外壁塗装にかかるお金を減らすための賢い選択肢
外壁塗装には当然ながら費用がかかります。
家の外壁のメンテナンスやリフォームに悩んだ時、一番に思い浮かぶのは費用面での不安ではないでしょうか?
外壁塗装にかかる費用を少しでも節約するためには、どのようなものがあるのか、詳しく解説します。
広島県福山市の外壁塗装、屋根塗装ならイマガワペイントにお任せください。
一級建築士、一級塗装技能士が在籍するイマガワペイントが、今回は「外壁塗装にかかるお金を減らすための賢い選択肢」についてご紹介します。
太陽光設置住宅の塗装についてお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
また、外壁塗装の塗り替え費用を抑えるポイントは下記の記事で詳しく解説していますので、チェックしてみてください。
参照:外壁塗装専門店【イマガワペイント】福山市・笠岡市 -外壁塗装の塗り替え費用を抑えるポイント
外壁塗装の費用を見直す理由
外壁塗装は住宅の美観を保つだけでなく、建物を雨風や紫外線から守り、寿命を延ばす重要なメンテナンス作業です。
しかし、その費用は決して安くありません。
一般的な戸建て住宅の外壁塗装には数十万円から百万円以上かかることもあり、多くの人にとって大きな出費となります。
そのため、「本当に必要な費用なのか?」「無駄を省いてコストを削減できないのか?」と見直すことは、家計管理のうえで非常に重要です。
また、外壁塗装の相場や適正価格は、業者や使用する塗料、塗装面積、施工時期によって大きく変動します。
これにより、見積もりを依頼しても価格差が生じやすく、適正価格が分からないまま契約を結んでしまうケースも少なくありません。
適切に見直しを行わないと、「思った以上に高額な請求」「期待した品質が得られない」といった後悔をする可能性があります。
外壁塗装にかかる費用の基本
外壁塗装の費用を構成する3つの主な要素
1. 塗料の材料費
塗料は、外壁塗装の費用に大きく影響する要素の一つです。
塗料にはさまざまな種類があり、性能や耐久性に応じて価格が異なります。
例えば、安価なアクリル塗料は初期費用を抑えられますが、耐久性が低いため頻繁な塗り替えが必要です。
一方、フッ素塗料や無機塗料などの高品質な塗料は初期費用が高くても長持ちするため、長期的に見るとコストパフォーマンスが良い場合もあります。
塗料の相場(1㎡あたりの目安)
- アクリル塗料:1,500~2,500円
- シリコン塗料:2,500~3,500円
- フッ素塗料:3,500~5,000円
- 無機塗料:4,000~6,000円
2. 職人の人件費
外壁塗装は専門的な知識と技術が必要な作業です。
そのため、施工を担当する職人の人件費が費用の中で大きな割合を占めます。
人件費は、施工面積や建物の状態、作業日数によって異なります。
たとえば、傷みが激しい外壁の場合は、下地処理に時間がかかり、その分人件費が増えることがあります。
人件費の相場
- 1人あたり:1日約15,000~20,000円
- 作業日数(平均的な住宅):7~10日程度
3. 足場の設置費用
安全に作業を進めるため、外壁塗装には足場の設置が不可欠です。
足場の費用は建物の大きさや形状、設置環境に左右されます。
例えば、狭い敷地や高層建物では設置が難しくなるため、追加費用が発生する場合もあります。
足場の相場
- 1㎡あたり:700~1,200円
- 一般的な戸建て(30坪前後):約15~25万円
節約のための賢い選択肢
外壁塗装は決して安い工事ではありませんが、ポイントを押さえれば費用を効果的に削減することができます。
ここでは、節約のために実践すべき賢い選択肢をいくつかご紹介します。
これらの方法を取り入れることで、適正価格で質の高い施工を実現し、大切な住まいを守ることが可能です。
複数の業者から相見積もりを取る
外壁塗装の費用を抑えるためには、複数の業者から見積もりを取ることが不可欠です。
1社だけの見積もりでは、価格が適正かどうか判断できません。
3~5社ほどの見積もりを比較することで、相場感を掴むことができるだけでなく、サービス内容や工事の質についての情報も得られます。
注意点
極端に安い見積もりを出す業者には注意が必要です。
安さを強調する一方で手抜き工事や低品質な塗料を使うリスクがあるため、価格だけでなく信頼性も重視しましょう。
長持ちする塗料を選ぶ
塗料の選び方は、外壁塗装の費用を長期的に節約する上で非常に重要です。
例えば、初期費用の安いアクリル塗料は耐用年数が短いため、頻繁に塗り替えが必要になります。
一方、フッ素塗料や無機塗料などの高品質な塗料を選べば、10年以上の耐久性があり、将来的な再塗装の費用を削減できます。
おすすめ塗料の耐用年数と費用:
- シリコン塗料: 耐用年数10~15年/コストパフォーマンスに優れた定番塗料
- フッ素塗料: 耐用年数15~20年/長期的に見ると経済的
- 無機塗料: 耐用年数20年以上/初期費用が高いがメンテナンス頻度が低い
定期的なメンテナンスを心がける
外壁塗装を節約するには、定期的なメンテナンスで劣化を早期に発見し、軽微な状態で対処することが大切です。
ひび割れや汚れを放置しておくと、劣化が進行して大規模な修繕工事が必要になる場合があります。
例えば、防水性を維持するためのクリア塗装やコーキングの打ち替えなど、小さな補修を行うことで、費用の大幅な増加を防げます。
助成金や補助金を活用する
多くの自治体では、外壁塗装に対して補助金や助成金を提供している場合があります。
特に、断熱塗料や遮熱塗料など環境に配慮した塗料を使用した場合に助成が適用されることが多いです。
施工業者に相談したり、自治体のウェブサイトを確認して、利用可能な制度をしっかり調べましょう。
これにより、数万円~十数万円程度の費用を削減できるケースもあります。
オフシーズンを狙って依頼する
外壁塗装には繁忙期とオフシーズンがあります。
春や秋などの気候が安定した時期は依頼が集中するため、業者のスケジュールが埋まりやすく、価格交渉が難しい場合があります。
一方、梅雨明け後の夏や冬などのオフシーズンは、割引や特別プランを提供している業者も多いため、お得に工事を依頼できる可能性が高くなります。
地元の信頼できる業者に依頼する
大手のリフォーム会社は安心感がありますが、地元の業者のほうが人件費や広告費を抑えられる分、費用が安くなることがあります。
また、地元業者は地域特有の気候や外壁のトラブルに精通しているため、的確な施工が期待できます。
選ぶ際には口コミや実績を確認し、信頼できる業者を選びましょう。
範囲を限定した部分塗装を検討する
外壁全体を塗装する代わりに、劣化が激しい部分だけを塗装する「部分塗装」を検討するのも一つの方法です。
特に傷みが少ない場合には、全面塗装を行わなくても十分に住宅を維持できる場合があります。
ただし、部分塗装が有効かどうかは専門業者に診断してもらうことをおすすめします。
時期やタイミングを見極める
外壁塗装の費用を節約するには、施工を依頼する時期やタイミングを見極めることが重要です。
同じ工事内容でも、依頼する季節や外壁の劣化状況によって大きく費用が変わることがあります。
無駄な出費を防ぎつつ、質の高い仕上がりを得るためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
オフシーズンを狙う
外壁塗装業者には繁忙期とオフシーズンがあります。
一般的に、春(4月~5月)や秋(9月~11月)は、気候が安定しているため依頼が集中する繁忙期です。
この時期は予約が埋まりやすく、業者も割引交渉に応じづらいことが多いです。
一方で、夏(7月~8月の梅雨明け後)や冬(1月~2月)は依頼が減少するため、オフシーズンとされています。
この期間は業者が仕事を確保するため、割引キャンペーンや特別プランを提供する場合があるため、費用を抑えるチャンスです。
劣化が軽微なうちに施工する
外壁の状態がひどくなる前に、早めの塗装を行うことも費用を抑えるポイントです。
たとえば、小さなひび割れや汚れの段階で施工を行えば、下地補修の手間が少なく済むため、工事費用が抑えられます。
これに対して、外壁が大きく劣化し、防水機能が失われて雨水が浸入するような状態になると、大規模な修繕工事が必要になり、塗装費用も跳ね上がることになります。
外壁の劣化が進むサイン:
- チョーキング現象(外壁を触ると白い粉が付く)
- 小さなひび割れ(ヘアクラック)
- 塗装の剥がれや変色
早期発見と施工で、トータルコストを抑えましょう。
外壁塗装で後悔しないための注意点
外壁塗装は費用も高額であり、住宅の美観や耐久性に直結する大切な工事です。
しかし、準備不足や誤った選択をしてしまうと、塗装の仕上がりや耐久性に不満が残ったり、予算を大幅にオーバーしてしまうことがあります。
後悔を防ぐためには、事前に注意すべきポイントを押さえておくことが大切です。
ここでは、外壁塗装でよくある失敗やトラブルを防ぐための注意点を紹介します。
価格だけで業者を選ばない
外壁塗装でありがちな失敗の一つは、「安さだけで業者を決める」ことです。
一見お得に見える低価格な見積もりでも、手抜き工事や低品質な塗料の使用が原因で、数年後に再塗装が必要になるケースがあります。
また、工事後に追加料金を請求されるトラブルも少なくありません。
注意するポイント:
- 異常に安い見積もりは警戒する(相場を大きく下回る価格は危険)
- 提示された内容をしっかり確認し、「塗料の種類」「塗装回数」「施工期間」などが具体的に記載されているかをチェックする
信頼できる業者を選ぶためには、口コミや実績を調べることが重要です。
特に地元で評判の業者は、トラブルを避けやすい傾向があります。
契約前に必ず複数の見積もりを取る
外壁塗装の費用は業者や地域によって大きく異なります。
そのため、1社だけの見積もりで決めるのは非常に危険です。
少なくとも3~5社の見積もりを比較し、費用の内訳や施工内容を詳しく確認しましょう。
これにより、適正価格を見極めるだけでなく、必要な工事と不要な工事を判断できます。
使用する塗料の特徴を理解する
塗料は耐久性や防汚性などの性能が異なるため、選ぶ塗料によって仕上がりやメンテナンス頻度が変わります。
業者に勧められるままに選ぶのではなく、塗料の種類や特性を自分でも調べ、ライフスタイルや予算に合った塗料を選びましょう。
確認すべきポイント:
- 塗料の耐用年数(短すぎるものは避ける)
- 防水性や遮熱性などの機能が自宅に必要かどうか
- メンテナンス費用も含めたトータルコスト
塗装工程をしっかり確認する
外壁塗装は「下地処理」「下塗り」「中塗り」「上塗り」という工程を経て行われます。
このうち、下地処理が不十分だと塗装の耐久性が低下し、すぐに剥がれたり劣化したりする原因になります。
注意点:
- 「下地処理」や「塗装回数」が見積もりに記載されているかを確認する
- 塗装回数は必ず3回以上行われるか確認(中塗り・上塗りを省略する業者も存在)
工事が始まった後も、進捗状況をチェックし、約束通りの工程が行われているか確認することが大切です。
契約内容を細かく確認する
工事前に契約内容を十分に確認していないと、後で追加料金を請求されることがあります。
また、仕上がりに不満があった場合でも、口頭でのやり取りだけでは対応してもらえないこともあります。
確認すべき契約内容:
- 見積もりの内容が詳細に記載されているか
- 工事後の保証内容(保証期間や対象範囲)
- 塗料の種類・メーカー・色が明記されているか
契約書に不明点があれば、納得がいくまで業者に説明を求めましょう。
工事後のアフターフォローを確認する
外壁塗装は、工事が完了してからが本番です。
塗装後に不具合が発生した場合に備え、業者がどのようなアフターフォローを提供しているのかを確認しておきましょう。
保証が充実している業者であれば、トラブルがあった際も安心です。
確認すべき保証内容:
- 保証期間(一般的には5~10年が目安)
- 保証対象(剥がれやひび割れ、色褪せなど)
- アフター点検の有無
まとめ
今回は、外壁塗装にかかるお金を減らすための賢い選択肢について詳しく解説しました。
外壁塗装は適切な準備と確認を行うことで、トラブルを防ぎ、満足のいく仕上がりを実現できます。
価格や見積もりだけでなく、工程や保証内容、業者の信頼性をしっかり確認することが重要です。
外壁塗装は大切な住まいを守るための投資です。
後悔しない選択をするために、情報を集め、賢く計画を立てましょう!
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