因になります。
これが大きな修繕につながることも。
ポイント
ひび割れを発見したら、早めに補修材で埋める。
定期点検をプロに依頼し、問題がないか確認する。
特に風雨が強い地域では、外壁のチェック頻度を増やすことをおすすめします。
防汚・耐候塗料の選択でメンテナンス負担を軽減
初期段階で防汚性や耐候性の高い塗料を選ぶことで、日々のメンテナンス負担を大幅に軽減できます。
これにより、外壁の美しさを長期間保つことができます。
ポイント
撥水効果のある塗料を使用する。
遮熱効果のある塗料を選ぶと、外壁が紫外線で劣化するリスクを軽減。
まとめ
今回は、外壁をグレーにしたら後悔する?知っておきたいポイントと注意点について解説しました。
どんな住宅にも合うグレーの外壁ですが、注意するべきポイントを押さえなければ、後悔してしまうかもしれません。
悔いのない外壁塗装を行うためにも、グレーの外壁で確認するべきこと、チェックポイントなどを今一度考慮してみてください。
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