【福山市】吹き付けタイル外壁の塗り替え|模様を残す方法と潰す方法

吹き付けタイルの塗り替えは、凹凸模様を残して塗るか、平らに潰して塗るかの2択です。吹き付けタイルとは、下地・主材・上塗りを重ねて表面に凹凸模様をつくった複層仕上げの外壁のことです。選び方で費用も工程も仕上がりも変わります。劣化状態と予算から判断できるよう、費用と工程を並べます。
広島県福山市の外壁塗装、屋根塗装ならイマガワペイントにお任せください。
一級建築士、一級塗装技能士が在籍するイマガワペイントが、今回は「吹き付けタイル外壁の塗り替え|模様を残す方法と潰す方法」についてご紹介します。
外壁塗装について気になる方は、ぜひ参考にしてください。
また、外壁塗装で気をつけるべきポイントについて気になる方は下記の記事で詳しく解説していますので、チェックしてみてください。
吹き付けタイルの塗り替えは模様を残す・潰すの2択
吹き付けタイルの塗り替えは、凹凸模様を残す「吹き放し仕上げ」と、凸部を削って平らにする「ヘッドカット」の2択です。劣化状態と予算で選び分けます。
吹き付けタイルとは何か
吹き付けタイルとは、塗料と骨材をスプレーガンで吹き付け、表面に凹凸模様をつけた複層仕上げの外壁のことです。構造は下塗り・主材(模様)・上塗りの3層で、耐久は最も外側の上塗り材で決まります。イマガワペイントの点検でも、上塗りだけが先に色あせる例が多く見られます。
模様を残す塗り替えと潰す塗り替えの違い
- 残す=吹き放し仕上げ。既存の凹凸を活かし、同じ模様のまま塗り替える
- 潰す=ヘッドカット。凸部をローラーやコテで処理し、平滑な壁面に変える
模様が気に入っていれば残す、汚れが溜まりやすい凹凸を減らしたければ潰す、が基本の分かれ目です。
自宅がリシン・スタッコでないか見分ける
吹き付けタイルは凹凸が滑らかで艶があります。表面が砂状でザラザラならリシン、凹凸が大きく厚みがあればスタッコで、いずれも別工法です。指でなでて艶と滑らかさがあれば吹き付けタイルです。
模様を残す塗り替えと潰す塗り替えの費用はいくら違う?

模様を残す塗り替えは凹凸を活かして塗る工法、潰す塗り替えは下地を平らにしてから塗る工法です。同じ30坪でも、潰す方が10〜20万円ほど高くなります。
㎡単価と30坪の総額目安(表)
| 工法 | ㎡単価(シリコン/フッ素) | 30坪総額 | 工期 | 向くケース |
|---|---|---|---|---|
| 残す | 2,800〜3,800/3,800〜4,800円 | 63〜88万円 | 10〜14日 | 模様が健全・予算を抑えたい |
| 潰す | 上記+1,000〜2,000円 | 73〜108万円 | 12〜17日 | 凹凸に汚れやひび割れが多い |
30坪(約100㎡)の内訳例は、足場15〜20万円、高圧洗浄2〜3万円、下地補修3〜5万円、塗装30〜40万円、付帯部10〜15万円です。㎡単価の幅は塗料グレードと下地補修量で決まります。
潰す塗り替えで費用が上がる理由
ヘッドカットや下地パテで凹凸を平滑化する工程が増えるためです。㎡あたり+1,000〜2,000円前後の上乗せになります。
工程と工期の違い
工期は足場込みで、残す場合10〜14日、潰す場合12〜17日が目安です。下地補修が多い現場は+2〜3日かかります。
吹き付けタイル外壁の塗り替え時期はどう見分ける?
前回塗装から8〜10年、シリコン塗料なら10〜13年が塗り替えの目安です。チョーキングやひび割れが出たら、年数に関わらず点検を検討します。
塗り替えを検討するサイン(チェックリスト)
- チョーキング:外壁を手でこすると白い粉が付く
- 模様の凸部の欠け:吹き付けタイル特有で、点検で多く見つかります
- ヘアクラック:幅0.3mm未満の細いひび割れ
- 構造クラック:幅0.3mm以上のひび割れ
- コケ・カビ:北面や日当たりの悪い面に出やすい
イマガワペイントでは福山市など沿岸部の現場で、塩害と湿気によるコケや北面の劣化を多く確認しています。
放置すると起きること
幅0.3mmを超えるクラックは、Uカットしてシーリングを充填する補修が必要です。放置すると雨水が壁内部へ浸入し、モルタルの爆裂につながります。
残すか潰すかは劣化度でも決まる
ヘアクラック程度なら、模様を残す塗り替えで対応できます。構造クラックが多い外壁は、下地を平らに均す潰す塗り替えが向きます。症状の判定は一級塗装技能士が現場で行います。
塗り替えに使う塗料と耐用年数の選び方
吹き付けタイルの耐久は、模様の色ではなく上塗り塗料のグレードで決まります。下地の傷み具合に合わせてグレードを選び、動きの小さい壁で高弾性を重ねすぎないことが要点です。
塗料グレード別の耐用年数(表)
| 上塗り塗料 | 耐用年数の目安 |
|---|---|
| ウレタン | 7〜10年 |
| シリコン | 10〜13年 |
| ラジカル | 12〜15年 |
| フッ素 | 15〜20年 |
| 無機 | 20年以上 |
下地の劣化が進んだ壁に短寿命のウレタンを合わせると、下地より先に塗膜が切れます。あと10年で建て替える住宅はシリコン、長く持たせたい住宅はフッ素や無機と使い分けます。多彩仕上げは㎡あたり+1,000〜2,000円で、模様と色の質感を残せます。
弾性塗料を重ねるときの注意
弾性塗料は、南面や濃色で夏場に膨れ・変色が出ることがあります。塗膜が熱で軟化し、内部の水分やガスで押し上げられるためです。ひび割れが少なく下地の動きが小さい壁では、微弾性で足ります。
よくある質問
吹き付けタイルの模様は塗り替えで必ず残せますか?
凹凸模様が残っていれば吹き放しで残せますが、必ずではありません。劣化で欠けた箇所は主材を吹き直して復元してから上塗りします。復元面積が広いほど費用は上がり、周囲との模様差も出ます。欠けの範囲を点検で確かめて決めます。
吹き付けタイルにクリヤー塗装はできますか?
凹凸模様の複層仕上げに、クリヤー塗装は基本的に向きません。クリヤーは既存の色柄を透かす塗料で、チョーキングや色あせが進んだ面では劣化まで写します。色を替える・模様を保つなら、着色した通常の上塗りを選びます。
ひび割れがある吹き付けタイルは塗装だけで直りますか?
幅0.3mm未満のひび割れは、塗装だけで対応できます。0.3mm以上はUカットやシーリングで下地を補修してから塗ります。補修が必要なひびが増えるほど費用は数万円単位で上がるため、幅と本数を先に確認します。
まとめ

まず外壁が吹き付けタイルか、リシンやスタッコでないかを見分けます。模様を残す塗り替えは費用を抑えられ、潰す塗り替えは平滑化の手間で㎡単価が上がります。チョーキングやひび割れ、模様の欠けが出ていれば検討時期です。劣化が浅ければ残す、欠けや汚れが広ければ潰すと、状態と予算で選び分けます。塗料は次の塗り替えまでの年数から逆算して選ぶと無駄が出ません。
残すか潰すかは、外壁の凹凸や欠けを実際に見ると決めやすくなります。イマガワペイントでは福山市とその周辺で、無料の外壁点検と見積もりを承っています。模様の状態と劣化度を確認し、費用を見える形でお出しします。
本記事は、一級建築士と一級塗装技能士が在籍し、外壁・屋根の施工をおよそ12,000件手がけてきたイマガワペイントの現場知見をもとに構成しています。(2026年9月時点の情報です)
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